沈黙の春 の商品レビュー
40年近く前に書かれた農薬による環境汚染、健康被害についての報告書といったらよいだろうか。それとも警告書といったらよいだろうか。読んでいて私たちの身の回りにある土壌や河川などが果たしてどのくらい汚染されているのだろうかと空恐ろしくなった。農薬が一番怖いのは環境に蓄積されて長期的に...
40年近く前に書かれた農薬による環境汚染、健康被害についての報告書といったらよいだろうか。それとも警告書といったらよいだろうか。読んでいて私たちの身の回りにある土壌や河川などが果たしてどのくらい汚染されているのだろうかと空恐ろしくなった。農薬が一番怖いのは環境に蓄積されて長期的に被害を生み出し続けるということではないだろうか。散布から5年たったから大丈夫、10年たったからもう心配ない、といったことが成り立たないことは本書を読むことで理解できると思う。
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献辞:アルベルト・シュヴァイツァーに捧ぐ シュヴァイツァーの言葉− 未来を見る目を失い、現実に先んずるすべを忘れた人間。そのゆきつく先は、自然の破壊だ。
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入社面接の時に聞かれるといつも愛読書にあげます。自然保護の古典的名著ですが、ガツガツした自然保護活動家が読んだ場合、非常に偏狭な解釈にされてしまうところが悲しいところです。
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