1,800円以上の注文で送料無料

君の名残を(上) の商品レビュー

4

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2013/11/23

「大将のどの獲物も御前の戦果には敵わぬようだ」 再び兼平がこれは義仲に向けて言う。苦笑を嚙み殺しているといった体だ。 2013/10/15-11/13

Posted byブクログ

2013/09/09

上下巻合わせてこちらで。 平安末期にタイムスリップしてしまった3人の少年少女の話し。 んーーーー、これ全然面白くなかったぞ、、、 この作家さんの本好きだったから、すごい期待してたんだけどなぁ、、、 全てが決まっている決定論的世界観の中でももがいて生きようとする、と言うのはわ...

上下巻合わせてこちらで。 平安末期にタイムスリップしてしまった3人の少年少女の話し。 んーーーー、これ全然面白くなかったぞ、、、 この作家さんの本好きだったから、すごい期待してたんだけどなぁ、、、 全てが決まっている決定論的世界観の中でももがいて生きようとする、と言うのはわかる。それはもしかしたら、この人が他の作品でも描こうとしていた事かもしれない。 でも、いちいちいちいちその事を言い過ぎ。しかも、直接的に。 で、その決定付けをする、神みたいな時みたいなの出てきて話してくるとか、えぇ?何それ?マジかよwwwwwwみたいな、ちょっと草不可避な展開やったわ、個人的に。 3人が3人とも、人生は全て決定されている、と言う風な思いにたどり着く、と言うのもちょっと出来すぎな気がするし、現代に残った友達の最後のエピソードとか、それはほんまに出来すぎやろ、としか思えない。 と言うように、非常に出来すぎなところがある内容で、かつそれが決定論として描かれるから、もう結末ありきやん、としか思えないんだよなぁ。。。 読みながら思ったのは、この人は本当にこの作品を描きたかったんだろうな、と。それはわかった。 でも、やっぱりタイムスリップはいらなかったんじゃ、とどうしても思ってしまう。。。 ただ、この平安末期から鎌倉初期までのところを描いてくれたのはありがたかった。 いまいち知らない平家物語の部分が、わりと知る事ができたし。 あと、意外とこの人は戦乱シーンとか描くのが上手いんだな、とも思った。

Posted byブクログ

2013/07/20

友恵、武蔵、志郎の3人は現代から鎌倉幕府創成期にタイムスリップしてしまった。しかも、巴御前、武蔵坊弁慶、北条義時として、それぞれがその時代の主要人物であった。 こういう歴史小説もあるんだなと思った。タイムスリップした後、その時代で年月を重ね自然とその役に馴染んでいく主人公たち...

友恵、武蔵、志郎の3人は現代から鎌倉幕府創成期にタイムスリップしてしまった。しかも、巴御前、武蔵坊弁慶、北条義時として、それぞれがその時代の主要人物であった。 こういう歴史小説もあるんだなと思った。タイムスリップした後、その時代で年月を重ね自然とその役に馴染んでいく主人公たち。運命には逆らえないという思い半分、その運命から逃れたいという思いが半分。 ドラマチックな歴史小説は面白い。

Posted byブクログ

2013/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名の響きがまず好き。買った理由のひとつ。綺麗な言葉だと思う。あとは内容が源平という歴史だったから興味を持った。 簡単に言ってしまうと、タイムスリップして史実の人物になって歴史を歩んでいくという物語。 こうなってほしくない、これだけは避けたいと願い続けて結局は歴史にとらわれたままだという事実。それが分かるたびに遣る瀬無い切なさが湧いてくる。 欲を言えば、彼らがもっとこの時代に馴染んでいく心情が読みたかった。あっという間に月日が過ぎ、友恵も武蔵も自分の行くべき方向や飛んできた世界に馴染み切っている。いつの間にか義高も11歳で驚いた。でもこれは本にもあるように、不思議で抗えないものがそうさせているのかもしれない。神のようで神でもない歴史をそのまま動かす大きな何か。それが動いて大きく蠢いて、人々を幸せのままにいさせてくれない。戦も何もかもがそうであるというのなら、この世をそうであれと動かしているものは一体何であるのだろう。 出てくる清盛や平家の描写も、去年の大河が清盛だったということもあって興味深かったけれど、せっかくの設定なのだから友恵や武蔵、志郎の三点に絞ってほしかったという欲も、上巻を読み切った今では出てきてしまう。下巻を読み終えたら何か得られるだろうか。 それにしても阿修羅の話は切なかった。ただただ切なかった。このまま幸せになっていればと何度思ったことか。この人はこれからどうなるのだろう。 歴史を知っているからこれからの大まかな流れは分かってはいても、この結末にどう友恵たちが進んでいくのか楽しみ。読みながらここにこれが来たのか!と感心してしまう。 これから下巻!ああ、切ない。

Posted byブクログ

2013/01/05

幼馴染の高校生二人がタイムスリップして源平争乱の時代へ、というぐらいの知識で読み始めた。意外だったのは、異世界から来た人として客観的にその時代を見るのでなく、二人ともその時代の人になりきって溶け込んでしまっていること。 歴史は勝者によって語られるので、敗れた木曾義仲のイメージは...

幼馴染の高校生二人がタイムスリップして源平争乱の時代へ、というぐらいの知識で読み始めた。意外だったのは、異世界から来た人として客観的にその時代を見るのでなく、二人ともその時代の人になりきって溶け込んでしまっていること。 歴史は勝者によって語られるので、敗れた木曾義仲のイメージは決してよくはないが、この作品を読むと彼に対する印象が変わる。 この先の歴史の流れを知っていても、タイムスリップした友恵と武蔵がどう行動し結末がどうなるのか、気になってどんどん読み進めてしまった。

Posted byブクログ

2012/11/16

リアリストから見れば、「有り得ない」話だと思うけど、ファンタジーの一環として読むのであれば、スケールも大きくて心躍る一作。 歴史小説でもあり、ファンタジーでもあるという二面性には驚かされた。

Posted byブクログ

2012/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

予備知識なしに読み始めたら、想定外の展開に。ファンタジー風味の歴史小説?上巻を読み終わったにも関わらず、まだなじめない…。

Posted byブクログ

2012/08/06

想像と違った構成。 この時代の歴史を知らなくても解り易く、ストーリーの先が気になる。 (下)巻に思わず期待。

Posted byブクログ

2012/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

語りつくされた源平合戦を当たらし切り口で描くアイディアはさすが。 おおよそのストーリーは予想されてしまうなか、どう主人公たちを描ききるか、楽しみです。 下巻を読み終わって、改めてレビューします。

Posted byブクログ

2012/03/13

現代から源平時代へとタイムスリップする設定がおもしろかった。3人の主人公の運命はなんとなくわかる気がするんだけど、切なくなるのかなぁ。。。ほっとして終わってほしいが。。。 3人とは別に盛遠と袈裟の話がとっても悲しいのだがよかったなぁ。 下巻が楽しみです。

Posted byブクログ