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ランドマーク の商品レビュー

2.7

56件のお客様レビュー

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2017/01/15

地上35階のねじれて螺旋を描く超高層ビルの設計士と鉄筋工ののそれぞれの話。 あまりよく理解できないけど、この先どうなるのか…と読み進めて行ったけど、結局何だったんだろう?って終わり方…もやもやな後味

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2016/08/02

 生きているひとは、 皆、 どこか捻れていて、 どこか不安定だ。 隣の誰かが 何を考えているかなんて 知るよしもなく、 それでも わかった気になって 日々を過ごしている。 捻れた日々の中で。

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2016/01/30

この人の本、もう何作も読んでますがほんとめったに当たらないね <主にハズレ作に共通して言えること> ・タイトルがかっこいい ・章のナンバリング・サブタイトルのつけ方に何か伏線があることが多くておもしろい ・ここで!?という終わり方 ・読んだ後に何も残らない(良く言えばさらっと読...

この人の本、もう何作も読んでますがほんとめったに当たらないね <主にハズレ作に共通して言えること> ・タイトルがかっこいい ・章のナンバリング・サブタイトルのつけ方に何か伏線があることが多くておもしろい ・ここで!?という終わり方 ・読んだ後に何も残らない(良く言えばさらっと読める) 今回も例に漏れず、上の4つを満たしています 扱うテーマはいつもおもしろいのになー 上から目線で言わせてもらえば「もったいない」です ただ、描写力に関しては一目置いてる 都市を描くことが多いように思うけど、本当にどれもリアル この作品も大宮使ってる人ならもっと楽しめるかも

Posted byブクログ

2014/04/01

ねじれたフロアで巨大な螺旋を描くという異形なデザインの建設中高層ビル『O-miyaスパイラル』。 それに関わる人間達の少しずつねじれて行く人生を描いた長編作。 ラストの方に書かれていたこのビルの設計上の例え話が人生の比喩のようでゾクっとしました。

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2013/08/18

待っていました、文庫化。 日常に散らばる危うさと心もとなさが、 建築途中の高層ビルが徐々に空へ伸びていくように、 ある頂点へと積み重なっていく。 吉田修一を読むといつも思うのだが、 不特定多数の固有名詞が乱立すると、 没個性化が起こる。

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2013/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

圧倒的な筆力で現代の「ひずみ」描きだす!開発途上の大宮の地にそびえ立つ、ねじれた外観で、地上35階建てのスパイラルビル。その設計士・犬飼と、鉄筋工・隼人、立場の違うふたりの運命が、交差する。 別段何か起こるわけでは無いお話。 最後に良治が自死したくらい。 どこにでも居る様な男二人。 犬飼は愛人作ってまともに家に帰らず嫁さんに出て行かれ、 隼人は現状に不満が無い事に不満を覚えて貞操帯を着けて何か変化を期待している様に見えた。 何気ない日常が人間を歪ませる。 何もかも不自由なく手に入り生活が出来るこの世界が、 大宮スパイラルの様に歪んでいく。 ねじれたものは元に戻ろうと反発する。 巨大な建築物と共に犬飼も隼人もねじれていくように見えた。 結末が尻つぼみのように感じたが、 ねじれたものはそう簡単には戻らないとも読める様な気がする。 日常生活の中で注視していないだけで、人は歪んで行ってしまう事があるのかもしれない。 犬飼や隼人の様に戻る事が出来なくなるのかもしれない。 菜穂子がまぁまぁ可愛いなぁ。

Posted byブクログ

2013/06/23

作品から出てくるカラーとしてブルーグレーのイメージでラストに向けて破滅していく居心地の悪さ、不快感が感じられます。これも狙いなのでしょうか? (本棚を検索していたら、以前の登録が消えてました)

Posted byブクログ

2013/01/30

ここでの評価、低いなぁ。。。^^; 確かに、内容は、結局なに?っていう感じはあったけども、でも読んでいて退屈では、なかった。 読んでて街の情景が頭いっぱいに広がるのって、描写がうまいんだなぁと思う。

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2012/09/24

大宮に建設中の超高層ビルO-miyaスパイラル。 その設計士である犬飼と鉄筋工の隼人、交わることのないそれぞれの日常を描く。 う~ん、正直ちょっと理解しがたい部分が多かった。その最たるものが隼人の装着している貞操帯。その心理が全くの謎であった…。そのために話全体が私を追いて突っ走...

大宮に建設中の超高層ビルO-miyaスパイラル。 その設計士である犬飼と鉄筋工の隼人、交わることのないそれぞれの日常を描く。 う~ん、正直ちょっと理解しがたい部分が多かった。その最たるものが隼人の装着している貞操帯。その心理が全くの謎であった…。そのために話全体が私を追いて突っ走っていってしまったような感じ。最近は世間受けする恋愛モノばっかりだったので、ちょっと期待していたのだけれど。

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2012/03/24

人の心の奥の歪みとか苛立ちが、斬新なデザインのビルの建築と共に淡々と綴られる。おもしろいことはおもしろいけど、物語を楽しみたい人には向いていないかな。「パレード」、「悪人」のほうが楽しめた。

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