疲れすぎて眠れぬ夜のために の商品レビュー
昔からへんなタイトルの本だなあ、と思っていたけれど、今ならよくわかる。そういうことがありうることを。 ただ、初期の内田さんの本だからか、ちょっと文章が硬い感じがする。 でも、外部の声を聴こうとするときが、最もリラックスするというメッセージは金言であるように思う。
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哲学が得意とする批判的な見方は、様々なことに対して考えさせられるヒントが散りばめられていると思う。 正しい、当たり前と思われているものが何の前提をもとにして成り立っているのか、それは今目の前にあることにも適応されるのかを批判的に、健全に考えることに哲学の営みは近い。 この本は今の...
哲学が得意とする批判的な見方は、様々なことに対して考えさせられるヒントが散りばめられていると思う。 正しい、当たり前と思われているものが何の前提をもとにして成り立っているのか、それは今目の前にあることにも適応されるのかを批判的に、健全に考えることに哲学の営みは近い。 この本は今の社会にあるリアルなテーマを基に話をしているので、結果として肩の力が抜けるような、どこかほっとさせられる本になっていた。
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あまりに面白くて読むのが止まらず、「眠れぬ夜」になって しまった一冊。 こういう見方もあるのか、という新たな気づきをずいぶん もらった。なんだぁこいつぁ、とお怒りになる御仁もいるん でしょうが、最後には、なるほど、と思わず納得してしまう ような話が満載。 中でも、...
あまりに面白くて読むのが止まらず、「眠れぬ夜」になって しまった一冊。 こういう見方もあるのか、という新たな気づきをずいぶん もらった。なんだぁこいつぁ、とお怒りになる御仁もいるん でしょうが、最後には、なるほど、と思わず納得してしまう ような話が満載。 中でも、アメリカは女性嫌悪の国であり、その国で生まれた 西部劇というのは、フロンティアの男たちのトラウマを癒す ための物語だという指摘は、面白かった。 ワタシの中でスッと落ちた。 人気が高いというこの内田さんのブログ、これからはマメに チェックだ。
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疲れた時に読むともっと疲れるかな...。 理論が極端だと思う。「なるほど、そういう見方もあるか」と腑に落ちるものもあるが、それでも「こういう考えをする人は愚かだ」とバッサリされてて、言い方がキツイので読んでてつらい。 人の言葉に影響されやすい若いうちは読まないほうがよいと思った。
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目次:Ⅰ 心耳を澄ます、Ⅱ 働くことに疲れたら、Ⅲ 身体の感覚を蘇らせる、Ⅳ 「らしく」生きる、Ⅴ 家族を愛するとは
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さすがに今読むと「ん?それはないんじゃないか?」ってところが多いなー。特に資本主義に関する所あたりは詭弁といってもいい。 ま、それにしてもほんと、七色の論理。さっと読むと「おおその通り!」とうなずかざるを得ない説得力はある。 しかし文庫版のあとがきはひどいぞ。 「今読み返すとだ...
さすがに今読むと「ん?それはないんじゃないか?」ってところが多いなー。特に資本主義に関する所あたりは詭弁といってもいい。 ま、それにしてもほんと、七色の論理。さっと読むと「おおその通り!」とうなずかざるを得ない説得力はある。 しかし文庫版のあとがきはひどいぞ。 「今読み返すとだめなことを多く言っている」という自己総括があるんだが、いやそうであれば加筆修正してその旨を付記するなり、そもそも文庫版を出さないなりをするのが誠実な態度では?あとがきでさらっと言及して「それでもいいのだ」と開き直ることじゃないだろうよ。
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内田樹のエッセイ。タイトルと内容はそこまで関連していない。 ・「らしく」ふるまう事は必要。 ・そのために「型」がある。 ・礼儀はディフェンスである。日本人はそれが弱い。 ・日本人は他者志向(恥の文化)である。 ・群をともにしたがる。 ・自分の直感にも耳を傾けるべき。 ・どんな制...
内田樹のエッセイ。タイトルと内容はそこまで関連していない。 ・「らしく」ふるまう事は必要。 ・そのために「型」がある。 ・礼儀はディフェンスである。日本人はそれが弱い。 ・日本人は他者志向(恥の文化)である。 ・群をともにしたがる。 ・自分の直感にも耳を傾けるべき。 ・どんな制度にも賞味期限がある。 ・核家族は不完全。 ・核家族におじさん、おばさんを1人加えると良い。
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利己的な人間が増えた? らしく生きるとはどういうこと? 個性とはいったい? 家族の愛情至上主義は限界? 周りとの考え方のずれ、違和感を感じたら 読んでみると、答えが見つかるかも。
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読んでから時間がたったせいもあるが、何が書いてあったか全く覚えていない。つまりは、私にとってはその程度の本だったということなのだろう。 以上
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村上春樹の小説の主人公が不条理に巻き込まれた際のディフェンス戦略がディセンシーという見解が面白い。礼儀正しさは身を守る。満足度6
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