窓ぎわのトットちゃん の商品レビュー
相変わらずすごいわー……。 最初に読んだのは、親が買い与えた小さな頃。その頃は楽しそうな小学生の日常だ!と思っていたんだけど、大人になるにつれて、「これはすごい」と思う。 最近学級崩壊が叫ばれているけれど、あれは所詮、社会の枠組みで子供たちを管理しようとしているからで(そ...
相変わらずすごいわー……。 最初に読んだのは、親が買い与えた小さな頃。その頃は楽しそうな小学生の日常だ!と思っていたんだけど、大人になるにつれて、「これはすごい」と思う。 最近学級崩壊が叫ばれているけれど、あれは所詮、社会の枠組みで子供たちを管理しようとしているからで(それが悪いという意味ではなくて、時代の流れでそうなっていると思うんだけど)。 この本の中の先生や大人たちは「自分でどうあれば子供が一番かと考えてそれを揺らぎなく実行し責任を取る」ひとたちなんだよね。子供たちと正面から向き合ってる。愛している。 そうされたら子供だって嬉しくないわけがない。 ただ、いまこれができるかと言えば疑問ではある。 憧れとすこしの寂しさの見える本。
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http://saiteikoushinhindo-tukiichi.dreamlog.jp/archives/51290059.html
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誰もがトットちゃんのような小学校生活を送りたいと感じるだろう。誰もが感じることなのに、どうして実現不可能なんだろうか?そこには、大人が子供に抱くエゴが関係しているように思う。 文章は小説として褒められた書き方ではないのだが、話し言葉のような文章が、「トットちゃん」が小説を書いてい...
誰もがトットちゃんのような小学校生活を送りたいと感じるだろう。誰もが感じることなのに、どうして実現不可能なんだろうか?そこには、大人が子供に抱くエゴが関係しているように思う。 文章は小説として褒められた書き方ではないのだが、話し言葉のような文章が、「トットちゃん」が小説を書いているような錯覚を覚えさせ、また、内容が稚拙な文章を上回っている。 特に、教育者は読むべき一冊だ。
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<内容>「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の...
<内容>「きみは、ほんとうは、いい子なんだよ!」。小林宗作先生は、トットちゃんを見かけると、いつもそういつた。「そうです。私は、いい子です!」 そのたびにトットちゃんは、ニッコリして、とびはねながら答えた。――トモエ学園のユニークな教育とそこに学ぶ子供たちをいきいきと描いた感動の名作。
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小学生のときに読んでよかったなと思う一冊。 新聞紙が置いてあったら迷わず助走をつけて、飛び込んだら肥溜めだったりしちゃうおてんばな女の子のお話。 信号待ちのときに「よーい、ドン」の「よーい」のポーズをするの、まねしたら、知らないおばさんに怒られました。 そんなトットちゃんが3ヶ月...
小学生のときに読んでよかったなと思う一冊。 新聞紙が置いてあったら迷わず助走をつけて、飛び込んだら肥溜めだったりしちゃうおてんばな女の子のお話。 信号待ちのときに「よーい、ドン」の「よーい」のポーズをするの、まねしたら、知らないおばさんに怒られました。 そんなトットちゃんが3ヶ月で小学校を退学になって入ったトモエ学園。子ども心に、こんなに素晴らしい学校があるのかと感じるものがありました。 子どものうちに、自分らしく、楽しく、元気に、ということ、世の中には素敵な人がいるよ、ということ、知ることができた本だと思います。
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図書館。 新型インフルにかかって外出できず、娘に頼んで借りてきてもらった。 子どものときは「もどしとけよ」とか面白おかしく読んでいたけど 今読むと涙が止まりません。 自分が読んだ後、子どもと一緒に読んでいます。 まだ「海のものと山のもの」まで。 娘が毎晩楽しみにしてくれていて...
図書館。 新型インフルにかかって外出できず、娘に頼んで借りてきてもらった。 子どものときは「もどしとけよ」とか面白おかしく読んでいたけど 今読むと涙が止まりません。 自分が読んだ後、子どもと一緒に読んでいます。 まだ「海のものと山のもの」まで。 娘が毎晩楽しみにしてくれていてちょっとうれしい。
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小学生のころ、母親が寝る前に少しずつ読み聞かせてくれました。 戦争のこと、大切な友達との別れなど、子供心に深く刻み込まれました。読んでもらった当時、トットちゃんと同じ小学生だったから、より印象が強かったんだと思います。 自分の子供にも、同じように読んであげたい1冊。
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黒柳徹子が自身の幼少期を綴った自伝です。小学校1年生にして学校側から退学を勧められるという衝撃的なエピソードに始まり、転校先のトモエ学園でのびのびと成長していくトットちゃんの様子には目が離せません。個性とは何なのか、教育とは何なのか、生きることとは何なのか、小さなトットちゃんが目...
