君の名残を(上) の商品レビュー
タイムスリップ時代物ってのはよくあるかなと思ったんですがそれが実在の人物になってしまうっていうのが目新しい。歴史も絡んで主人公たちが抗えない歴史の渦に巻き込まれるのは切ない。友枝のプロポーズシーンは嬉しいけど悲しいような。義仲可愛いなおい!と思うけど(笑)「否やは許さん」て。武蔵...
タイムスリップ時代物ってのはよくあるかなと思ったんですがそれが実在の人物になってしまうっていうのが目新しい。歴史も絡んで主人公たちが抗えない歴史の渦に巻き込まれるのは切ない。友枝のプロポーズシーンは嬉しいけど悲しいような。義仲可愛いなおい!と思うけど(笑)「否やは許さん」て。武蔵は切な過ぎるよ。歴史トリップというより3角関係モノとしてもっと楽しみたいなという気持ち。
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幼馴染で、剣道部主将を務める高校生、白石友恵と原口武蔵は、雨が降りしきる下校途中、忽然と姿を消してしまう。 二人が目覚めたそこは平安末期、動乱の前夜だった・・・。 生きていく為、その運命を受け入れていくしかない二人。その行方は。
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誰もが教科書などで1度は目にした事のある平家物語。 幼馴染みで同じ高校の剣道部員である友恵と武蔵は学校帰りに大雨に見舞われ、雨宿りに立寄った木の下で落雷に襲われる。 気付くと彼らはお互いに一人。見知らぬ土地に見知らぬ時代。 そして彼らは自分たちが歴史の中で見知った名前を持つ...
誰もが教科書などで1度は目にした事のある平家物語。 幼馴染みで同じ高校の剣道部員である友恵と武蔵は学校帰りに大雨に見舞われ、雨宿りに立寄った木の下で落雷に襲われる。 気付くと彼らはお互いに一人。見知らぬ土地に見知らぬ時代。 そして彼らは自分たちが歴史の中で見知った名前を持つ人物と同じ役割を持った人間であることに気付かされる…。 設定自体はSFじみてはいても、これは純粋に時代小説として読める。 運命に逆らおうとする友恵と、運命を受け入れる志郎。ただ進む道を見極めようとする武蔵。三者三様の時代への溶け込み方がいい。 読み進める私達は、友恵同様歴史の顛末を知っている。頼朝と相容れなかった義仲の最期も、義経と弁慶が平泉で討たれる事も、義高と大姫の悲恋も。知っているからこそ彼女と同様に迷い、焦り、祈りながら頁をめくる。 ───一時たりともそばを離れず運命から守ってみせる。たとえこの命にかえてでも歴史の通りになんかさせない。 わかっているからこそ切ない、というのが伝わってどっぷりと物語世界に入り込んでしまった。 上巻を一晩で読み終え、翌日下巻を買ってやはり一日で読破。 まだ3月だけれど、今年の私的No.1になる可能性多いに有り。
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1月30日購入。2月1日読了。タイムスリップ物といえば,カズマの異邦騎士を思い出す。あれはかなりはっちゃけてたなあ。この本はなんとなくどこかで読んだような感じがする箇所が多くて結構読み飛ばしてしまう。下巻立ち読みしようかなあ…。
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作者で選んだ。待望の文庫化。時代物ということで、入り込むまでに時間がかかるかと思ったけど、驚くほどすんなり入って行けた。なんというかバリアフリーな感じ。現代から過去にタイムスリップした主人公達が戸惑いながらも前向きにこの時代で生きていこうと決心する所も、無理なく流れるようにストー...
作者で選んだ。待望の文庫化。時代物ということで、入り込むまでに時間がかかるかと思ったけど、驚くほどすんなり入って行けた。なんというかバリアフリーな感じ。現代から過去にタイムスリップした主人公達が戸惑いながらも前向きにこの時代で生きていこうと決心する所も、無理なく流れるようにストーリーは進んでいく。これが読んでいてとても気持ちいいし、引き込まれる感がわくわくする。そして、あぁこの時代のこともっと勉強しとけば良かったな、読み終わったら調べて見ようかななんてことも思いつつ、それぞれの運命やいかに!?ということでいざ後半へ!
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