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狼と香辛料(Ⅴ) の商品レビュー

3.9

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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2025/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

満たされない欲求が膨れ上がった先には絶望しかないのか? その先に何かがあると期待して、ただ欲望を追い求める人の性。 満たされない欲求をどう対処すればいいのかというテーマのお話でした。 その答えを見つける旅はまだ続く。

Posted byブクログ

2025/07/21

五冊も読んでくれば、体にこの二人がじっとりと染み込んでくる。短編が長編小説の理論上最大の魅力を上回る事ができないように、シリーズは理論上単発の小説に魅力で勝るのだと伝わる。

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2025/06/30

ホロとロレンスが、これまで頑なに言葉にしてこなかったお互いへの想いを口にします。 行商人から街の商人へと転身を遂げる大きな契機となる取引のための資金を得る方法が「ホロを奴隷商に質入れして融資を受ける」というものであったことから、改めて自分たちの度の行方とお互いへの気持ちを確認し...

ホロとロレンスが、これまで頑なに言葉にしてこなかったお互いへの想いを口にします。 行商人から街の商人へと転身を遂げる大きな契機となる取引のための資金を得る方法が「ホロを奴隷商に質入れして融資を受ける」というものであったことから、改めて自分たちの度の行方とお互いへの気持ちを確認し合う二人。 「楽しい思い出」だけを残すために別れるという選択肢には、数百年の生涯の中で幾度となく孤独を感じてきたホロの悲しみが渦巻いているように思えます。 これからの旅路で、ロレンスの優しさがホロの心の傷をいやすことができれば、と願わずにはいられません。

Posted byブクログ

2025/01/10

「第一幕」 寄り道した先の歴史は。 口頭で伝えられたことを思い出すのは難しいが、書物として残されていれば誰だって知る事ができるよな。 「第二幕」 本物を見破ったけれど。 波乱万丈な中でも幸せな日々を過ごしているが、目的が達成された後のことを思うと短い時間になるだろ。 「第三幕...

「第一幕」 寄り道した先の歴史は。 口頭で伝えられたことを思い出すのは難しいが、書物として残されていれば誰だって知る事ができるよな。 「第二幕」 本物を見破ったけれど。 波乱万丈な中でも幸せな日々を過ごしているが、目的が達成された後のことを思うと短い時間になるだろ。 「第三幕」 いつまでも続く時間は。 故郷に足を踏み入れ検討するよりも、区切りのいい場所で決心したのは大切な思い出にしたいからだろう。 「第四幕」 交渉は決裂してしまい。 始めから目的は決まっていて接触したのだろうが、ここにきて明らかにされても奪い去るなんて無茶だな。

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2022/09/09

久々に侮れないライトノベルを読んだ気がする。 展開は王道だが、それなりに起伏が存在する。 絡繰りがそこまで入り組んだものではなかった辺りもよかった。ただの知識ひけらかし作品に堕ちていない。 バランスの取れた、良作であると思う。

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2021/11/03

レノスの町を訪れたロレンスとホロは、アロルド・エクルンドの経営する宿に宿泊します。そこで出会ったエーブ・ボランという商人は、顔を頭巾でかくしていましたが、ホロはエーブが女であることを見抜きます。 その後、エーブからもちかけられた大きな商談にロレンスの心は動かされますが、彼女の背...

レノスの町を訪れたロレンスとホロは、アロルド・エクルンドの経営する宿に宿泊します。そこで出会ったエーブ・ボランという商人は、顔を頭巾でかくしていましたが、ホロはエーブが女であることを見抜きます。 その後、エーブからもちかけられた大きな商談にロレンスの心は動かされますが、彼女の背景についてなおもロレンスは一抹の不安をいだきます。しかし、ロレンスの旅の伴侶としてこれまで彼と行動をともにしてきたホロは、なおも決断のつかないでいるロレンスの背中を押し、二人の旅の終わりをロレンスも考えることになります。 ロレンスとホロとのいつもの会話に加えて、今回はエーブや酒場の看板娘といったヒロインたちとドキドキさせられる会話がさしはさまれていて、この点も本シリーズの大きな魅力のひとつだとあらためて感じました。

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2021/03/03

狼と香辛料シリーズの5巻目。 今回は全体的に、ロレンスとホロをはじめとした登場人物たちのやり取りであったり、言葉のセンスが印象的だった。 毎回ホロにいいように遊ばれていたロレンスの経験値が確実にたまってきているのか、ホロ相手にもたまに巧く言い返している場面も出てきて、二人の関係性...