黒柳徹子が自身の幼少期を綴った自伝です。小学校1年生にして学校側から退学を勧められるという衝撃的なエピソードに始まり、転校先のトモエ学園でのびのびと成長していくトットちゃんの様子には目が離せません。個性とは何なのか、教育とは何なのか、生きることとは何なのか、小さなトットちゃんが目の当たりにする様々な出来事を通じて、自由の本質を考えさせられます。読みやすい言葉遣いと、いわさきちひろの優しい挿絵がとてもマッチしている素敵な1冊です。
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小学生くらいの頃から我が家の本棚にあった古株さんです。 黒柳徹子よりもトットちゃんを先に知っていて、黒柳徹子とトットちゃんが結びついたときの衝撃が大きかったのを覚えています。
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ずっと昔に読んだことがあるけれど、忘れてしまってるなあと思っていた本。実家に帰った時(2006年6月)に読んでみた。実家にあったのは亡くなった祖母が買った1982年6月の第52刷版のもの。 読み直してびっくりした。断片的にではあるけれど、かなりはっきりとした記憶で覚えていたことが...
ずっと昔に読んだことがあるけれど、忘れてしまってるなあと思っていた本。実家に帰った時(2006年6月)に読んでみた。実家にあったのは亡くなった祖母が買った1982年6月の第52刷版のもの。 読み直してびっくりした。断片的にではあるけれど、かなりはっきりとした記憶で覚えていたことがたくさんあったのだ。忘れていたことを明確に思い出したような気持ちでいっぱいになった。「海のものと山のもの」「もどしとけよ」は、近所の商店でデンブを買ってもらった時のことや、昔汲み取り式だった頃の家の汲み取り口付近をイメージして読んでたことも思い出した。「畠の先生」も「トドロキケイコクハンゴウスイサン」は言葉を読んで昔強く印象に残っていたなあと思い出した。 今回ふと思ったのだけれど、この物語のトットちゃんは小学1年生で最初に入学した学校を退学になり、物語の舞台になったトモエ学園に転校し、それはそれは素晴らしい楽しい毎日を送っていた。私は最初に入学した小学校を3日行っただけで新しい学校に転校して、(親の転勤が決まった時期と、小学校の入学手続き上の事務的な処理の事情だったそうだ)その学校でとても楽しく過ごした。小さな頃の私がいつトットちゃんを読んだのかは全然覚えていないけれど、小1で新しい学校に行く、という珍しい経験を私もしている、トットちゃんと一緒だ!と、当時は全く気がつかなかったけど、心のどこかで感じ取っていたのかもしれない、だから覚えていることも多いのかなあと思った。 今は私も大人になり、トットちゃんではなく、先生や親に近い世代になった。「ママは、『何々をしなさい』とかは、決していわなかったけど、トットちゃんが『何々をしたい』というと『いいわよ』といって、別に、いろいろ聞かずに、子供では出来ない手つづきといった事を、かわりにやってくれる」ような母親になれるだろうか。あとがきで触れられてるように、退学になったことや次の学校でもダメだったら「どうするの!」なんて言ってしまうような大人になってしまいそうではないだろうか?プールは裸で、と聞いて、その根底にある目的や願いを理解できるだろうか? 「こんなに長い時間、自分の話を聞いてくれた人はいなかった」「その長い時間のあいだ、一度だってあくびをしたり、退屈そうにしないで、トットちゃんが話してるのと同じように、身をのり出して、一生懸命、聞いてくれた」校長先生のような姿勢で子供と向かい合えるだろうか(小1の子供の4時間の話という迫力すごさ)。高橋君が感じた「トモエに最初に行った日のこと」が分かるだろうか。 大人になっても先生の教えが残っていて、違った角度から見てこんなに深い意味があったのだと気付く。あの教えがあったから今までの自分がある。そんな先生や学校に出会えたら幸福だなあと改めて思う。
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