ちいさいモモちゃん の商品レビュー
小さい頃家にあったが人形の絵と野菜がももちゃんが生まれた祝いに食べてと訪問する話やもっと後の話でお父さんが帰るのが遅くて靴だけで帰ってきたりの怖い記憶しかなくて子どもながらにこれは怖い本と避けていた。 大人になりこのシリーズと花咲山の絵本、ちいちゃんの影帽子が記憶に残ったので今...
小さい頃家にあったが人形の絵と野菜がももちゃんが生まれた祝いに食べてと訪問する話やもっと後の話でお父さんが帰るのが遅くて靴だけで帰ってきたりの怖い記憶しかなくて子どもながらにこれは怖い本と避けていた。 大人になりこのシリーズと花咲山の絵本、ちいちゃんの影帽子が記憶に残ったので今回児童図書で見つけたので再読してみた。
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児童書のなかでも多くの人が知っているであろう、有名なシリーズ。名前は知っていたが……なんと読んだことがない! 小学生のときの私ときたら、かいけつゾロリシリーズだの、忍たま乱太郎シリーズだの、わかったさんこまったさんシリーズだの、怪談レストランシリーズだの(これは作者の松谷みよ子さんが関わっていた!知らなかった!)、思い返してみれば非日常のファンタジーちっくな物語にばかり目を奪われ、手にとったことがなかった、のだった……。あともうふたつ言い訳させてもらうのなら、このシリーズは学校の図書館でもいつも借りられていて、クラスでも可愛い女の子たちがキャッキャしながら借りてたもんで、なんとなあく手に取りづらいまま時は過ぎてしまったのだった……。 ところが、それから20年以上の時を経て、ようやく手にとったのは、「十歳までに読んだ本」で紹介されていたからである。自分が十歳までに読んだ本でひとつ挙げるならば「きつねのでんわボックス」なのだが(これも非日常感のある物語)、ああ、このモモちゃんて子の本読んだことないなあ、読んでみようかなあと思ったのがきっかけだった。 面白いなあと思うのが、リズムがよくて、ねこはしゃべるし擬音語がたくさん使ってあって、読んでいて楽しい。読み聞かせてくれる人がいたら、読んでいたかもしれない……。 まだ1冊しか読んでいないのでこれからどうなっていくのか、楽しみで仕方ない。
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角田光代さんが子どもの頃好きだった本。 ちいさいモモちゃんの、現実とメルヘンな世界が地続きになってるような優しい世界を私も一緒に楽しめた。
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モモちゃんが主人公だからどうしても子ども目線なのだろうけど、それにしても、お父さんの存在感がほとんどゼロ。昔からそんなものなのかしら。お母さんは働いているし。全然変わらないのね。
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たったちゃんとたあたちゃんが出てこなかったよ(お母さんが、出てくると言っていたのに)。モモちゃんがかわいかった。小さい子が好きだよ。 *図書館で借りた本
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私は幼少期に本作を読み、今回で二度目となるのだが、読む時の年齢によって楽しみ方が異なると感じた。黒猫が人間と会話をしたり、野菜やお菓子が家を訪ねてきたり、不思議なエピソードがたくさん登場する。この様なエピソードが子どもたちにとっては想像力を掻き立てられる要素となるのだろうと思った...
私は幼少期に本作を読み、今回で二度目となるのだが、読む時の年齢によって楽しみ方が異なると感じた。黒猫が人間と会話をしたり、野菜やお菓子が家を訪ねてきたり、不思議なエピソードがたくさん登場する。この様なエピソードが子どもたちにとっては想像力を掻き立てられる要素となるのだろうと思った。一方で、モモちゃんの成長過程が正確に描かれている。大人(特に子どもを持つ親御さん)はアルバムを見るように、これからの子どもの成長を思ったり、今までの成長過程を振り返って感慨に耽るのだろうと思った。
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とても可愛いモモちゃん 昔読んだことあるけど、すっかり忘れていました。 松谷みよ子さんの本ということと、図書館の司書のお姉さんが、子供の頃読んで怖かったというので、興味が出て読んでみました。 面白かったですが、今の私には、ピントが合いませんでしたが、たくさんシリーズがあるので、読...
