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手紙 の商品レビュー

4.1

251件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2018/10/16

強盗殺人を犯した兄の存在が判明するたびに道が閉ざされる主人公。家族の為に絶縁を決心したが。。。 救いのない物語だからこそ、ラストの感動が半端ない。

Posted byブクログ

2018/07/29

強盗殺人をした犯人の弟の人生を描いた小説。 恥ずかしながらこの小説を読むまでは、犯罪者の家族のことについて想像すらしたこともなかった。 しかし、読み終えた後は犯罪が犯罪者だけでなく、その家族にも刑の一部として重くのしかかってくるのだと実感した。 主人公の直樹がその逆境に負けず、懸...

強盗殺人をした犯人の弟の人生を描いた小説。 恥ずかしながらこの小説を読むまでは、犯罪者の家族のことについて想像すらしたこともなかった。 しかし、読み終えた後は犯罪が犯罪者だけでなく、その家族にも刑の一部として重くのしかかってくるのだと実感した。 主人公の直樹がその逆境に負けず、懸命に生きていく様も見どころの1つだと思います。

Posted byブクログ

2018/07/29

久々に東野圭吾読んだけど楽しめた。主人公が兄のためになかなか幸せになれなくて、その度、またかよ、ってつぶやいてました。

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2017/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 武島剛志と直貴は二人きりの兄弟だった。 弟の大学進学のための金がほしくて、剛志は空き巣に入り、強盗殺人の罪を犯してしまう。 服役中の剛志から直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く。 しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる。 ある職場で疑いをかけられ、倉庫に異動させられた直貴のもとに現れた男性は、「差別はね、当然なんだよ」と静かに言うのだった――。 年月が流れ、家族を持った直貴は、ついにある決意をする。 人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。 犯罪加害者の家族を真正面から描き、映画化(主演・山田孝之)、舞台化もされ、感動を呼んだ不朽の名作。文春文庫史上最速でミリオンセラーとなり、200万部を売り上げるベストセラー。 【感想】

Posted byブクログ

2017/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯罪者となった兄。その兄は弟の大学進学をさせたくて強盗を働くが、成り行きでその家の老婦人を殺害して逮捕され収監される。 その弟がその兄からの手紙のやり取りの中で犯罪者の家族として生きていく難しさや偏見などを通して生きていく中で周りの一との関わり合いや、妻やこどもを持ってから生きていく中で、その手紙を兄を通してほころびを解いていく過程で兄の気持ちを最後にたどり着けるか。

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2016/04/01

弟のために強盗殺人を犯し刑に服した兄、剛志。 犯罪者の弟、というレッテルを貼られ世間から白い目で見られる弟、直樹。 直樹は人生の大事な場面でことごとく兄の犯罪のせいで打ちのめされてしまう。 暗い闇の中のような人生の中で由実子との結婚。実紀という女の子まで授かるがまたもや差別に...

弟のために強盗殺人を犯し刑に服した兄、剛志。 犯罪者の弟、というレッテルを貼られ世間から白い目で見られる弟、直樹。 直樹は人生の大事な場面でことごとく兄の犯罪のせいで打ちのめされてしまう。 暗い闇の中のような人生の中で由実子との結婚。実紀という女の子まで授かるがまたもや差別に遭い、遂に兄剛志との決別を決意する。 重い話しだった。 会社社長、平野の言葉には考えさせられた。 差別は当たり前。 それをこうやって言葉にして、本にした東野圭吾さんはやっぱりすごいな。

Posted byブクログ

2016/01/11

映画もよかったですが、原作はさらによかったです。電気屋の社長の犯罪者の家族等への差別に対する解釈も今までにはない新しいものであるものの、説得力がありました。犯罪を起こすということの重大さを学ぶこともでき大変良い本だと思いました。ガリレオシリーズのような爽快感はありませんが、本とし...

映画もよかったですが、原作はさらによかったです。電気屋の社長の犯罪者の家族等への差別に対する解釈も今までにはない新しいものであるものの、説得力がありました。犯罪を起こすということの重大さを学ぶこともでき大変良い本だと思いました。ガリレオシリーズのような爽快感はありませんが、本としてのレベルでいえば比較にならないくらい「手紙」が上だと思います。この作品の方が賞をとるべきなのでは・・・。

Posted byブクログ

2015/12/29

★★★★東野圭吾さんの本を初めて読みました。考えさせられる内容でした。罪を犯した兄を持つ弟がどう生きていくか。最後の兄からの手紙、罪の重さに涙が止まりませんでした。この本を読んで暗い、悲しい気持ちになりましたが読んで良かったです。イマジン聴いてみよう。

Posted byブクログ

2023/03/01

なかなか面白かった。 ●2023年3月1日、追記。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく...

なかなか面白かった。 ●2023年3月1日、追記。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 本格推理から学園ミステリー、パロディー小説や絵本など、さまざまな作風で読者を魅了しつづける著者が、本書でテーマに据えたのは、犯罪加害者の家族。犯罪が、被害者や加害者だけではなく、その家族にまで及ぼす悲しい現実を見据えた意欲作である。殺人犯の弟という運命を背負った高校生が成人し、やがて自分の家族を持つにいたるまでの軌跡を、大げさなトリックやサスペンスの要素を用いることなく、真正面から描ききっている。 武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。 ---引用終了

Posted byブクログ

2015/12/09

皆さんはニュースを見たとき、犯罪者の家族について考えたことはありますか?突然強盗殺人犯の弟となった直貴。どんな出来事が起きても、「強盗殺人犯の弟」というレッテルが彼の幸せを奪う。「普通の人間」になるた直貴は必死にもがいていく。(愛知大学図書館報「韋編」第41号に掲載)

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