キノの旅(Ⅳ) の商品レビュー
編集部に半泣きで問い…
編集部に半泣きで問い合わせがあった「あとがさ」…おすすめですよ~
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時雨沢さんのテンショ…
時雨沢さんのテンション高いあとがき(?)が最高です。良くも悪くも、「たかられた話」の印象が強いです。
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ときどき出てくるシズ様が目覚ましになってよい。 「認めている国」、自殺志願者に易しい国だなと思った。現実的には人的ミスなど様々な悲劇が起こり、すぐ廃止になりそうだけど。
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どの巻にどのお話があるのか、メモしておきます。何気ないようで、不思議なお話がたくさん。ちょっとアフォリズムも含んで。 プロローグ「紅い海の真ん中で・b」 -Blooming prairie・b- →歌声が聞こえる。 そこ...
どの巻にどのお話があるのか、メモしておきます。何気ないようで、不思議なお話がたくさん。ちょっとアフォリズムも含んで。 プロローグ「紅い海の真ん中で・b」 -Blooming prairie・b- →歌声が聞こえる。 そこは、紅い世界だった。 第一話「像のある国」-Angel- →「これは、昔空から降りてきて、国を救っ てくれた天使の像です。人々を苦しめる二 十二人の悪魔を、棍棒の一振りであっとい う間に退治して、この国に安穏をもたらし てくれたんです。そして、空に還られまし た」 第二話「×××××」-Solo- →運転手である旅人進む先に何かを見つけ て、スピードをおとしました。 道端で手を上げているのは、小さな子供でし た。 第三話「二人の国」-Even a Dog Doesn't Eat- →「あらためて今日は。我が国にようこそ。 書類は、キノさんだけで結構です。時間がか かるとは思いますが、できればすべてにお答 えください。イスとテーブルは、こちらのを お使いください」 第四話「伝統」-Tricksters- →人口は少ないが、とても平穏に暮らしてい ること。そして――大昔からの伝統で、住人 は頭に猫耳をつけていること。 第五話「仕事をしなくていい国」-Workable- →「りょーかい」 目の前で車が一台止まった。荷台つきの車 で、誰も乗っていない。車に積まれた機械 が、どうぞお乗りください、目的地までお 連れします、と告げる。 第六話「分かれている国」-World Divided- →道は、二つに分かれていた。 一つは坂道を上がり、北方にある森の高地 へと続く。 一つは、南に下り、遠くに蒼く見える海へ た伸びる。 第七話「ぶどう」-On Duty- →「ボクはキノ。あちらは相棒のエルメス」 「キノさんね。で、いつまでこんなこと続 けるつもりだい?」 第八話「認めている国」-A Vote- →この国は王国で、そして王は必ず医師でな くてはならないという決まりがある。 第九話「たかられた話」-Bloodsuckers- →「国は、大きければいいものでもないよ。 問題は、そこに住む人達が満ち足りていて、 幸せに暮らしているかどうかだ。」 第十話「橋の国」-Their Line- →ふいに、運転手がモトラドのタンクを叩い て、進む先を指差した。 だいぶ遠く、蒼い海面上に白い線が陽炎の ように浮いているのが見えた。…… 第十一話「塔の国」-Free Lance- →「立派な塔ですね。もしよかったら、今ま でどれくらいの時間をかけたのかと、なぜ建 てるのかを教えてください」 エピローグ「紅い海の真ん中で・a」 -Blooming Prairie・a- →大きな丘を走り登り、その頂上へ着いた 時、 「歌おうかな」 キノが言った。
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仕事しなくていい国についてはいづれこうはならなくても何かしらこれに近いこと考えなきゃいけないんだろうなと想像しながら読めた。二人の国もそう。なんかフィクションなのに、物語を空想の世界で考えていけるのに、なぜかリアルな生活とリンクして読み進めている自分に気づく。不思議な感覚。
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結婚観や仕事観、色んな事をめっちゃ考えさせられる。一緒に色んな国(文化や考え方)を旅できてる感じがしてほんまに好きな本。 色々考えれるわ。。 海側と山側でほぼ同じ考え方でも食べ物が違えばあーなるのかぁ… この世界、色んな人の考え方や信念をきちんと知れば分かり合えることもあるかも...
結婚観や仕事観、色んな事をめっちゃ考えさせられる。一緒に色んな国(文化や考え方)を旅できてる感じがしてほんまに好きな本。 色々考えれるわ。。 海側と山側でほぼ同じ考え方でも食べ物が違えばあーなるのかぁ… この世界、色んな人の考え方や信念をきちんと知れば分かり合えることもあるかもしれない。
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「橋の国」「分かれている国」「認めている国」が個人的に好き。防寒手袋を売って国を出た後にやっぱ売らなきゃよかったなーってなるキノの一場面は、「認めている国」の今後を暗示してるみたいで面白い。ていうかエルメス賢いのかそうじゃないのかよく分かんなくてほんと可愛い、、、好き、、、キノとエルメスのコンビは全然ほのぼのしてないのに何故か癒される不思議。
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プロローグ、第1話「像のある国」、第2話「×××××」は、巻頭カラー・ページに掲載されています。 第3話「二人の国」は、夫婦の間の暴力は罪にならない国の話。第5話「仕事をしなくていい国」は、機械によって労働から解放された人びとが、ストレスを受け取るために毎日〈仕事〉に赴いている...
プロローグ、第1話「像のある国」、第2話「×××××」は、巻頭カラー・ページに掲載されています。 第3話「二人の国」は、夫婦の間の暴力は罪にならない国の話。第5話「仕事をしなくていい国」は、機械によって労働から解放された人びとが、ストレスを受け取るために毎日〈仕事〉に赴いている。第6話「分かれている国」は、森の生き物を食べる民と、海の生き物を食べる民に分裂している国の話。第8話「認めている国」は、誰からも必要とされない人を国家が殺害している国の話。第9話「たかられた話」は、シズ様と陸が、盗賊に食料をたかられている国を訪問する話。 教訓色の強い寓話はあまり好きではないのですが、第6話「分かれている国」の締めくくりはスマートだと思いました。
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魚食(鯨食)文化と肉食文化でいがみあってる国の話。世界の縮図というか,こういう分かりやすい物語を通して社会について学ぶところもあるのかな,など。 主人公が徹底的にノンポリで,「ふうん」って感じで通り過ぎていく(旅人なので)のも良い立ち位置だと思う。
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キノの旅はラノベとしてではなく、もうちょっと緻密に書かれた文学として読みたいといつも思う。どうしてもラノベだと説明文がくどかったり、描写が軽く感じられてしまう。 ものすごく興味深い題材を扱ったりしているので、もったいないと勝手に思ってしまう。
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