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バスラの図書館員-イラクで本当にあった話 の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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2016/09/08

21世紀初頭のイラク侵攻の際、バスラの図書館蔵書をめぐる実話の絵本です。 その図書館の司書アリア・ムハンマド・バクルさんという女性が主役です。 戦火から蔵書を守るために役所と掛け合うが失敗し、実際に図書館が燃えてしまう前に多くの助けを借りて蔵書の70%程度を近場のレストランに...

21世紀初頭のイラク侵攻の際、バスラの図書館蔵書をめぐる実話の絵本です。 その図書館の司書アリア・ムハンマド・バクルさんという女性が主役です。 戦火から蔵書を守るために役所と掛け合うが失敗し、実際に図書館が燃えてしまう前に多くの助けを借りて蔵書の70%程度を近場のレストランに隠して守りきりました。 司書は古代から続く仕事の一つです。 歴史や文化を伝えるために生み出された書物が燃えるのをただ見ているわけにはいかない。 アリアさんの家には助かった蔵書で溢れているそうです。 図書館が復活するそのときまで守り続けるでしょう。

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2010/11/01

感動しました。 バスラというイラクで本当にあった話だそうです。 本は文化であり知識であり人々に感情を与えます。その本の数々を命がけで守った、図書館員のアリアさんと友人たちに心を打たれました。

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2010/09/27

イラクのバスラという町に、図書館がありました。図書館員のアリアさんは、せまりくる戦争から大切な本を守るため、町のみんなに助けをもとめました。さあ、本の引越しを始めよう! 図書館が燃え落ちたとき、本は無事だったのでしょうか? 

Posted byブクログ

2013/01/26

・戦争をこのような形でも伝えることができるということを教えてくれる。この絵本をきっかけにして広がりそう。 ・本が人にとって価値のあるものだということが伝わる。守るべきものは何なのかを考えさせられる。 ・過酷な状況・場所での図書館の意義、図書館員の使命などを思わせる。主人公のポジテ...

・戦争をこのような形でも伝えることができるということを教えてくれる。この絵本をきっかけにして広がりそう。 ・本が人にとって価値のあるものだということが伝わる。守るべきものは何なのかを考えさせられる。 ・過酷な状況・場所での図書館の意義、図書館員の使命などを思わせる。主人公のポジティブな生き方にメッセージ性がある。 ・訳が簡潔でよい。無駄な言葉がない。ただ、読み聞かせるには絵が小さく、言葉が硬いか? ・作者は移民の子ども、シェーカー・コミュニティ、メキシコの村の人々などを題材に、新しい伝記絵本の世界を拓いている。

Posted byブクログ

2012/09/28

戦争の被害から本を守ろうとしたアリアさんの話。 3万冊もの本を移動・保管するのは大変だー 大変でもそれを成し遂げて、今なお平和が訪れるのを待ってる図書館員さん!すごいなあ ただ、「もし本が無事だとわかったら、戦争というけだものは、 きっとまた、町にもどってきます」 ってとこ...

戦争の被害から本を守ろうとしたアリアさんの話。 3万冊もの本を移動・保管するのは大変だー 大変でもそれを成し遂げて、今なお平和が訪れるのを待ってる図書館員さん!すごいなあ ただ、「もし本が無事だとわかったら、戦争というけだものは、 きっとまた、町にもどってきます」 ってとこが意味わかりませんでした。

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2009/10/07

イラクのバスラであった本当のお話しだそうです。 戦争の中、図書館は兵士が出入りするようになり、このままでは大切な本が焼かれてしまうと思った図書館員のアリアさんは一人で本を避難させます。 そのうち、友人や近所の方が助けてくれるようになり、図書館の本の約70%を避難させます。 ...

イラクのバスラであった本当のお話しだそうです。 戦争の中、図書館は兵士が出入りするようになり、このままでは大切な本が焼かれてしまうと思った図書館員のアリアさんは一人で本を避難させます。 そのうち、友人や近所の方が助けてくれるようになり、図書館の本の約70%を避難させます。 戦争の最中、自分の命を守るだけでも大変だったでしょう。 その中で必死で本を守ったアリアさんはすごいと思います。 毎日必ず手にする本。 お気に入りの本もたくさんあります。 でもそこまで本を大切にしているか・・・と言われたら・・・・ 戦争の経験のない私には答えがありません。 小さな子供も読める絵本で、簡単な文章で書かれていますが、伝わってくるものがあります。 読み終わった後、見たこともないイラクのバスラに平和が訪れ、図書館が再建されることを祈ってしまいました。

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2009/10/07

イラクの中心都市バスラの図書館員が 戦火が街を襲おうとするのをみて 図書館の本を自宅に持ち帰り 保護する話。 実話を基にしている。 略奪や強奪、火事等、戦時下の危険が身に迫る中、 自分の身を守るのが精一杯だと思うのに、 自分の大切なもの(彼女にとっては本)を守るため、 危険を...

イラクの中心都市バスラの図書館員が 戦火が街を襲おうとするのをみて 図書館の本を自宅に持ち帰り 保護する話。 実話を基にしている。 略奪や強奪、火事等、戦時下の危険が身に迫る中、 自分の身を守るのが精一杯だと思うのに、 自分の大切なもの(彼女にとっては本)を守るため、 危険を顧みず行動した 彼女はすばらしいと思う。 そして実際に図書館は危険から逃れることは できなかったのだから。 でも、持ち出しってどうなの?と読中 どうも気になって仕方なかったが 有事なので、仕方ないのだろう、と思い 読み進めたのでした。

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2009/10/04

本は知識であり、歴史であり、自由であります。この本は近年のアメリカが行ったイラク攻撃の中での実話。戦火から本を守ったのが、イラクの図書館員であるアリアさんです。本を愛する一人として身の引き締まる思いでした。本への愛とそれを守ろうとする想い、そしてくじけない希望と平和を願って、多く...

本は知識であり、歴史であり、自由であります。この本は近年のアメリカが行ったイラク攻撃の中での実話。戦火から本を守ったのが、イラクの図書館員であるアリアさんです。本を愛する一人として身の引き締まる思いでした。本への愛とそれを守ろうとする想い、そしてくじけない希望と平和を願って、多くの人に読んで欲しい一冊です。

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2009/10/04

イラク最大の港町、バスラにアリアさんという女性図書館員がいます。2003年のイラクへの侵攻がバスラに迫ったとき、彼女は図書館の本を救おうと、みんなの助けを借りて、3万冊の本をみんなの家へ運び出しました。図書館が燃えおちたのはその9日後でした。遠い国イラクで、本を愛する人たちの身に...

イラク最大の港町、バスラにアリアさんという女性図書館員がいます。2003年のイラクへの侵攻がバスラに迫ったとき、彼女は図書館の本を救おうと、みんなの助けを借りて、3万冊の本をみんなの家へ運び出しました。図書館が燃えおちたのはその9日後でした。遠い国イラクで、本を愛する人たちの身に起きた出来事。希望を捨てないアリアさんのお話を読んでみませんか。

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2009/10/04

世界中が注目したアメリカのイラク攻撃。その空爆のさなか、図書館を守った人の実話です。娘に読ませたくて購入しました。1600円とちょっと高めですが、図書館復興のために一部寄付されるそうです。晶文社さん、いい本を出版してくれた。

Posted byブクログ