ホームレス中学生 の商品レビュー
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中学生といえば、親に反抗のひとつやふたつ、している年頃だ。その時期に一家が「解散」となり、公園でホームレス生活を送ることになった少年は、何を思ったのか。決して上手くはない文章から、滲み出る想いが心に染みる。
TKS
中学生にしてホームレスとに。昨日まであったあったかい家、美味しいご飯、気持ちいいお風呂、当たり前にあるトイレ…これらが一切無くなり公園生活に。さらりと書いてあるがどの話も壮絶すぎて信じられない…のは私がぬくぬく生活しているからだろうか。著者の今は亡き実母への思いがまた泣ける。
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生きていけない状況でも、助けを求めないと救いの手は伸びてこないのだなと思いました。子供だけ残された状況でも、公園で生活しても、意外と周りはわからないんだなって。 辛い状況を乗り越えていけて本当に良かった。周りの人たちの温かい支援にも心が温まりました。 しかし、生きるか死ぬかであっ...
生きていけない状況でも、助けを求めないと救いの手は伸びてこないのだなと思いました。子供だけ残された状況でも、公園で生活しても、意外と周りはわからないんだなって。 辛い状況を乗り越えていけて本当に良かった。周りの人たちの温かい支援にも心が温まりました。 しかし、生きるか死ぬかであっても、助けを求める手段を知らない人がきっとたくさんいて、見過ごされてることがいっぱいあるんだろうなと思いました。 相談できる力、情報があるかないかって大きいなと思いました。
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今頃読了。 お笑い芸人でブレイク(ごめん、ネタは覚えてない)した田村裕の半生のお話? 父親の「解散!」という一言で家族が離散。 中学生の主人公は「大丈夫」と言って公園ぐらしを始める。 父親は無責任だと思うけど限界まで頑張ったのだと思いたいなあ。 とはいえその父親を憎まないとい...
今頃読了。 お笑い芸人でブレイク(ごめん、ネタは覚えてない)した田村裕の半生のお話? 父親の「解散!」という一言で家族が離散。 中学生の主人公は「大丈夫」と言って公園ぐらしを始める。 父親は無責任だと思うけど限界まで頑張ったのだと思いたいなあ。 とはいえその父親を憎まないというのはすごい。 周りの人の親切なのもなかなかすごいなと思った。
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5~6年前に話題になったベストセラーだ。 なぜ今頃こんな本を、だが、つい先日、夫婦の会話の中でなぜかこの本の事が話題になり、実は家にあるよとの事。 息子が中学生だか高校生の時に、読書感想文を書く為に入手したらしい。 芸人が書いた本なんて特に興味もなかったが、積ん読書も無くなった...
5~6年前に話題になったベストセラーだ。 なぜ今頃こんな本を、だが、つい先日、夫婦の会話の中でなぜかこの本の事が話題になり、実は家にあるよとの事。 息子が中学生だか高校生の時に、読書感想文を書く為に入手したらしい。 芸人が書いた本なんて特に興味もなかったが、積ん読書も無くなったので読んでみた。 いや、普通に面白い本です。 久しぶりに泣けました。 確かに文章は上手じゃない部分もあるかもしれませんが、愛に溢れた素敵な内容でした。 実話かどうかなんてどうでもイイです。 読後感がとてもよかったです。 読んだ後、暖かい気持ちになりました。
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田村さんの経験や葛藤などの気持ちがひしひしと伝わりました。中学、高校と思春期の男子には厳しい環境のなか、文章からはいつも感謝の気持ちが書かれていました。 兄や姉への感謝 父への感謝 母の感謝 私がもし田村さんと同じ境遇だったら、こんなにも感謝はできないと思いました。たぶん憎んで...
田村さんの経験や葛藤などの気持ちがひしひしと伝わりました。中学、高校と思春期の男子には厳しい環境のなか、文章からはいつも感謝の気持ちが書かれていました。 兄や姉への感謝 父への感謝 母の感謝 私がもし田村さんと同じ境遇だったら、こんなにも感謝はできないと思いました。たぶん憎んでしまう、、、 素晴らしい作品です
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父から突然告げられた家族解散宣言。 その日から少年田村の家は公園(大学のすぐ近くのようなので探しに行ってみたい)の滑り台になった。 田村が経験したような空腹感は、僕は一生味わうことはないだろう。 飢えて死にそうなときに自動販売機の下で見つけた500円玉って、ホンマに天から...
父から突然告げられた家族解散宣言。 その日から少年田村の家は公園(大学のすぐ近くのようなので探しに行ってみたい)の滑り台になった。 田村が経験したような空腹感は、僕は一生味わうことはないだろう。 飢えて死にそうなときに自動販売機の下で見つけた500円玉って、ホンマに天からの恵みに思えたやろうなあ。 兄姉3人で暮らすようになってからの1日2,000円というのは高校生にとって贅沢すぎると感じたが、それが300円になったときの暮らしぶりは想像を絶するものであった。 そんな生活の中でお姉ちゃんが発見した「味の向こう側」。 これめっちゃおもしろい。 極限状態の人間だからこそ生み出せた発明だ。 登場人物の中で、めちゃくちゃ親切な川井のお母さんと、恩師・工藤さんはとても印象深かった。 あの田村がスポーツ万能でクラスの人気者だったなんて俄には信じられないのだけれど、最後の「母に今伝えたいこと」では彼の心の温かさを窺い知ることができて涙腺が緩んだ。 田村はお母さんのことが本当に好きやったんやなあ。 ええ話や。
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素直な言葉で小学生の作文みたいに(いい意味で)書かれているところがよかった。 最終章が感動でした。
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数年前に友達から借りて読みました。 ノンフィクションだけあって、壮絶すぎる生活とその想いがヒシヒシと伝わってきました。
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まるで田村氏から直接話を聞いているような、テンポの良い文章。読みやすく一時間あまりで読み終えた。 だが、それは著者の語り方や人柄が為せる技であって、内容自体は壮絶なものだ。 子どもがこの本を読んだとき、笑い飛ばすことができればそれでよいのかもしれない。だが、大人になって読むと、...
まるで田村氏から直接話を聞いているような、テンポの良い文章。読みやすく一時間あまりで読み終えた。 だが、それは著者の語り方や人柄が為せる技であって、内容自体は壮絶なものだ。 子どもがこの本を読んだとき、笑い飛ばすことができればそれでよいのかもしれない。だが、大人になって読むと、「こんな中学生、いやこんな家族が生まれないためにはどうしたらいいか」を考えざる得ない。 家がなくなってからはたまたま周囲に恵まれていただけ良かったが、そもそも福祉的な制度からはみ出た存在だった田村家。 この家族が、こうならなくて良かった社会にしていかなくてはいけない。 そう考えると、読後は重い気持ちになった。
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