バスラの図書館員-イラクで本当にあった話 の商品レビュー
絵本として面白みは無かったが、事実を知る情報源としての絵本である。▼アリア・ムハンマド・バクルさんが人類の財産を守ってくれた。▼古から図書を守って残してきた図書に関わる人たちの働きがあって、今古い書物を読むことができるのだとしみじみと思いを馳せた。
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当たり前に図書館で本を読めるのは戦争のない平和な状況下だからだと改めて考えさせられた。命も危ない中で本を守るために奔走している図書館員がいると思うと胸が熱くなる。
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図書館があるということが当たり前になっている中、その価値がわかっている人がどのぐらいいるのでしょうか。 誰でも自由に本が読める幸せ、知識を得ることができる幸せを、この本を読んで改めて感じてほしいです。 小学校中学年以上にはぜひ読んでもらいたいと思いますが、もっと小さくても読ん...
図書館があるということが当たり前になっている中、その価値がわかっている人がどのぐらいいるのでしょうか。 誰でも自由に本が読める幸せ、知識を得ることができる幸せを、この本を読んで改めて感じてほしいです。 小学校中学年以上にはぜひ読んでもらいたいと思いますが、もっと小さくても読んであげればいいかもしれません。 学校の図書室で「おもしろい本がない」「読みたい本がない」と言っている子に特に勧めてみたいです。
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イラクの図書館員さんのお話。 戦争を図書館の目線で見たお話。 どうにか図書館の本を守ろうとレストランやお友だちのおうちに移動させる。 大切な本が今も守られていますように。
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今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その30 「バスラの図書館員」 2003年のイラク戦争のときの話です。 バスラの街にも空襲が始まりそうになり、図書館で働いていた司書のアリア・バクルさんは本を避難させるように役所にお願いしましたが、にべもなく却下されました。 しかた...
今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その30 「バスラの図書館員」 2003年のイラク戦争のときの話です。 バスラの街にも空襲が始まりそうになり、図書館で働いていた司書のアリア・バクルさんは本を避難させるように役所にお願いしましたが、にべもなく却下されました。 しかたなくアリアさんは本を毎晩自宅へ運び、空襲が始まると、隣のレストランの人たちや商店街の(つまり一般市民ですね)人たちに頼んで3万冊の本を避難させました。 館長その他、偉い人たちはみんな逃げ出したそうです。図書館はそのあと、焼けてしまいました。 あまり知られていませんが、中近東は図書館のメッカの一つです。 いま日本に入ってくる知識はヨーロッパのものなので、イスラム圏は皆無に近い、といっていいのですが、イスラムの図書館の歴史は長く、13世紀には公共図書館が始められていました。 アリアさんが救い出した本の中には13世紀のコーランなどの貴重書がたくさん入っていたそうです。 これも日本ではニュースになりませんでしたが、バクダッドの国立図書館もかなりひどいありさまだそうです。 アリアさんの話はアメリカの新聞にのり、有名になり、絵本になりました(その爆弾落としたのもアメリカなんですが)。 戦争になればこういうことが毎回起こります。 文化財が破壊され、焼かれ、略奪され……。 一年生は、この“本当に起こった話”を真剣にきいてくれ、ショックを受け、アリアさんを尊敬してくれます。 バスラの図書館はアリアさんの3万冊の本をもとにその後再建され、アリアさんは館長に就任しました。 今回はおまけを2つつけておきます。 一つはイラクのとしょかについての簡単なレポート https://current.ndl.go.jp/ca1522 もう一つは男性作家が描いた 「アリーヤさんの大作戦」 こちらはマンガ形式に近いので読み聞かせにはあまり向かず、どちらかというと一人で読む本、でしょうが、同じ話を違う本で読むと、なんというか、隙間が埋まる感じがします。 こちらも魅力的な一冊です。 https://www.amazon.co.jp/3%E4%B8%87%E5%86%8A%E3%81%AE%E6%9C%AC%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6%E2%80%95%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E5%93%A1%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%B1-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3-%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC/dp/4336056250 2022/07/13 更新
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文・絵ジャネット・ウィンター、長田弘訳『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話―』(晶文社) 2006.4.10初版 2022.2.23読了 イラク戦争の戦火が広がる中、バスラの女性図書館員が独力で図書館の蔵書約3万冊を守り抜いた話。実話である。 バスラはチグリス川とユー...
文・絵ジャネット・ウィンター、長田弘訳『バスラの図書館員―イラクで本当にあった話―』(晶文社) 2006.4.10初版 2022.2.23読了 イラク戦争の戦火が広がる中、バスラの女性図書館員が独力で図書館の蔵書約3万冊を守り抜いた話。実話である。 バスラはチグリス川とユーフラテス川が合流する地点からほど近い場所にある。ペルシャ湾に近く港町として知られた都市である。 女性図書館員の名は、アリア・ムハンマド・バクル。アリアはバスラ中央図書館の司書の責任者だったが、戦争の足音が差し迫る中、友人や隣人たちの助力を得て、蔵書のおよそ70%を自宅や隣人宅に隠した。アリアは自治体にも協力を仰いでいたが、自治体はこれを拒否。戦争の最前線においては図書の保存など二の次なのだろう。バスラ中央図書館は移管の9日後に全焼して、崩れ落ちた。 図書館史とは、権力者による略奪、戦乱、再建の繰り返しである。日本では東京大空襲の際に図書の大規模疎開が行われている。応仁の乱では文化の中心地だった京都が荒廃し、古来伝承されてきた貴重図書の多くが焼失した。 戦争は文化を滅ぼす。 失われた文化は二度と戻らないのである。
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帯に、 図書館の本を救おう! 本を愛する人は未来への望みを捨てません。 とありました。 世界の絵本を読んでいて図書館でこの本と出会いました。 世界情勢が不安定な今、こういった志を一人一人が持ち続けることが大事だなと思いました。
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図書館本。私の選定本。イラクで図書館の本を戦火から守るため奔走した図書館員の話。戦争については「かわいそう」「怖い」という感情でなく、そこに至った経緯、民意は流されやすい、といった状況把握から入りたい。
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********** 「戦争」「職業紹介」に。 イラクの戦時中の実話。「図書館員」としての使命を全うした話。
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読み聞かせ。7分。 バスラで実際にあったお話。図書館員が戦争から3万冊の本を守るため運び出す。絵が綺麗。文章は読みづらい。
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