手紙 の商品レビュー
貧乏暮らしの兄弟の兄が強盗殺人で監獄に入り、獄中から弟に手紙を送る話。 視点は弟が中心。 弟の一生の中の様々な分岐点で、兄の犯した罪が影響を与えていく。 悪い影響が多く、兄の罪が枷となって弟が絶望していく流れが上手く表現されていて面白い。 状況描写が想像しやすい文章、次が気になっ...
貧乏暮らしの兄弟の兄が強盗殺人で監獄に入り、獄中から弟に手紙を送る話。 視点は弟が中心。 弟の一生の中の様々な分岐点で、兄の犯した罪が影響を与えていく。 悪い影響が多く、兄の罪が枷となって弟が絶望していく流れが上手く表現されていて面白い。 状況描写が想像しやすい文章、次が気になっていく展開が上手い。 話が惰性になるような辺りで「転」が上手く入り込み、緩急の付け方が上手い。
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初の東野圭吾先生の作品! いやぁよかったぁ 内容的にはとても重く、自分の毎日が充実してる状態じゃないとちょっと手が出ない内容だけれども、みんなに読んで欲しいと思う作品 私の人間性が至らないのか、結局最後まで平野社長が何を言いたかったのかわからなかった そして私が主人公でも同じ道を...
初の東野圭吾先生の作品! いやぁよかったぁ 内容的にはとても重く、自分の毎日が充実してる状態じゃないとちょっと手が出ない内容だけれども、みんなに読んで欲しいと思う作品 私の人間性が至らないのか、結局最後まで平野社長が何を言いたかったのかわからなかった そして私が主人公でも同じ道を選んだと思う、それももっと早い段階で しばらくしたら読み返してみようと思う
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安全牌の、東野圭吾を…と前知識なく手にとった本。 加害者の弟になった主人公の直貴が生き方を模索する。強盗殺人を犯した兄が居ることで、人生の大事な局面で必ず大切なものを諦めざるを得なくなる。刑務所にいる兄からは毎月毎月手紙が届く。 不遇な中でも応援してくれる人がいて、少しずつ力を...
安全牌の、東野圭吾を…と前知識なく手にとった本。 加害者の弟になった主人公の直貴が生き方を模索する。強盗殺人を犯した兄が居ることで、人生の大事な局面で必ず大切なものを諦めざるを得なくなる。刑務所にいる兄からは毎月毎月手紙が届く。 不遇な中でも応援してくれる人がいて、少しずつ力を貸してくれる。人との繋がりから少しずつ希望が見えてくるストーリーが読んでいて気持ち良い。社長に出会うことで直貴の考え方は変わり問題に向き合えるようになる。それでも、正々堂々と生きすべてをさらけ出して社会に受け入れてもらおうという考え方は甘えだという。 直貴が苦渋の選択をして、兄が罪滅ぼしに気付き手紙のやり取りは終わる。
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加害者の過度の贖罪による自己満足は、やはり甘えなのか?理想論よりも厳しい現実社会に思わず考えさせられる。
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身内に犯罪者がいる主人公の苦悩。 実際に起こり得る物語に考えさせられました。最後の数ページ、僕は涙がとまりませんでした・・・。 九州工業大学 K.N
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たしか小学生か中学生の時の授業でこの映画を見た。子供心に内容は結構衝撃的だった。大学生になり適当に東野圭吾をあさっているときにこの本に出会ったのだが、やはり衝撃的だった。事件の加害者の家族に焦点を当ててお話は進むのだが、主人公は本当に悲惨である。世間の目はこわい。
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弟の為にお金が必要で強盗をし、あげく見つかって家主を殺してしまう。 優しい兄が一転、犯罪者になり刑務所へ。 両親も無く、1人残された弟。 兄も刑務所で罪を償い過酷な日常を送るけど、 残された弟の人生も過酷極まりないものになってしまう。 肉親も同じように罪の重さに耐...
弟の為にお金が必要で強盗をし、あげく見つかって家主を殺してしまう。 優しい兄が一転、犯罪者になり刑務所へ。 両親も無く、1人残された弟。 兄も刑務所で罪を償い過酷な日常を送るけど、 残された弟の人生も過酷極まりないものになってしまう。 肉親も同じように罪の重さに耐えながら人生を送っていかなければいけない。 これを読む限り、残された弟が可哀相でたまらない。 兄からの手紙が弟には苦しくて邪魔になってくる。 私だったらどうなんだろう? 犯罪者の弟をどう見れるのだろう。何も罪が無い彼を。 そんな事関係ないと思おうとするだろうけど。 でもわからない。生きていくにはわからない。 殺人を犯すという事は、自分だけじゃなく周りの近しい人も道連れにする。 それは自殺も同じ事。そう語る社長の言葉が印象に残った。
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犯罪加害者の家族の物語。 犯罪加害者の家族達を取り巻く環境、厳しい現実が 酷く残酷なものであることがよくわかりました。 読んでいて胸が痛くなる場面も多々。 しかし、感動まではいかなくて どうも感情移入できませんでした。 この違和感は何かな〜と考えたところ、 主人公が無駄に容...
犯罪加害者の家族の物語。 犯罪加害者の家族達を取り巻く環境、厳しい現実が 酷く残酷なものであることがよくわかりました。 読んでいて胸が痛くなる場面も多々。 しかし、感動まではいかなくて どうも感情移入できませんでした。 この違和感は何かな〜と考えたところ、 主人公が無駄に容姿が良くて、女にだらしない。 これだと思いました…。 多分、頭が良く容姿が良くても置かれた環境によって幸せを手に入れられない、ということを伝えたかったと思うのですが東野さんの作品は結構、この手の女性に苦労しない上から目線の男が多い気がします。 あまりに理不尽な出来事が多すぎて、性格が歪んじゃったってのもあるとは思いますが…。 東野さん自身がイケメンモテ男キャラが好きなのかな〜。 でも今回の物語りには特にいらないキャラ設定だと思いました。 ガリレオ、加賀美恭一郎シリーズは面白いのに残念。
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本も読んで映画も見た。ただただ感動…。この本を読んでみんなが『犯罪を犯してはいけない』と当たり前だけど再認識したら、平和な世の中になるかな。負の連鎖は止まらない。止まらないからそれが起きないように、前を向いて正しく生きていかなければ…。
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本を読みながら、うたプリAll Starのゲームやっていたのですが、うたプリのストーリー展開の方が衝撃的過ぎて、小説がかすんでしまいました。 時期をみて、そのうち読み返したいと思います。・・・という自分メモ。
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