五分後の世界 の商品レビュー
内容はさておき(面白いのは面白いけど)、 村上龍は舞台設定が非常に上手い。 資料集めから入って綿密に土台を作ってる感じ。 その資料から取ってきたであろう薀蓄も"読ませる"
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いまだに日本が戦争しているという設定の世界に紛れ込んだ男の話。 戦争国家日本とそこの国民を賛美していると思われる記述が多くある。 戦争を続ける理由として司令官が言うのは、 「生存さえも困難な状況で戦い続けて得た貴重な情報を確実に伝えていかなくてはならない、その為には戦い続けるしか...
いまだに日本が戦争しているという設定の世界に紛れ込んだ男の話。 戦争国家日本とそこの国民を賛美していると思われる記述が多くある。 戦争を続ける理由として司令官が言うのは、 「生存さえも困難な状況で戦い続けて得た貴重な情報を確実に伝えていかなくてはならない、その為には戦い続けるしかない」 というものだが、戦争を続ける理由として不十分に思えた。 でも面白くて内容に引き込まれました。
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これかっこいいんだよ。 絶対読んだほうがいいよ。 村上ドラゴンさんが「最高傑作」と自負するだけあるよ。すげーよこれ。 ブックオフで100円で売ってたりするから、見つけたら買ったほうがいいよ。 ボクの周りの結構本読んでる部類の人たちもこの本は絶賛してるよ。必読!
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2009/1/10(〜p48),11(〜p303終) これもおすすめされて読んだ1冊です。 読んだ感想はとっても面白かった!!!! 久しぶりに読んでいてワクワクさせられました! 戦争というか戦いしかない世界。 日本人は26万人しか存在せず、国連軍と戦う混血種民。 戦うとい...
2009/1/10(〜p48),11(〜p303終) これもおすすめされて読んだ1冊です。 読んだ感想はとっても面白かった!!!! 久しぶりに読んでいてワクワクさせられました! 戦争というか戦いしかない世界。 日本人は26万人しか存在せず、国連軍と戦う混血種民。 戦うということが当たり前というか、今の世界のような「平和」とは違うけれど、戦いの中でも「平和」を見出そうとする住人。 とても入り組んだ話で、途中、混乱する部分もありましたが、社会の教科書が出てくるシーンで話ががっちりつかめてきてさらに面白さが増しました。 そして同時にもし自分がこの世界に放り込まれたら真っ先に自殺するだろうなと確信しましたw
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第二次世界大戦終結後も敗戦を受け入れず戦い続ける日本を描いた話。 脳内に再生される映像が鮮明だった。 すなわちとても良い作品。
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生き生きとした細かな描写により戦争ものとして読み応えある。しかし終わり方がはっきりしないので後味があまりよくない。
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村上龍の小説の中で人気が高かったので読んでみました。 主人公が5分時間のずれた世界に紛れ込んでしまう話。 日本に原爆が落とされ、それでも戦いを止めなかった日本国民の歴史を描いている。 村上龍がよくエッセイで問題提起をしている「日本」 伝えたいことが凝縮されていました。 ...
村上龍の小説の中で人気が高かったので読んでみました。 主人公が5分時間のずれた世界に紛れ込んでしまう話。 日本に原爆が落とされ、それでも戦いを止めなかった日本国民の歴史を描いている。 村上龍がよくエッセイで問題提起をしている「日本」 伝えたいことが凝縮されていました。 主人公がかっこいい!
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太平洋戦争後、日本軍は地下へ潜り、ゲリラ戦を続けていた。 パラレルワールドに迷い込んだ一人の男の視点を通じ、現代日本の歪みを描く傑作。
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今年の最初に村上龍に久々にはまった時に一番好きだったストーリー 5分後に進んだ時計がテーマの話なのだが、第2次世界大戦でいまだに敗戦を受け入れていない日本に技術の発展により 地下国家が出現ゲリラ政府が成立しみたいな話だった気がする。夢中になって読んであっという間に読めたのを覚えて...
今年の最初に村上龍に久々にはまった時に一番好きだったストーリー 5分後に進んだ時計がテーマの話なのだが、第2次世界大戦でいまだに敗戦を受け入れていない日本に技術の発展により 地下国家が出現ゲリラ政府が成立しみたいな話だった気がする。夢中になって読んであっという間に読めたのを覚えている。 最も好きな村上作品の一つ。
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「歴史にifは禁物」といとう言葉は、歴史を勉強してたら、腐るほど聴かされるわけですが、村上龍がそのifに挑戦しているのがこの作品。 あの戦争がもし、さらに続いて現在まで尾を引いたら、こういう風になるのかと少しぞっとする。 でも、「準国民」と「国民」の区別の仕方とかは、いまの日本に...
「歴史にifは禁物」といとう言葉は、歴史を勉強してたら、腐るほど聴かされるわけですが、村上龍がそのifに挑戦しているのがこの作品。 あの戦争がもし、さらに続いて現在まで尾を引いたら、こういう風になるのかと少しぞっとする。 でも、「準国民」と「国民」の区別の仕方とかは、いまの日本におけるマイノリティの扱い方に通じる面があるような気がする。 この作品は1994年に作られたものだけど、いま見てみたら右傾化している日本社会に警鐘を鳴らしているようにも受け取れるかも、勝手な推測だけどwww それにしても、いつも思うが、この人が描く、はちゃめちゃな戦闘シーンとかどうやって思いつくんだろ、この人の実体験であるはずがないのに・・・
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