沈黙の春 の商品レビュー
農薬や殺虫剤が有害なのは当たり前。 当然,我々もその事実は知っている。 しかし,『便利だから』と特に何も考えずに使われてしまう。 自然だけでなく,人間にまで与える多大な悪影響のことなど何も考えず… 各地で鳥や動物が大量死したニュースをこの間見たが,この本でもそういう内容が盛り込...
農薬や殺虫剤が有害なのは当たり前。 当然,我々もその事実は知っている。 しかし,『便利だから』と特に何も考えずに使われてしまう。 自然だけでなく,人間にまで与える多大な悪影響のことなど何も考えず… 各地で鳥や動物が大量死したニュースをこの間見たが,この本でもそういう内容が盛り込まれていたりする。 何より凄いのは,この本が最初に出版されたのは50年以上昔だということ。 政府・大企業を敵に回してまで,彼女が唱えた考えが今なお引き継がれていること。 しかし,なかなか実践されない。彼女が現代を見れば何と言うだろうか。 一読の価値あり。
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途中リタイアです。。ごめんなさい なんかの教科書に載ってたのでトライしてみました。 彼の環境に対する真剣すぎる姿勢はひしひしと伝わってきたのですが…内容的に難しいとかじゃなくて環境1色で飽きちゃったというか…将来また読み返すことがあれば…
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興味のある方には一冊丸ごとがエッセンスなのでしょうが 素人目には、途中から、挙げられる物質の区別がつかないので、へぇー・・・、という感じでしょうか。 現在は、だいぶ科学情報が古くなってしまっているという話も聞きます。 レイチェル氏の映像を2度ほど見たことがあります。 内分泌攪...
興味のある方には一冊丸ごとがエッセンスなのでしょうが 素人目には、途中から、挙げられる物質の区別がつかないので、へぇー・・・、という感じでしょうか。 現在は、だいぶ科学情報が古くなってしまっているという話も聞きます。 レイチェル氏の映像を2度ほど見たことがあります。 内分泌攪乱物質の存在を否定する当時の社会に対し、頑として引かなかった、というので、バリバリのキャリアウーマンのような容貌の方かと思っていたら、おっとりした感じの小さなおばあちゃまでした。 そういえば、邦訳第一回のタイトル、『生と死の妙薬』だったそうです。 ・・・『沈黙の春』、に、一票。
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殺虫剤や除草剤を散布する事で生じる自然破壊について、土壌・水・生物・細胞など様々な視点から論述し、化学薬品に依存する事の危険を提唱する。 生物は自然界ではそれぞれつながりを持ち、それらがある一定の均衡を保つことで成立しており、化学薬品の使用はその均衡を様々な形で破壊するという...
殺虫剤や除草剤を散布する事で生じる自然破壊について、土壌・水・生物・細胞など様々な視点から論述し、化学薬品に依存する事の危険を提唱する。 生物は自然界ではそれぞれつながりを持ち、それらがある一定の均衡を保つことで成立しており、化学薬品の使用はその均衡を様々な形で破壊するという形で話をすすめていく。 化学薬品は駄目だ!生物的解決こそ完全なる対策法なのだ!というよくも悪くもアメリカ的な記述が気に入らない。
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今や環境問題は当たり前のありふれたものとなった。しかし、勿論そんなものが 無視されてきたときもあった。そんなとき、アメリカで一人警鐘を発した女性、それがレイチェル・カーソン であった。今更内容を読んでも当たり前な内容しか書かれていない。しかし、時代に戦うということの重みを感じる...
今や環境問題は当たり前のありふれたものとなった。しかし、勿論そんなものが 無視されてきたときもあった。そんなとき、アメリカで一人警鐘を発した女性、それがレイチェル・カーソン であった。今更内容を読んでも当たり前な内容しか書かれていない。しかし、時代に戦うということの重みを感じるには十分な1冊であった。
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表紙が秀逸。 人間の勝手さが身にしみた。 今こそ読まれるべきではないかと。 文学というよりも理系の論文読んでるようだった。悪しからず。
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農薬等を用いることで自然破壊をすすめてきた人間の事例を数多く扱い、安易な化学物質使用の危険性を訴えています。当時そのことに気付くことができ、著したことが凄いと思いました。
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自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえなき地球のために生涯をかけて闘ったレイチェル・カーソンが贈る魂の一冊。 タイトルにある通り、化学薬品の過剰な使用によって自然界のバランスが崩れ、春は沈黙してしまった。その事実をあますところなく描き、現代...
自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえなき地球のために生涯をかけて闘ったレイチェル・カーソンが贈る魂の一冊。 タイトルにある通り、化学薬品の過剰な使用によって自然界のバランスが崩れ、春は沈黙してしまった。その事実をあますところなく描き、現代に生きる私たちに大きな示唆を与えてくれる。 「自然」と「科学」とが共存するためには、「人間が一番偉い」という考え方を改めるべきだとする筆者の警告が心に迫る。 環境問題に関心のある人はもちろんのこと、国際開発や国際協力に携わる人も必ず読むべき本であると思う。
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内容はいいけど、事例がおおすぎるのと まとまりが悪くて、読むと飽きてくる。 冗長かな・・・。 歴史的な意義ははたしたかと。
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科学用語満載でなかなか読み進まなかったけれど、なんとか読了。具体的な部分はともかく、最後の解説にあったように人間本位の狭窄した視界での行動がもたらす悲劇が描かれていると思う。
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