ホームレス中学生 の商品レビュー
いまさらながら読んでみた。 笑いあり涙ありで正直面白かった。 結構読書には時間がかかるほうだが、2,3日で読破した。
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ちょっと前に話題になった、お笑いの麒麟田村のベストセラー。 我が家にも、やってきました。 夏休みということで、子供たちの時間ができたため、何か本を読みなさいといったら、これを選んできたのは娘。 「ご覧の通り、誠に残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。厳しいとは思い...
ちょっと前に話題になった、お笑いの麒麟田村のベストセラー。 我が家にも、やってきました。 夏休みということで、子供たちの時間ができたため、何か本を読みなさいといったら、これを選んできたのは娘。 「ご覧の通り、誠に残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。厳しいとは思いますが。これからは各々頑張って生きてください。・・・・・・・・解散!!」 という名台詞が、どんな経緯で発せられたのか。改めて分かりました。 基本的にはこの本、田村のお母さんへの想いを核にして、中学2年から高校卒業までの奇妙な青春時代を弟思いの兄と姉に囲まれながら、お前能天気すぎないか? と思わせる本人の何も考えていないような行動にあきれるやら、それでいて変なところでは、変に凝り固まった意識を持っている馬鹿な弟ぶりが断片的に綴られている回想録。 文書はうまくないけれど、そんな想いが一杯詰まっており、ベストセラーになった理由がなんとなくわかる気がします。
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売れるべき本だ。前半のホームレスエピソードも面白かったが、後半の、心動かされた先生との出会いや母への思いが、胸撃たれた。
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二度目の読了!男の子はママが大好き。マザコンは悪い意味で使われますが、最後の田村君のお母さんに対する言葉が号泣ものです。心優しく、明るく生来の人に好かれるキャラクターの田村君をとても好きになります。周りの人たちの温かさ、3兄弟の人柄、不幸を恨まず感謝を忘れない生き方、色々な人に読...
二度目の読了!男の子はママが大好き。マザコンは悪い意味で使われますが、最後の田村君のお母さんに対する言葉が号泣ものです。心優しく、明るく生来の人に好かれるキャラクターの田村君をとても好きになります。周りの人たちの温かさ、3兄弟の人柄、不幸を恨まず感謝を忘れない生き方、色々な人に読んでほしい、納得のベストセラーです。単なる芸能人本の域は確実に越えています。洗練されてなくても、クスッと笑える文章はさすが芸人さん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
話題の本を抑えトコ・・って感じで購入。著者はお笑い芸人、麒麟の田村。タレント本ってあまり買う気がしないのだけど、結構面白いもんだ。芸人さんならではの表現力を楽しむことができた。小学生レベルの挿し絵が、とてもカワイイ青木さやか本を読んだ後だったので、最初ちょっと読みにくかった。前半はネタで使われていることも多くて、前宣にやられた感あり。ホームレスの章は、意外にもすぐに終わってしまう。父親に捨てられた若い兄弟が周りの人達に助けられながら、感謝して生きていく様に感動がある。いつの間にか引き込まれていた。
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少し前に話題になっていた本ですよね。図書館で借りました。自分が吉本やタレントに詳しくないのでどうやら芸能人の過去実話話らしいということに読み始めて大分立つまで気づきませんでした。 実話と言うことなので感想と言うよりは大変だったんだなあと思ったこととそれでも世間には情のある人がた...
少し前に話題になっていた本ですよね。図書館で借りました。自分が吉本やタレントに詳しくないのでどうやら芸能人の過去実話話らしいということに読み始めて大分立つまで気づきませんでした。 実話と言うことなので感想と言うよりは大変だったんだなあと思ったこととそれでも世間には情のある人がたくさん居るんだな、そういう方とめぐり合えてよかったねと思いました。作者はお父さんに恨みは無いそうですがでもお父さんもせめて義務教育中の息子の世話(それこそ生活保護とか施設に預けるとか)ぐらい手配してから解散にするべきではなかったのではないかとは思います。余計なお世話といわれればそれまでですが。 なぜ生きていくのか。作者はその問いに対する悟りを得た訳です。そういう大切な人との出会いが人を生かしていく力になるのかなあと思いました。
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中学生になった末っ子で甘えん坊が母と死に分かれ、父も同じ大腸ガンになりリストラされたうえに何故だか差し押さえになり、夏休みの部活から帰ると家に入ることもできず兄弟三人で呆然としている所に父が現れ「解散」の一言で立ち去ってしまう。 残された兄弟に迷惑かけたくないとの思いから、当て...
