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五分後の世界 の商品レビュー

3.9

329件のお客様レビュー

  1. 5つ

    105

  2. 4つ

    98

  3. 3つ

    74

  4. 2つ

    26

  5. 1つ

    3

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2009/10/04

村上龍の作品の中では一番好きです。 太平洋戦争に敗れ国土を占領されながらも尚、アメリカとの戦争を続けている現代の日本を描きます。 村上龍の、残酷で清涼な世界観があります。

Posted byブクログ

2009/10/04

面白い。 時間を忘れて世界に引き込まれる。 売りたくない私の蔵書ランク5位以内には軽く入る。

Posted byブクログ

2009/10/04

む、村上龍さんはSMエロ小説を書く人だとばかり思ってましたすいません殴っていいです。初っ端からクライマックスってこういうのを言うんですね。すげぇ。文章に呑み込まれるっていうのがなんか分った気がします。ほんとすごい、風景がありありと浮かぶ。圧倒されました。完敗。あらためて作家さんっ...

む、村上龍さんはSMエロ小説を書く人だとばかり思ってましたすいません殴っていいです。初っ端からクライマックスってこういうのを言うんですね。すげぇ。文章に呑み込まれるっていうのがなんか分った気がします。ほんとすごい、風景がありありと浮かぶ。圧倒されました。完敗。あらためて作家さんって、すっごいなあって思いました。 しかも最後のほう泣きそうだった。すきだったんだ・・・コバヤシ・・・。

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2009/10/04

文章はかなりむつかしいけど 読み終わった後、しばらくは放心させられ、その後なぜかわからないがただならぬやる気が湧き出てきた作品 「意志を発している」目、姿をもつ日本人 確固たる誇りと自信を持っている人間たちの世界

Posted byブクログ

2009/10/07

人を選ぶ本だと思う。この考え方、思想になれてない人は戸惑うと思う。自分がそうだったから。 ファンタジー的な事や物語を期待して読む本ではけして無い。個人的には、考えたことの無かった物をいきなり提示されて「さぁ、君ならどうする?」って言われて戸惑ってしまった感じだった。

Posted byブクログ

2009/10/04

08/5/28 渋谷TSUTAYAのランキングに入っていて未読だったので購入 なかなか良かった。「希望の国のエクソダス」や「半島を出よ」の源流かも。

Posted byブクログ

2009/10/04

「龍ば読めっっち」と友達の兄である世界のDKから教えを乞い それなら、と手にした村上龍1冊目。 あの延々と続く戦闘描写への労力、もちろんストーリー、ラスト すべてが衝撃的で鳥肌もんでした。 ここから龍さんとの長い長い付き合いが始まりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

これは、すごい!! 読み出したら止まらないと同時に、 息を抜く間がない。 きりのいいところでやめるということが出来ない(笑) 最初から最後まで、文句なし。 言ってるひまなし。 だけどだからこそ読んだあとに、 体力が失われていることに気付く。 それだけ体力を奪...

これは、すごい!! 読み出したら止まらないと同時に、 息を抜く間がない。 きりのいいところでやめるということが出来ない(笑) 最初から最後まで、文句なし。 言ってるひまなし。 だけどだからこそ読んだあとに、 体力が失われていることに気付く。 それだけ体力を奪われる小説って、 そうそうい、ない。 ああ、でも謎がまだいっぱいだから、 もう一度読みたいけど、しばらくはまだ、無理・・・

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2009/10/04

購入 気がつくと小田桐は森の中の獣道を行進していた。 体は疲れていても、足は動かせるものだ。 彼の時計はこの世界では5分遅かった。 戦後から歴史が変わってしまった、彼が迷い込んだのはアンダーグラウンドと呼ばれる場所に26万人しか純日本人がいない、彼らは世界でも類を見ない精神的...

購入 気がつくと小田桐は森の中の獣道を行進していた。 体は疲れていても、足は動かせるものだ。 彼の時計はこの世界では5分遅かった。 戦後から歴史が変わってしまった、彼が迷い込んだのはアンダーグラウンドと呼ばれる場所に26万人しか純日本人がいない、彼らは世界でも類を見ない精神的・肉体的に屈強な民族として、アメリカを中心とする連合軍と戦争を続けている、そんな5分後の世界。 “こいつの中に他の人にはない製作工場のようなものがあるわけでもない、ただこいつは意志を持っている、未だ形のないものに形を与えようという意志、小田桐にはその意志が光り輝くものとして目に見えるようだった。 ちょうどワカマツの弾くドビュッシーの音が光の粒子として目に見えるような気がしたのと同じように。” p188から引用 ミズノを助ける。そしてオレも死なない。 そして彼は、腕時計を5分早めた。 村上龍の小説は、荒々しくて、揺さぶられる。 グロイとか暴力的とか、そんな言葉じゃ片付かない。

Posted byブクログ

2009/10/04

村上龍の小説の中で一番好きかも知れない。第二次世界大戦の終戦近くに別れた5分遅れた別の日本。闘う選択をした日本は現在の日本とは全く違う。地下深くに国家を作り、分断されいくつもの国に占領された地上の各国とのゲリラ戦、世界各地でのゲリラとして生き延びている。その5分後の世界に紛れ込ん...

村上龍の小説の中で一番好きかも知れない。第二次世界大戦の終戦近くに別れた5分遅れた別の日本。闘う選択をした日本は現在の日本とは全く違う。地下深くに国家を作り、分断されいくつもの国に占領された地上の各国とのゲリラ戦、世界各地でのゲリラとして生き延びている。その5分後の世界に紛れ込んだ中年男性が元の世界に戻るべくその世界の人や日本人(UG)と関わり、結局その世界に留まる決意をする話。村上龍の緻密な想像力と筆力に何度も何度も読み返してしまう。

Posted byブクログ