人生ノート の商品レビュー

美輪明宏(著者)

2024/09/16

30年ぐらい前に書かれた書籍なのに、今でも十分通用することばかりで驚いてしまう。「すべてにこだわらないようにする」という言葉が一番感銘を受けた

2023/06/22

美意識が世界を良くしていくという考えは確かにと共感した。文化も自然も経済も美を意識すれば今より遥かに良くなる。現に韓国人の美意識が世界的に評価されており、アジアの顔となって経済を回し、活躍している。日本と韓国の関係が悪いのはそこに傲慢さやこだわりがあるためであり、そういった泥沼を互いに排除しない限りは一生関係は良くならないのだろう。

女はメンタルが強く、ご飯も何でも食べれて、力は弱い。男はメンタルが弱く、ご飯にもこだわりがある代わりに、力を与えられた。このように、男女というのは互いに得意分野と不得意分野があるため、支え合って生きていかねばならない。

美輪さんの美意識は尊敬出来る点が多くあったが、それ以外のものは「バカだ」とか「インチキ」等、そちら側の人間である私を攻撃しているようでとても刺さり、同時に悲しくなった。
私は常に明るく綺麗なものには心を惹かれるが、逆に機械がお喋りしたり歌ったり、高速で映像が変わる技術等にも同じくらい興味と好奇心が突き動かされる。美輪さんは自分を大事にしつつ、周りに不快感を与えない評価される凛とした美を求めているため、自分の興味は批判されている気がした。私がインチキであることに変わりはないが、最新の若者のアート思考であることもまた1つ変わらないことである。
果たしてそれを美輪さんは受け入れるのであろうか。古典も最新も評価しているが、古典から学ばないインチキは排除するべきと。古典に囚われたものが最新だろうか。。
文化を強みに日本を盛り上げることは2022年になった今でも大いに取り上げるべきだと思う。コロナ禍で失った日本の文化は多種多様で、日本の衰退を大きく前進させた。他国でも変わらないが、兎に角都心の人間が自国の文化に興味を持つよう、もう少し尽力すべきだとは思う。

人生極端に二分できるものでは無いため、曖昧に絡めつつ1つの教養として美輪さんの美意識を取り入れていこうと思う。

2020/10/12

シャンソン歌手で俳優である美輪明宏氏の、1998年の著書。

タイトル通り、人生に大切なことを書き記したエッセイ集、というよりお説教集であり、立派な自己啓発本。

壮絶な苦労をしてきた美輪様だからこその言葉の数々が、心に響きます。

残りの人生、挫けそうな時には、ページを開いて読みたい、と思わせてくれました。

2020/06/11

2020年6月10日
あの奇抜な女装が、本人特に好きでやっているわけでなく、自分の価値観を高めるための作戦だったとは。
燕尾服を着てみたくても、身長160センチでは、他の男達に埋もれてしまうし、七五三に見えてしまうと、考え、計算した結果、の中性ファッション、女装。セールスポイントを高めることを進めている。
初めて知った。

美意識の必要性も切実だ。内面を磨き、美しいものを身の回りにおくことを心がけていきたいと思った。

2019/12/25

美輪さんが物事をどういう風に考えているかを知れる本。ノートを覗き見している感じ。出版が1998年だったので大分時代も変わっているのですが、ところどころなるほどなぁと思うところあり。
特に少年法や日本の犯罪者への擁護について、発言しているところはまさにそう。
人を殺しても、なんて罰を受けないから気軽に罪を犯す。海外では未成年でも死刑になる。アメリカでは10才でも大学卒業したりするくらい、大人よりも頭がいい人がいる。年齢で法律を決めるのはナンセンスなのかなと考えさせられた。
また犯罪者よりも被害者の方が、名前や写真が表に出て辛い思いをする。
こんなに時間が経っても、理不尽な法律って変わらないんだなと。

2019/08/27

流石の美輪さん、一体人生何周目なのかという本。そこそこスピリチュアルで振り切った表現も出て来るものの、美輪さんの言葉選びの美しさとセンスが実に読んでいて心地良い。また、莫大な量の知識に恐ろしさしか感じない。これだけ世界の動向を一歩引いて客観視出来る美輪さんの、腐りゆく世界についての救いの一手は「文化である」と言い切ることが自分にとってすごく嬉しかった。政治や社会についても多くの批判とこうあるべきという指南が書かれているが、当事者でもないが著名な人間がこういった書籍を出版することで人々の意識は少しずつ変わっていくものだよなとしみじみ感じた。

2019/07/30

美輪さんがまだ若いときの本ということもあり、まだ毒気に当てられた感じで刺激が強すぎた。少しずつ理解してゆきたい。

2017/10/16

美輪さんのことは、どういう人なのか今までよくわからなかったが、成る程こんなことを考えている人なのかと思った。オウム心理教のことを、言葉はちがうがとにかく施設も麻原も品がなく貧乏臭いと言っていて洋服や建物や雰囲気を変えたらもしかしたら信者はもっともっと拡大していたかもと書いてあったが、美輪さんが教祖の美輪教とかあったら美しいし、どんどん広がりそうだなと思った。何事も何人も貧乏臭くてとんちきなのは嫌だ、というところは同意。

2015/12/15

【2015年交換会】三輪さんの含蓄のある言葉がちりばめられています。Ｍarpleさんからいただきました。ありがとうございます。

2015/07/28

美輪明宏様のありがたいお言葉の数々
毎日を感謝して奢らず謙虚に
美を意識しながら生きていこうと思える
人生は正負の法則で成り立っているのだということ塞翁が馬です
日々一喜一憂せず生きていこうとおもいました。地に足をつけながら