中学生になった末っ子で甘えん坊が母と死に分かれ、父も同じ大腸ガンになりリストラされたうえに何故だか差し押さえになり、夏休みの部活から帰ると家に入ることもできず兄弟三人で呆然としている所に父が現れ「解散」の一言で立ち去ってしまう。 残された兄弟に迷惑かけたくないとの思いから、当てもないのに友達の家で泊めてもらえるからと言って、一人で当て所なく歩き回った。 その結果たどり着いたのがファミレスで一晩明かし二日目には持ち金を使い果たし近所の公園のベンチで寝てしまう。 取り合えずウンコ型の滑り台で雨風を凌ぐことになる。拾い食いし草や段ボールを食べながらある日、お金を拾いに出て町をうろついているとき友人に出会う。 ご飯を御馳走になることになるが、そのまま居候する事になり近所のおばさんやおじさんが役所に掛け合い、空き家を探してくれてたり家財道具を工面してくれたりして、兄弟三人で暮らせるようになる。 高校までイジメに合わずに卒業し、吉本のお笑い教室に入ってデビューし、父親を探し出す。と言う実話だそうだけれど、何よりもこのご時世に地域のコミュニケーションが息づいていることに感動した。 これだけすさんだ金融とマスプロ支配の政治の中で心を無くした時代でありながら、人間の底力の強さを実感する思いだ。
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流行ものと分類されるでしょうが、 私はこの本を待ってました。とうとう本を書いたか、と。 このような稀有な体験をした人間が、皆が手軽に読める本を出版できる立場にあるというだけでこの田村君は非常に貴重な人材なのであります。 ずっとずっとこの本に書かれたままの、アホで素直で感謝を忘...
流行ものと分類されるでしょうが、 私はこの本を待ってました。とうとう本を書いたか、と。 このような稀有な体験をした人間が、皆が手軽に読める本を出版できる立場にあるというだけでこの田村君は非常に貴重な人材なのであります。 ずっとずっとこの本に書かれたままの、アホで素直で感謝を忘れない人でいてください。 また私も、少しはそうなりたいと思っています。 感想。 とりあえず非常に簡単に読めます。トータルで2時間もあれば十分です。 有名な公園に住んでいた行は、短期間でありながらもそれからの彼の人生に多大な影響を与えたことが読み取れます。 そのナイーブさとたくましさを併せ持ったキャラクターはもうその存在だけで皆に愛されるなぁと、納得。 小さい頃の彼の生活を描写した箇所があるのだけれど、とても甘やかされて育っていて、そんな生活してて、何故公園で生活することを選択できたのか・・・そりゃやっぱりお母さんの存在が大きかったんだろうなと。田村家の人々は常に自分のことより他の人のことを考えて行動してしまう。 結果、幸せなことにはならないのに、それでもたくましく笑いと共に生活している。 自分が14歳の時と比べると、本当に頭が下がります。 笑えるエピソードも盛り込んであって、「リアル田村少年の青春」とタイトルを付け直してもなんら問題ない感じ。 思春期に誰でも少しは思ったことが沢山書かれている、と思う。
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切なかった。男の子はやっぱりお母さんが大好きなのだ。 もしあんなに自分が甘えてなかったらお母さんはもう少し長く生きたのかもという言葉に泣いた。 田村さんは不幸な環境に陥ったけれど、持ち前の自然と人を引き付ける、人気者気質でいて本当に良かった。 たくさんの人達の優しさに触れて、今の...
切なかった。男の子はやっぱりお母さんが大好きなのだ。 もしあんなに自分が甘えてなかったらお母さんはもう少し長く生きたのかもという言葉に泣いた。 田村さんは不幸な環境に陥ったけれど、持ち前の自然と人を引き付ける、人気者気質でいて本当に良かった。 たくさんの人達の優しさに触れて、今の田村さんがいるのだろう。 お湯の暖かさに感動できる、幸福のハードルの低さをいつまでも保ち続けてほしい。
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笑えるし、泣ける。究極的な生活はコミカルに描かれていて、客観的に見たら悲惨な中学~高校生活だけど、前向きな姿勢が一貫して表われているため、読んでいて楽しかった!
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