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川の光 の商品レビュー

3.7

50件のお客様レビュー

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2009/10/04

内容は児童小説。言葉へのこだわりは、松浦寿輝。児童小説特有の子供に向けた言葉遣いがなくて、いい(あれは子供を馬鹿にしてる。子供だって綺麗なちゃんとした言葉を読める、と思う)。大人は、彼の巧みな言葉遣いによって、「ねずみの親子の冒険」という子供むけの内容にするすると入っていける。懐...

内容は児童小説。言葉へのこだわりは、松浦寿輝。児童小説特有の子供に向けた言葉遣いがなくて、いい(あれは子供を馬鹿にしてる。子供だって綺麗なちゃんとした言葉を読める、と思う)。大人は、彼の巧みな言葉遣いによって、「ねずみの親子の冒険」という子供むけの内容にするすると入っていける。懐かしさと、興奮を覚えながら。松浦先生は、作家だ。

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2011/07/21

どうしても昔読んだ斎藤敦夫さんの「冒険者たち」を思い出し、つい比較してしまいます。しかし、最後の方の展開がなぁ…。頑張ったものが報われる話。頑張っても報われるとは限らない話。どっちが良かったのか…。とりあえず、タミーがあまりにも可愛いかったので、まあエエンちゃいます。

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2012/03/11

“晩夏、安住の地をもとめてネズミ一家の冒険が始まる。”詩人・作家・批評家・思想家・・・。これまでの著作群に見られた著者の複数の貌に、また別のもう一つのフェーズを垣間見た気がする。 ネズミの一家の冒険にもってかれる。「物語」を読む楽しみを再び感受できる作品。

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2011/07/17

可愛い絵と可愛い話。後半ちょっと話が甘くて、ちょっと引きましたが、何より作者が楽しんで書いているようで、読んでて楽しかった。駅を抜ける場面が、ネズミ目線でわくわくしました。登場人物の中で、一番生き生きしてるのが、犬のタミーだと思ってたら、作者のすぐ側に本人がいたわけですね。

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2009/10/07

ネズミを主人公にした物語ということで読前は「ガンバの冒険」のようなものを想起したが、かなり違う感じでした。ちょっとご都合主義的な展開、というか予想通りの展開にワクワク感はそれほどなく。

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2009/10/07

種を超えた友情が出来すぎだが、憎めないキャラではある。 後半の「宇宙の神秘」云々はいらない。文章の流れを壊している気がする。

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2011/09/07

 川の光を求めて! 小さな小さなネズミたちの、大きな大きな冒険の物語。住み慣れた場所を追われ、新天地を求めて川を溯る旅にでる親子ネズミ三匹。冒険の旅は、天敵に襲われたり、種族を超えた友情が芽生えたりと盛りだくさん。ハラハラどきどきのスリルを味わい、互いに互いを慈しみ合う親子愛、兄...

 川の光を求めて! 小さな小さなネズミたちの、大きな大きな冒険の物語。住み慣れた場所を追われ、新天地を求めて川を溯る旅にでる親子ネズミ三匹。冒険の旅は、天敵に襲われたり、種族を超えた友情が芽生えたりと盛りだくさん。ハラハラどきどきのスリルを味わい、互いに互いを慈しみ合う親子愛、兄弟愛のさりげない素晴らしさに胸打たれて、じんわり心が温かくなる。 この地球に生きているのは、人間だけじゃないってことを、さりげなく教えてくれる優しい物語。ネズミ視線になって、この世界を眺めてみたくなる。私たち人間が知らないだけで、こんなにも豊かな世界が広がっているのかもしれない。まだまだ物語世界が広がりそうですね。にやにや。子供が大きくなったら、ぜひ読ませたい。

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2009/10/07

河岸の工事によって住処を追われたクマネズミの親子の冒険物語。 そのように書いてしまうと子供向けの話のように思ってしまうかもしれませんが、大人が読んでも充分楽しめる作品になっています。 次から次へと訪れる危機の連続に、息をつく暇もありません。 その危機を乗り越えていくうちに...

河岸の工事によって住処を追われたクマネズミの親子の冒険物語。 そのように書いてしまうと子供向けの話のように思ってしまうかもしれませんが、大人が読んでも充分楽しめる作品になっています。 次から次へと訪れる危機の連続に、息をつく暇もありません。 その危機を乗り越えていくうちに強まる親子の絆、子供達の成長、そして素晴らしい仲間達。 いつしか、ネズミの視線で世界を見つめているように感じながら、物語を読み進めていました。 挿絵や地図が入っていることも、物語をわかりやすくしていますね。 物語は、ネズミの親子の冒険を中心に書かれているので、途中で出会った仲間達のその後については、エピローグでまとめられています。 それぞれにスポットを当てれば、まだまだ面白い物語が展開して行きそうな気がします。 「もっともっと凄い、胸躍らせる大冒険に身を投じることになるのだから。」 エピローグの最後は、次の展開への布石でしょうか? また、この小さな冒険者たちに会える日が、楽しみです!

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2009/10/04

そこそこ評判は良いのですが、ごめんなさい、これはやっぱり子供向けです。あまりにもあざとすぎて、逆に共感できませんでした。同じ児童文学でも、森絵都あたりだともうひとひねりあるんですが、これはストレートすぎ。夕刊に連載したというのが信じられません。大胆なエディタやなぁ…

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2009/10/04

住み慣れた川辺が、開発によって壊されてしまう。新しい住処を探して、川上へ!クマネズミの一家3匹は、長い旅に出た。途中訪れる数々の危機…ドブネズミの軍隊や猫、人、街の恐怖や危険に打ち勝ち、安住の地にたどり着けるのだろうか?敵がいれば味方もいる。旅の途中で出会った仲間に助けられ、「生...

住み慣れた川辺が、開発によって壊されてしまう。新しい住処を探して、川上へ!クマネズミの一家3匹は、長い旅に出た。途中訪れる数々の危機…ドブネズミの軍隊や猫、人、街の恐怖や危険に打ち勝ち、安住の地にたどり着けるのだろうか?敵がいれば味方もいる。旅の途中で出会った仲間に助けられ、「生きる」ために進んでいく。川の光を求めて!ドキドキハラハラの連続でした。人からすればあっという間の距離、でも小さなネズミには、果てしない距離で。襲いかかる危機に、もう胸が痛んで。ラストはこちらがホッとしました。

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