エルマーと16ぴきのりゅう の商品レビュー
シリーズ三作目にして完結作。りゅうの子がそらいろ高原にあるわが家へ帰ると、15匹の家族みんなが人間たちに洞穴に閉じ込められていた。りゅうの子はエルマーに助けを求め、一緒に家族を救い出すために奮闘する。 シリーズ通して思うのは、結構空を飛んだり移動のシーンが多いけど、全ての作品...
シリーズ三作目にして完結作。りゅうの子がそらいろ高原にあるわが家へ帰ると、15匹の家族みんなが人間たちに洞穴に閉じ込められていた。りゅうの子はエルマーに助けを求め、一緒に家族を救い出すために奮闘する。 シリーズ通して思うのは、結構空を飛んだり移動のシーンが多いけど、全ての作品でまず最初に地図があり、挿絵の多さもあいまってかなり想像がしやすい。長く読み継がれているのは、ストーリーの面白さや絵の魅力だけでなく、読みやすさあってこそだと感じる。 また表情豊かな登場人物が多いが、主人公のエルマーだけはあまり表情がなく淡々としている。エルマー自身の人格はあえてはっきりとさせず、読者エルマーに自身を重ねやすいよう配慮されていると感じる。 エルマーは対立するのではなく、あらゆる知恵や身の回りにある物を活用して、目の前の問題を解決していく。相手を思いやる心、また自分で考えて行動することの大切さが詰まった物語だと思う。
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エルマーの策略が冴えわたる。りゅうの家族を助けることができた!個人的にはあおにゅうどうに対するワゴンさんの執着が面白かった。
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エルマーのぼうけん第3巻。りゅうが家をめざして飛ぶところから。人間に見つかりそうになると動物が助けてくれたり、ボリスが知恵を絞って人間から家族を助けようとしたりする。個人的には家族の紹介場面が好き。挿絵は白黒だけど、描写や設定が細かいので原画を見たくなった。
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エルマーはりゅうの家族も助けることが出来て、やっとホッとしたことだろう。 この冒険、なかなか大変だった。 小さな子ども達には楽しめるかな。 うちの孫はりゅうの人形と大変仲良しになったようだ。
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来年の年賀状に使う「龍」題材を探していたところ、立川で開催されていたエルマー展を見つける。エルマーの冒険は子供の頃最も好きだった本の一つだ! りゅう、いいね。この竜と本を持った娘素材にして作ろうと思い、本書を買い、娘にモデルの交渉をして(Myojo1冊分のギャラで話がまとまる)立...
来年の年賀状に使う「龍」題材を探していたところ、立川で開催されていたエルマー展を見つける。エルマーの冒険は子供の頃最も好きだった本の一つだ! りゅう、いいね。この竜と本を持った娘素材にして作ろうと思い、本書を買い、娘にモデルの交渉をして(Myojo1冊分のギャラで話がまとまる)立川へ。 立川へ行く間、40年ぶりにこの本を再読、そうそうエルマーがとても敵わなそうな相手に、身近な道具と知恵で立ち向かうところにワクワクしていたんだ!とあの頃の気持ちを思い出す。一番好きだったのは「エルマーとりゅう」だったかな。
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前2作と比べて、自分たちとは違う生物を排除せず、それぞれの場所で共存していこうというメッセージ性が強く伝わる1冊。 りゅうの家族を助けるというはっきりした目的に向かってストレートに進む物語なので、いい意味でとっ散らかったというか、遊び心あるディテールいっぱいだった前2作の方がどちらかというと好き。 でもりゅうたちが笛とラッパを吹き鳴らしながら、一斉に空に飛び立つラストは圧巻。エルマーの計画を聞いた後の、りゅうたちの「ふぐふぐ」という「りゅうわらい」も可愛くて印象的。
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本作でりゅうのこどもの名前がボリスであることが明かされるが、ボリスを探す人間の「あおにゅうどう」という呼び方も絶妙で忘れがたい。「わかめ町」「わかめわん」という地名の和風インパクトも忘れがたい。 ボリスのきょうだいの名前からはハムレットを連想した名前もあったが(ガートルードとホレイショ)、たまたまだろうか。エルマーの家族が揃うシーンの絵は圧巻で、きょうだいの体の柄を見るのも楽しい。 本作でもエルマーの几帳面な用意周到さが発揮される。 すべて音色の異なる楽器を2種類、ふえとらっぱを16個ずつ用意するという徹底ぶり。行きには必要のなかった帰りの電車賃まで用意していて、その計画性には頭が下がる。 今回はボリスの家族の救出のために事前に計画を立てていた上の準備だったが、『エルマーのぼうけん』で同じものを複数(虫めがねを6つ、など)用意したりしていたのも、どうぶつ島での具体的な展開を見越した上での準備だったのだろうか。準備日にはランチに一度家に戻ったりして家族に怪しまれないような行動をしているが、ここぞという日には朝(昼)帰りも辞さないエルマー。 いたチョコ六まいとほしいちじく六はこ(むはこ!)がおいしそうで、読みながら食べたくなってしまった。
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りゅうの名前はボリスということが三作目にして遂に判明!そしてりゅう家族を人間の魔の手から守って終了、凄いぞエルマー!!三作まとめて、ステキなお話でした、齢50目前ではありますが、遂に読めて良かったです。
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小学2年生の子どもに毎晩の読み聞かせで、一緒に読みました。お話は、子どもが工夫してピンチを切り開く冒険ものです。りゅうが本当に可愛らしくて、親の方がハマってしまいました。 立川で開催されたエルマーとりゅう展にも、2人で行き、良い思い出になりました。
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スチーム・シャベル(この名称も時代を感じる…今ならショベルカーってことなんかな…??)から首を出すりゅうの子とエルマーが再会する挿絵、なんだか泣けてしまった… あとやっとりゅうの子の名前がボリスだって分かってエルマーがちゃんと呼ぶシーン なんか…ええやん、そういうの……
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