バスラの図書館員-イラクで本当にあった話 の商品レビュー
読み聞かせ。7分。 バスラで実際にあったお話。図書館員が戦争から3万冊の本を守るため運び出す。絵が綺麗。文章は読みづらい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
息子さんのジョナ・ウインターさんと一緒に作られた 『この計画はひみつです』 https://booklog.jp/item/1/4790253562 を読んで(8/10読了)、 以前からみかけていた本書と同じ作者さんだと知り手に取りました。 正方形の額縁の中に描かれている構図、同じです。 図書館の本にはイラクの人たちの歴史が全部つまっていて その歴史のつまった図書も破壊の対象となる 「アリアさんはのぞみをすてません」の次頁からの背景色の水色の穏やかさ アリアさんの絵の穏やかな顔 最後の頁の図書を守るアリアさんの凛とした顔・・・ 印象深かったです。 地球上から戦争がなくなって、穏やかな水色の世界が広がればと思います。 訳は長田弘さん。 【覚書】 2003年春、イラク侵攻が、バスラの街にまで達します。バスラの中央図書館には、700年も前のムハンマドの伝記をはじめ貴重な本が沢山あり 司書責任者だったアリア・ムハンマド・バクルさんは、図書を安全な場所にうつしてほしいと当局にもとめましたが、断られます。 そこで、友だちのアニスさんやアニスさんの兄弟、アニスさんのレストラン(ザ・ハムダン)で働く人たち、近所の人たちで、蔵書の70%にあたる3万冊の本を安全な場所に移し守ります。イラクで本当にあった話し
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本当にあった話のようです。数日前にテレビで見た、日本・大久保の図書館員さんもそうだけど、厳しい状況下でいっつも頑張っているのに報われない。居住地のよく利用する図書館でも、よく非難・文句ばかりの投書を見かける。どうしてこうも、人間はやさしくないのか・・と悲しい気持ちになる。だからい...
本当にあった話のようです。数日前にテレビで見た、日本・大久保の図書館員さんもそうだけど、厳しい状況下でいっつも頑張っているのに報われない。居住地のよく利用する図書館でも、よく非難・文句ばかりの投書を見かける。どうしてこうも、人間はやさしくないのか・・と悲しい気持ちになる。だからいつも、「ありがとう」とかいた投書をする。
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本を疎開させた話のイラク版。疎開というよりギリギリの避難。命の危険も迫る中、それでも本を大切に守ろうと必死に本を運んだ図書館員のお話。 図書館や本は人類の叡智と記憶。きっと本たちはより良い世界への扉を開く道標になると私も信じている。
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戦争から本を守る図書館司書の話。 http://www.nytimes.com/2003/07/27/world/after-the-war-the-librarian-books-spirited-to-safety-before-iraq-library-fire.html...
戦争から本を守る図書館司書の話。 http://www.nytimes.com/2003/07/27/world/after-the-war-the-librarian-books-spirited-to-safety-before-iraq-library-fire.html?n=Top%2fNews%2fWorld%2fCountries%20and%20Territories%2fIraq
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イラク南部の文化都市バスラ、その街の図書館で働く女性のある行動を描いた絵本。 戦火の被害にあう恐れのあった図書館の蔵書3万冊を、命の危機に晒されながらも自宅まで運び入れ必死に守ったという実話が描かれています。彼女をそこまで突き動かしたのは本という“知の財産”を残すという使命感のみ...
イラク南部の文化都市バスラ、その街の図書館で働く女性のある行動を描いた絵本。 戦火の被害にあう恐れのあった図書館の蔵書3万冊を、命の危機に晒されながらも自宅まで運び入れ必死に守ったという実話が描かれています。彼女をそこまで突き動かしたのは本という“知の財産”を残すという使命感のみ。イラクという土地で起こった出来事のごく一部を切り取った本作は、短いストーリーではあるものの全てを一瞬で奪い去る戦争の恐ろしい事実と、平和を訴えるメッセージ性の高さが印象的です。 彼女のその後についてはインターネットで確認し、ひと安心。
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イラクのバスラという都市の図書館員が、戦争から本を守っているお話です。様々な本を自由に読めるという事が当たり前ではない、そして幸せな事だということに気付かされるお話です。
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いままでも、災害や戦争から本を守ろうとした人はたくさんいて、アリアさんはそのひとりだけど、本を守ろうとした人に共通する大きな勇気を持っていると思う。 「本をまもりたいの。手伝ってくれない?」何気ないセリフだけど、それが好き。 アリアさんを手伝う人たちも考えるより先に体が動いてます...
いままでも、災害や戦争から本を守ろうとした人はたくさんいて、アリアさんはそのひとりだけど、本を守ろうとした人に共通する大きな勇気を持っていると思う。 「本をまもりたいの。手伝ってくれない?」何気ないセリフだけど、それが好き。 アリアさんを手伝う人たちも考えるより先に体が動いてますね。 人ごとじゃない。
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図書館員の実話ということで興味を引かれたので、図書館で借りた イラク戦争の戦火から、バスラという港町の図書館の蔵書を、アリア・ムハンマド・バクルという図書館員が守るおはなし 本は印字された紙の集合体で、無くなってしまえばそれまでだ でも本には、あらゆるものが詰まっていて、図書...
図書館員の実話ということで興味を引かれたので、図書館で借りた イラク戦争の戦火から、バスラという港町の図書館の蔵書を、アリア・ムハンマド・バクルという図書館員が守るおはなし 本は印字された紙の集合体で、無くなってしまえばそれまでだ でも本には、あらゆるものが詰まっていて、図書館は、それらの資料たちを収集・整理・保存・提供する場所で、あらゆるものの記憶装置だ その図書館の役割と資料の重要性を理解できていたとしても、このアリアさんのような行動は、なかなかできないと思う 図書館員としての信念を感じるおはなしで、なんだか圧倒されてしまった 絵もカラフルで戦争やこの事実が架空のものかと思えてくるが、ほんとうのことだ 晶文社のHPによると、バスラの図書館は再建されたとのことで良かった 晶文社『バスラの図書館員ーイラクで本当にあった話ー』紹介HP http://www.shobunsha.co.jp/?p=1894
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5分くらい。 イラクであった本当の話。 戦火から図書館の本を守ろうと、図書館員のアリアさんが、本を図書館から移動させます。 この本を読んだ後、たまたまニュースで、東京でも戦時中本を疎開させていて、それが映画になったというのを見た。
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