超バカの壁 の商品レビュー
バカの壁はとても面白かったけど、 その後はそんなに興味が無かった。 でも他に興味のわく本も無かったから買って読んでみた。 薄くてすぐに読み終わった。 内容は・・・ 現代が抱える色々な問題について養老さんなりの見解で話しています。 バカの壁を読んだときも思ったんだけど、 自分...
バカの壁はとても面白かったけど、 その後はそんなに興味が無かった。 でも他に興味のわく本も無かったから買って読んでみた。 薄くてすぐに読み終わった。 内容は・・・ 現代が抱える色々な問題について養老さんなりの見解で話しています。 バカの壁を読んだときも思ったんだけど、 自分より人生経験を積んだ人でもこんな考え方をしてると思うと嬉しいです。 死体とと向き合う事についてや脳の話も盛り込まれているので、勉強になります。 さらっと読めるところもあれば、難しくてゆっくり読まないと分からないところもあり、 全部が難しいわけではない所がイイです。 バカの壁にくらべると、(ただ売り上げを期待して出版したんだろうな)的な 所がありますが、結構正直に書いてるみたいなので、許せる範囲です。 正直に書きすぎて、批判される事も多いみたいですが、気にしないでほしいです。 そして、これから世に出る私より若い世代の人たちに読んでほしいなと思いました。 ************************ 「今の日本社会には、明らかに問題がある。どんな問題があるか。 私はものの考え方、見方だと思っている。そこがなんだか、変なのである」 ――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、 心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。 「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。 そのためのヒントが詰まった養老孟司の新潮新書第三弾。
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バカの壁を超えるための方法は自分で考える 読了日:2008.07.22 分 類:エッセイ ページ:190P 価 格:680円 発行日:2006年1月発行 出版社:新潮社(新潮新書) 評 定:★★★+ ●作品データ● --------------------...
バカの壁を超えるための方法は自分で考える 読了日:2008.07.22 分 類:エッセイ ページ:190P 価 格:680円 発行日:2006年1月発行 出版社:新潮社(新潮新書) 評 定:★★★+ ●作品データ● ---------------------------- テーマ : 考え方一般 語り口 : 1人称 ジャンル : エッセイ 対 象 : 一般向け 雰囲気 : 考えを述べる --------------------------- ---【100字紹介】---------------------- 「今の日本社会には、明らかに問題がある。 どんな問題があるか。私はものの考え方、見方だと思っている。」 「バカの壁」を越える方法、考え方は自分の頭で生み出す。 そのためのヒントが詰まった、新潮新書、第3弾。 ----------------------------------------- ベストセラーになった「バカの壁」、第2弾「死の壁」に続く第3弾「超バカの壁」です。超越したバカ、というわけではなくて、「バカの壁」を「超」える、という意味。 既刊の2冊刊行後に色々と相談が寄せられ、それに答える形で書かれているとのこと。しかしそれぞれの相談はとても具体的で、その具体的な個々の事例に関して具体的に答えることは当然出来ない(まえがき内では「自分のことは自分で決めるので、相談とは、 根本的には「考え方」についての疑問である」とある)。そのために、それぞれの質問の大枠に関して、養老孟司なりの「考え方」を語ったのが本書、ということになります。 自分で考えろ、というのはとっても教育者的。でもちゃんと「自分はこう考えているんだ」を示すところが、とても教育的。大学の先生って、研究者的顔と教育者的顔の両方を併せ持つものですが、あー、やっぱり養老孟司氏は、大学の先生だーと思いましたよ。(元、かもしれないですが。) 取り上げている問題は若者の問題(フリーター、ニートほか)、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子供の問題(少子化、いじめ)、戦争責任の問題、靖国の問題、命の問題、心の問題、人間関係の問題、システムの問題、本気の問題など。 それにしてもずいぶん色々な問題を相談されたものですねー。本を書くのも大変です(笑)。これらのそれぞれの問題に、エッセイ風に書いています。答えになっているものもあり、ないものもあり。自由に語っています。内容的には当然、「バカの壁」と同じ。そう、本書内でまさに「(自分なりの)原則を持つ」ということが重要だと書いている章がありますが(これがプロであり、職業倫理につながる、という話ですが、一事は万事とも言える)、実際に著者は著者の中に原則があるのでしょう。そしてそれが安定となり、別の章で語られていた「安定しているものは強い」に通じるのでしょうね。 自分の意見をきっちりと書くという姿勢は、もしかしたら森博嗣氏のエッセイと共通するところかも、と思いました。どちらも理系の大学教員であるところも、似ている要因なのかもしれませんが。勿論、まったく専門が違いますから理系でひとくくりにするのはどうかとも思いますけれども、共通する何かを感じるのは確かです。それを、きっぱり書かれていて潔い、好ましい、と感じるか、または自分の考えと違うとしてイライラするか…。それは読み手次第でしょう。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★ 展開・結末 :★★★★ キャラクタ :★★★★ 独 自 性 :★★★★ 読 後 感 :★★★ ---------------------------------
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「バカの壁」の続編。 東大医学部名誉教授という日本最高峰の理系頭脳を有する著者が、バカの壁という概念を基に、若者・自分・テロ・男女・子ども・お金といった問題をブッた斬っている。 そもそも「バカの壁」とは、自分の脳に入ることしか理解できない、一元論的なものの考え方しかできない状...