とても可愛いモモちゃん 昔読んだことあるけど、すっかり忘れていました。 松谷みよ子さんの本ということと、図書館の司書のお姉さんが、子供の頃読んで怖かったというので、興味が出て読んでみました。 面白かったですが、今の私には、ピントが合いませんでしたが、たくさんシリーズがあるので、読んでみたい気もします。
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モモちゃんがうまれたのは、なつでした。 青いそらに、お日さまがぴかぴかひかって、あんパンみたいなくもが、いっぱいとんでいました。 おへやの中では、はとどけいが、ポッポー、ポッポーって二つ、ねむそうになきました。 そのときですよ、モモちゃんがうまれたのは。おぎゃあ、おぎゃあって...
モモちゃんがうまれたのは、なつでした。 青いそらに、お日さまがぴかぴかひかって、あんパンみたいなくもが、いっぱいとんでいました。 おへやの中では、はとどけいが、ポッポー、ポッポーって二つ、ねむそうになきました。 そのときですよ、モモちゃんがうまれたのは。おぎゃあ、おぎゃあってないてね。 赤ちゃんのモモちゃんが、3歳になるまでのすくすくと育つ様子が、優しい語り口で語られます。 モモちゃんの成長は、ママやパパ、クロネコのプー、にんじんさんやじゃがいもさん、もぐらさんやうさぎさん、そして「あかちゃんのいえ」の先生たちやお友達たちが見守っています。 モモちゃんはクロネコのプーとけっこんしきごっこをしたり、お友達のコウちゃんとカバさんの散髪をしたり、嫌いって言っちゃったから泣きながら逃げ出してしまったにんじんさんを追いかけたりします。 そしてママは、大きくなるモモちゃんのためにパンツを30枚作ったり、ももちゃんを「あかちゃんのいえ」に預けて毎日働いて、帰ってきたらぎゅっとモモちゃんを抱きしめます。 なんとまっすぐな成長とそれを見守る眼差しのおおらかさ。 人間がのびのびすくすく育つというそのものがお話に現れています。 モモちゃんはもうあかちゃんじゃないもん、もうおおきいんだもん! 風にも負けずに走り出すモモちゃんの、小さいけれど力強い姿が胸に響きます。
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ずいぶん昔に黒姫童話館で懐かしく買ったもの。 子どもにあげようと読み返して、ボロボロ泣いてしまった。 子どもの頃、妹が産まれて、母の手が私に回らなくなり、ひらがなを覚えて絵本に夢中になったこと。図書館で一人で読みながら、モモちゃんとプーの関係が羨ましかったこと。 この巻ではない...
ずいぶん昔に黒姫童話館で懐かしく買ったもの。 子どもにあげようと読み返して、ボロボロ泣いてしまった。 子どもの頃、妹が産まれて、母の手が私に回らなくなり、ひらがなを覚えて絵本に夢中になったこと。図書館で一人で読みながら、モモちゃんとプーの関係が羨ましかったこと。 この巻ではないけど、パパが「お客さん」になったという表現でうっすら「離婚」というものが世の中にあることを知ったこと。 いろんな気持ちが鮮やかに蘇った。 そして、いま、自分が親に、それもモモちゃんのママと同じ「働くお母さん」になって、ママの、モモちゃんへの気持ちが自分に重なる。 子どもが生まれたばかりの頃のこと、離乳食につぶしたお芋やにんじんを食べさせたこと、おむつを卒業するためにパンツをたくさん用意した頃のこと、初めて保育園に連れて行った時のこと…… モモちゃんのためにプーが「あかちゃんのうち」へ駆けていってくれるなんて、きっと作者の松谷さんも、お子さんにそうして存在があってくれたらいいなと描いたのだろうと思ったり。 お迎えが遅くなったママに怒ったモモちゃんが、他の怒ったあかちゃんたちと、雲の上へ電車で登っていってしまう切なさ。 いろんな感情が溢れて止まらなくなった。 親から子どもへ、そして更にその子どもへ、時代が変わっても普遍的な思いを読み継いでいきたい、そんな作品だなと改めて思った。
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なつかしい〜 カレーの材料が来る話も、 パンツの歌も、 プーのことも、ちゃんと覚えてた!! 小さい頃から繰り返し読んだんだなぁ 古き良き日本がここにある、って感じ
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