狼と香辛料シリーズの5巻目。 今回は全体的に、ロレンスとホロをはじめとした登場人物たちのやり取りであったり、言葉のセンスが印象的だった。 毎回ホロにいいように遊ばれていたロレンスの経験値が確実にたまってきているのか、ホロ相手にもたまに巧く言い返している場面も出てきて、二人の関係性が出来上がっているのがよく分かります。 かと思うと、言った後に赤面するような言葉を誘導されていたりして、そこがまた微笑ましい。このシリーズってホロの可愛さはあるのだけど、実はロレンスが一番可愛いのではないか、と思い始めています。 そんな二人が今回挑むのは、毛皮の売買。街の有力者たちと毛皮で身を立てている職人たち、そして商人たちと、それぞれの思惑が入り乱れる中、ロレンスにも大きな商売のチャンスが舞い込んできます。 それは自分の店を持つという夢を一気に実現させてしまうほどの大チャンス。それだけにロレンスはいつも以上に慎重に情報を集めていく。 情報を集め商談に臨む流れで、酒場の娘や無口な宿屋の主人や金貸しなど様々な人物と、ロレンスの会話のやりとりの場面があるのだけど、ここのやり取りやロレンスの返しであったり、言葉のチョイスであったりが非常にスマートで読んでいて楽しかった。 特に酒場の娘とのやり取りは印象的。女性の小悪魔っぷりというか、女性の恐ろしさを感じさせる……。 なぜかアンジャッシュの渡部さん騒動も思い起こしてしまったけど……。ロレンスの言うように、この娘さんとホロがバチバチにやり合ってるのは、怖いもの見たさでぜひ観戦したい。 ホロとロレンスの関係性、ロレンスの考え方の変化もシリーズ通して読んでいると、変わってきているのも分かります。二人の関係性に安住して、商売が守りに入りつつあることを自覚するロレンス。そしてホロが切り出した旅の終わり。ここで明かされるホロの思いというのも、二人の関係性ならではのもので、色々と感じてしまう。 そして商人ならではの物語の展開も綺麗だった。ロレンスと共に共同戦線を張った女性商人エーブの目的。 ミステリのように解き明かされるラストの展開は、街の設定、商人の設定、教会の設定を存分に活かした見事なもの。それだけでなく、金の恐ろしさをも感じさせる。 会話劇の面白さもあるけど、やっぱり土台にファンタジーな世界での、商人のリアルな戦いや戦略、知略が描かれるからこそこのシリーズが好きなんだな、と再認識しました。

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2020/06/30

ロレンスは目に見えてホロの扱いが上手になっている。明確な結果が出ず次に続く形で終わったのは今回が初めてか。二人の関係の転機ともなる話、面白かったです。次回も楽しんで読めそうです。

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2019/05/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5巻目。 ホロの伝承を求めてやってきた街で騒動に巻き込まれる話。 資金を得るためにホロを担保に金を借りるという結果だけ見るとなんだかなー、と思ってしまう。 このまますんなり行くのかと読んでたけど、最後にドタバタと波乱がありつつ、 ロレンスが素直な気持ちを語り、二人の絆がさらに固くなったようで良かった。 物語は必ずしも主人公が死ぬまで書かれる訳ではなく、「幸せであり続ける物語」というのは難しいとは思ってしまった。

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2016/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 相愛の始まりの巻である。  本巻でのギミックは、借入金による底値大量買いとその転売益。すなわち、信用取引だ。  ところが、ここで実際に得られたのは人の絆。金儲けを目指したとしても、得られるのは金ばかりでないのは世の常である。いや、その絆が大切なものだと気付かさせるのだろう。  さて、ホロの「豚はおだてれば木にも登るが、雄はおだてたところで調子にしか乗らぬ」との見立ては蓋し名言である。  一方で、雌の差配で雄を外に向けて調子に乗せれば、雌も思わぬ(大きな)役得を得られようものを……、とも思う。  かようなホロとの会話は、確かに緊張感に溢れ、刺戟的であるが、これが連れ合いとはかなりシンドイ。ロレンスもよくもあんな決断が出来たものだ。とは、私がロレンス以上の臆病者だから思う感慨なのだろうか。

Posted byブクログ