1,800円以上の注文で送料無料

キノの旅(Ⅳ) の商品レビュー

4.1

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2017/10/28

『”この場所を知らず 夢の地を目指し    夢の地に着いて この場所を知らず”』 「分かれている国」が皮肉ってて好きだが 「橋の国」は、特によいとは思えなかったがラストでゾクっと背に何かが走った。 表紙が変わってる。

Posted byブクログ

2017/09/21

珍しく人を殺さなかったな。 自分が要らないと言われてしまうことを微塵も恐れていないのがすごいな。そんなことあるわけないと思うのか。 でも、中にはそれがあることを知っている人もいる。その人たちは、自分が要らないものになってしまう恐怖に耐えられるのかな。 それに誰よりも耐えているのが...

珍しく人を殺さなかったな。 自分が要らないと言われてしまうことを微塵も恐れていないのがすごいな。そんなことあるわけないと思うのか。 でも、中にはそれがあることを知っている人もいる。その人たちは、自分が要らないものになってしまう恐怖に耐えられるのかな。 それに誰よりも耐えているのが、王様なんだろうけど。

Posted byブクログ

2016/03/15

 歌声が聞こえる。そこは、紅い世界だった。一面に紅い花が咲き乱れ、隙間なく大地を埋め尽くしている。  何もない、ただ蒼いだけ空が広がる。  ……紅い草原に、再び歌声が聞こえた。  そしてそれが終わった時、最初に聞こえた声が訊ねる。 「これからどうするの?」  別の声は、 「いつか...

 歌声が聞こえる。そこは、紅い世界だった。一面に紅い花が咲き乱れ、隙間なく大地を埋め尽くしている。  何もない、ただ蒼いだけ空が広がる。  ……紅い草原に、再び歌声が聞こえた。  そしてそれが終わった時、最初に聞こえた声が訊ねる。 「これからどうするの?」  別の声は、 「いつかと同じさ。どこかへ行こう」  すかさず答えた。 「そうだね。そうしよう」  最初の声が、嬉しそうに同意した。  そして言う。 「そろそろホントに起こしてほしいなあ。キノ」  人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作で綴られる、大人気新感覚ノベル第4弾!!

Posted byブクログ

2016/02/15

いいね、とっても良い。ひたすら淡々と物語が進んでいくのがいい。キノの物腰も同じで精神的な動揺が全くないなこいつ。アニメも見たけど同じく良かった

Posted byブクログ

2016/01/24

像のある国。 ×××××。 二人の国。 伝統。 仕事をしなくていい国。 別れている国。 ぶどう。 認めている国。 たかられた話。 橋の国。 塔の国。 像のある国は、読み進めて行くと たかられた話に繋がるのかな? と。 とはいえ、時期が合わない気もしますが こういう事は得てしてい...

像のある国。 ×××××。 二人の国。 伝統。 仕事をしなくていい国。 別れている国。 ぶどう。 認めている国。 たかられた話。 橋の国。 塔の国。 像のある国は、読み進めて行くと たかられた話に繋がるのかな? と。 とはいえ、時期が合わない気もしますが こういう事は得てしていいように解釈されるもの。 二人の国は…食うか食われるか状態? しかしあれを、夫婦円満にするため、と思っている 旦那さんの実家のご家庭は、どんなもの? 伝統、に出てきた育ちがいい人は、彼、かとw 仕事をしなくていい国は、それ仕事? と 首をかしげてしまうもの。 しかし最後の旅人のための定義は素晴らしい。 是非に色々なものを手に入れてください! 別れている国はあれですよね…どっちもどっち。 他からみたら、同じ事かと思われます。 しいて言えば、象は食べられたんですか、という所? ぶどうは、イソップの物語のキツネでしょうか? 認めている国は、ある意味ホラー。 自分は書かれない、という保証が 一体どこにあるというのでしょう。 橋の国、は最後に呆然としてしまいました。 そこまで成し遂げるのに、一体何が 彼らを突き動かしたというのでしょうか? 最後の、塔の国だけ、3段に分かれています。 多分『塔』を表しているのかと。 そしてその国の、訴えている人。 結局、そこから離れられていません…。

Posted byブクログ

2015/02/14

「像のある国」 「×××××」 「二人の国」 「伝統」 「仕事をしなくていい国」 「分かれている国」 「ぶどう」 「認めている国」 「たかられた話」 「橋の国」 「塔の国」 風刺の効いた話が多い。常識や習慣というのは恐ろしい。

Posted byブクログ

2014/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-418.html

Posted byブクログ

2014/06/01

相変わらず淡々と暴力的で、こんな本を読んだら未成年の暴力行為の助長がうんたらかんたら。それはさておき、いつものように当たり前の常識を少しひっくり返してみたり、ちょっとだけ我々の世界とは異なる世界を見てみたり。夫婦喧嘩してる話とか極端だけど、ふむふむと思ってしまうものがある。

Posted byブクログ

2014/03/12

今回も淡々と旅は続きます。途中でシズの旅になるのもスパイスですかね。「伝統」は今回で唯一(?)血生臭くなくていいかな。そしてあとがきが遂にぶっ飛んだ方向へ。あ、「あとがき」じゃないからいいのか(笑)

Posted byブクログ

2013/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 あとがきは"アレ"の序章。 【二人の国】 夫婦間の問題に一切関与しない国。 怖いなあ。 【伝統】 キノの猫耳絵見たかったなー 【分かれている国】 やってることは同じで対象が違うだけ。 こんな矛盾ってどこにでもあるよね 【たかられた話】 静の話。 冒頭の「像のある国」とリンクしてるってわかったのはココの感想読んでから(驚いた)。 静、強い 【橋の国】 そこまでするかって思うな。 ちょっと切ない 【塔の国】 倒れたら死者とか凄そうだけど楽しそうだなw

Posted byブクログ