伊達政宗 朝明けの巻(1) の商品レビュー
伊達政宗の生涯を描いた長編。 文体やセリフまわしがさっぱりしていて、 スッと話に入りやすいと思った。 冷静だったり野心をたぎらせたり、焦ったり後悔したり。 やってることは決して穏やかじゃないけど、若い政宗が倍も年かさの家康に負けまいと意地になる姿がけなげというか微笑ましい。
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伊達政宗の格好良さ!それに尽きる。 でもそれは政宗自身というよりも、まわりの人たちに因るものが大きいのかなぁと。それを身につけた政宗自身もすごいけど。 失敗を失敗として乗り越える強さ。認められる強さ、が凄い。なんというか、見事!としかいいようがない。
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戦国武将では伊達政宗が一番好きなので、買い揃えて積読中。一応ざっくり読んでみましたが、台詞の言葉づかい一つ一つが心地よいです。虎哉和尚と幼少期の伊達政宗の会話が魅力的。この幼い故にまだ可愛げがある臍曲がりっぷりが成長してああなるかと思うと、なんとも感慨深いです。 ちなみに政宗公...
戦国武将では伊達政宗が一番好きなので、買い揃えて積読中。一応ざっくり読んでみましたが、台詞の言葉づかい一つ一つが心地よいです。虎哉和尚と幼少期の伊達政宗の会話が魅力的。この幼い故にまだ可愛げがある臍曲がりっぷりが成長してああなるかと思うと、なんとも感慨深いです。 ちなみに政宗公の言葉ですが (●∀・) 「この世に客に来たと思えば何の苦も無し」 が一番好き。 理不尽に対する不満もこの一言で思い止まれます。 ちなみに持っているのは光文社版なのですが、表紙がないのでこっちを登録。 表紙のデザインは光文社の方が好きです。 (家紋がかっこいいのです)
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何となくいいとこ取りで天下を取った家康が好きではなかったんですが、この小説のおかげで少し好きになりました。
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伊達政宗の伝記小説としては元祖だと思う。 著者の好き嫌いを臭わせない。 でも情景も心理も描写が緻密で面白い。 実在したであろう様々な人々が、実に個性的。 続きが楽しみ。
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全8巻ですが4巻を読み終わったところで止まってしまいました。 おもしろいんですけど歴史小説って次第に年老いて衰退していくのがわかる。どうしても年老いた政宗さまが見たくない←言い訳?wwwwwwww
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戦国末期におくれて生まれ出た政宗の焦り、悔しさを感じて下さい。 秀吉や家康も登場。歴史を違った角度から見ることは大切。個人的には、できれば司馬遼太郎作品として読みたかった。
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光文社のがなかったのでこっちで。 ~6まで出てますが、実は6の3分の2で止まってる。それくらい読め自分。
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全8巻。 9月こればっかでした。 スケールがでっかいな! 時代の変わり目はやっぱりおもしろい。 政宗の豪快さ・頭とセンスの良さが堪能できる。 あと家康がすごすぎる。
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所謂 独眼竜政宗は1567年に米沢城で生まれたが,初陣は本能寺の変の前年である1581年の14才である。 戦国大名として戦乱の時代に出てくるのは遅すぎたといえよう。既に時代は豊臣家を中心に纏まりかけてきた時である。 もう10年早く生まれれば政宗が天下を手にしていたかもと思えるが,...
所謂 独眼竜政宗は1567年に米沢城で生まれたが,初陣は本能寺の変の前年である1581年の14才である。 戦国大名として戦乱の時代に出てくるのは遅すぎたといえよう。既に時代は豊臣家を中心に纏まりかけてきた時である。 もう10年早く生まれれば政宗が天下を手にしていたかもと思えるが,歴史のたらればをいっても仕方ない。 豊臣から徳川と時代が変わろうとする時も政宗はまだまだ時代は動くと期待し,家康にも臣従するのではなく,対等に渡り合おうとするが,そこは家康の人格や思想に押され,屈服せぬまでも,時代の流れに逆らうことは出来なかった。 政宗も戦国の世から,戦争のない民百姓が安心して暮らせる世の中にしたいがため,矛を収め,仙台を栄えさせようと泰平時代での政宗なりの生き方を貫く。 政宗が戦国時代を天衣無縫に駆け抜け,豊臣,徳川3代に臣従することなく生き続けられたのは,自分に正直であったためであろうと思う。伊達者と言われる生き方である。 政宗とその父の輝宗が大河内外記の丸森城を落とし,破竹の勢いで次なる金山城を陥落させ,ついに相馬盛胤の本拠へなだれ込める態勢になった。それが6月頃だった。 政宗『父上,今年はこれまでで十分かと存じます』 輝宗『なに,お許はこの勝ち戦をここで打ち切れと申すのか。まだ6月になったばかりだぞ』 政宗『6月になればこそ打ち切るが賢明かと』 輝宗『これはしたり,戦はつねに勢いで決するもの。今こそ山越えに相馬領になだれこみ,盛胤に一泡ふかせる絶好のおり。それがお許にはわからぬのか』 政宗『藤次郎(政宗のこと)はそうは思いませぬ。ご覧なされませ,いま百姓達は田植えを終わり,撫でるように除草して,今年こそはと祈りをかけて稲を育てているところ。戦には勝ちましたゆえ,百姓どもには負けてやりましょう』 政宗の自領の民百姓を超えて人や物に対する心優しさが伺える一言である。 全6冊。
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