「バカの壁」の続編。 東大医学部名誉教授という日本最高峰の理系頭脳を有する著者が、バカの壁という概念を基に、若者・自分・テロ・男女・子ども・お金といった問題をブッた斬っている。 そもそも「バカの壁」とは、自分の脳に入ることしか理解できない、一元論的なものの考え方しかできない状態を言う。本書では、著者の考えを通じて、ものの考え方や見方のヒントを提示している。 前作「バカの壁」より具体的なテーマを扱っているため読みやすく分かりやすい。著者と議論するつもりで読み進めると一層深みが増すのではないだろうか。
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知人の本リストから借りた本。ビジネス系は多くがかぶっていたので、以外を借りる事に。以降は本からの引用です//相談とは、根本的には「考え方」についての疑問である。会社が自分にあった仕事をくれるわけではありません。会社は全体として社会の中の穴を埋めているのです。その中で本気で働けば目...
知人の本リストから借りた本。ビジネス系は多くがかぶっていたので、以外を借りる事に。以降は本からの引用です//相談とは、根本的には「考え方」についての疑問である。会社が自分にあった仕事をくれるわけではありません。会社は全体として社会の中の穴を埋めているのです。その中で本気で働けば目の前に自分が埋めるべき穴は見つかるのです。本当に大切なのは先見性ではなくて普遍性なのです。昔の人の方が意外にそういう「起こらなかったことの重要性」を知っていたように思います。一元論。子供そのものの価値が認められなくなるということと、自然が消されて都市化することは、同じkとです。だから都市化した社会では「子供らしさ」ということに価値を見いださないようになってきました。初めから人間は罪を背負っているものである、気がついていなくても何らかの罪を背負っている・・・その後ろめたさとずっと暮らしていく・・・。しっかりするということが原則を作るということです。それた実は倫理なのです。根本的に日本語というのは、読みが中心の言語だと私は考えています。
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一種達観した主張が続く。妄信して自分が正しいと信じ、ほかの選択肢をなくしてしまうことの危機感(=バカ)を訴えているのだということを感じた。
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現代の抱える様々な問題について著者の独特の切り口で論じている。 ①若者の問題②自分の問題③テロの問題④男女の問題⑤子供の問題⑥戦争責任の問題⑦靖国の問題⑧金の問題⑨心の問題⑩人間関係の問題⑪システムの問題⑫本気の問題 各章は独立しており、1章ずつ完結になっているので読み易い...
現代の抱える様々な問題について著者の独特の切り口で論じている。 ①若者の問題②自分の問題③テロの問題④男女の問題⑤子供の問題⑥戦争責任の問題⑦靖国の問題⑧金の問題⑨心の問題⑩人間関係の問題⑪システムの問題⑫本気の問題 各章は独立しており、1章ずつ完結になっているので読み易い。中でも①若者の問題②自分の問題⑤子供の問題、は面白かった。 ①の現代の若者論について、自分に合った仕事などなくて、給料は社会にもらうんだというのは、確かにそうかもしれない。社会全体で仕事の役割分担をして、お互いに補完しながら支え合っていく。自分の欲望のために仕事をするのではなくて、社会に貢献するために仕事を受け持つという意識がどこかにあれば、現代の若者のように、自分探しで迷走することも無いだろう。そのためには、仕事を割り当てる社会側にとっても、雇用を年によって削減してはならず、一定の雇用を確保することが必要である。 ⑤子供の問題について、子供は「自然」であり、都市化の進んだ現代では、少子化が進むのは当然であるという主張は興味深かった。都市化=大人、自然=子供という図式をどう解決すれば良いのか。やはり、都市化=大人が、自然=子供に歩み寄る必要が有るだろう。著者の主張通り、大人ももう一度、子供の視点に立ち返って考えていけば、糸口は見つかるだろう。
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的確な感じ。『どこに行っても「いじめられる人」は、他者を不快にする要素を持っている。』とか。イジメは肯定出来ないけど、このような見解は、真理に近いと思います。
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養老孟司氏のベストセラー『バカの壁』を“今更ながら”読み始めました。“今更ながら”と書いたのは、この本がベストセラーとなったのが出版された2003年のことで、いつか読もうとして4年経っていたからです。しかし、4年経っていながらも、未だに本屋さんの新書コーナーでは、最新刊とともに...
養老孟司氏のベストセラー『バカの壁』を“今更ながら”読み始めました。“今更ながら”と書いたのは、この本がベストセラーとなったのが出版された2003年のことで、いつか読もうとして4年経っていたからです。しかし、4年経っていながらも、未だに本屋さんの新書コーナーでは、最新刊とともに平積みにされていることも多いです。ちなみに先日購入したこの本の裏を見ると、「2006年11月30日 89刷」と書かれてあります。この3年の間に増刷を繰り返し、なんと89刷。まだまだこの増刷は続くのでしょう・・・。 この『バカの壁』の著者である養老孟司氏の本で、『唯脳論』というものがありますが、私が養老孟司氏の本で最初に手にしたのがこの『唯脳論』でした。 当時私は詩を書くのが好きで、いろいろと詩作に模索を続けていました。そしてあるとき、ひょっとしたら、心に響く言葉というものには法則があり、その法則を使えばかなりの詩が書けるのでは・・・。例えば美術の世界では、黄金率といったものが存在し、名作・傑作と呼ばれるものにはそういった理論的法則が存在しているという。その法則は、究極的にいえば、視覚を通して得られたものを脳が判断しているものに過ぎないかもしれない・・・。もしも詩と言う世界、言葉という世界にも同じようなものがあるとしたら、きっとその法則を基にすれば心地よい詩が書けるのではないか・・・。そしてその法則を感じるのは、ひょっとして脳ではないか?と思い、脳についての本を読もうと、本屋さんで購入したのが『唯脳論』でした。そしてそこから興味が広がり、立花隆氏の『脳を究める』など、脳関連の本を何冊か読んだことがあります。 「人体は小宇宙」と譬えられるように、身体にはまだまだ解明されていない神秘な世界が広がっています。とりわけこの脳の世界は、まだまだ解明されていない部分が多いようで、また、日進月歩でその解明も続き、今また茂木健一郎氏などの出現で、脳が注目されているような気がします。 しかし、再び脳が注目されている中で、私はほとんど脳関連の本には興味が向かなくなりました。それは自分が鍼灸師という身体を見つめる仕事をしていることと関係があるように思います。 東洋医学の視点は身体全体を捉えようとするものであり、その視点は、脳を中心とする“唯脳”的な視点の対極にあるように思うからです。 このような理由があってか、私は『バカの壁』というタイトルに近寄りがたさを感じており、ベストセラーになった頃はもちろん、今までも距離を置いていました。しかし、同時に、以前は自分の興味の一つであった脳についての大家が語り降ろした本ですので、いつか読まなくては・・と思っていたのも事実です。 と、前置きが長くなってしまいましたが、私にとって『バカの壁』という本を読むということは、この仕事をする前に持っていた自分の身体観と、現在自分が持っている身体観とのずれを感じることだと思います。
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もう一度読みたい 「メモ」 モラトリアム →学生でいられる時間が長い 「無職」 →えらい人 →地主、大金持ち 無責任 →楽しんでいられる →ある程度無責任 自己の確立 →自己は初めからある →確率したいのは社会的地位? →絵が独特 →展覧会なので評価されないと× コル...
もう一度読みたい 「メモ」 モラトリアム →学生でいられる時間が長い 「無職」 →えらい人 →地主、大金持ち 無責任 →楽しんでいられる →ある程度無責任 自己の確立 →自己は初めからある →確率したいのは社会的地位? →絵が独特 →展覧会なので評価されないと× コルベ神父 →ポーランド人のカトリック司祭。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で餓死刑に選ばれた男の身代わりとなった事で知られ、「アウシュビッツの聖者」といわれる。(Wikipediaより) カオス理論 →理論的に正しいが具体的には使えない論理系 →天気 死体を見たくない →自分を受け入れてない ・一元論化しないこと ・原則を持つこと ・面倒なことから逃げないこと ・本気でますやってみること 道路の穴を埋める →仕事
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社会人になりたての人に向いているんじゃないかと思います。常識だと思っていた社会問題について根本的に少し異なった視点から見ることができるようになるからです。 前作に比べて、別の社会問題を取り上げてもっとわかりやすく「バカの壁」について説明している著書。 共感した点は、 「今の時...
社会人になりたての人に向いているんじゃないかと思います。常識だと思っていた社会問題について根本的に少し異なった視点から見ることができるようになるからです。 前作に比べて、別の社会問題を取り上げてもっとわかりやすく「バカの壁」について説明している著書。 共感した点は、 「今の時代になって問題になっているのが社会システム、たとえば郵政のような行政のシステムだとします。それについて考えるときは、そういう「ああすればこうなる」式の考え方の半分は捨ててもらわなくてはいけないと思うのです。」 いくつかの著者の述べている社会問題の意見に対して、共感する部分もあれば、しない部分もありましたので星三つとしました。
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