沈黙の春 の商品レビュー
Readingの授業のために買ったペイパーバックを持っている。『大学新入生に薦める101冊の本(新版)』には、「原著は詩情に富んだきわめて美しい文章である。だから自然科学になじみがない人でも、十分理解できる。」と書いてあるけど、これはおかしい。前半と後半の論理関係が全くなってない...
Readingの授業のために買ったペイパーバックを持っている。『大学新入生に薦める101冊の本(新版)』には、「原著は詩情に富んだきわめて美しい文章である。だから自然科学になじみがない人でも、十分理解できる。」と書いてあるけど、これはおかしい。前半と後半の論理関係が全くなってない。後半は「だから自然科学になじみがあろうとなかろうと、文章を理解し味わうには相当の英語による読解力が必要である。」とするべきだと思うくらい。だからきっと、原著を読みとおすのは無理だと思うけど、かといって、この翻訳を読む気もあまり起こらない。さきの授業を受けて、訳出してない文章があったり、訳が変なところがあるのを分かっているということもあるし、あと父親から借りたこの文庫が汚いのもほんのちょっとある。解説は筑波常治。関連リンク『大学新入生に薦める101冊の本(新版)』http://review.webdoku.jp/note/4390/12834/1?id=203061
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1962年に発行された本だけど、いまだに参考になるところが多い。 化学薬品の浸透、循環、蓄積のサイクルは目に見えないだけに、どこまで進行しているのかはっきりわからないのが怖い。
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環境問題に対しての草分け的存在。自然の動物とそのバランスがどれほど大切か、それを崩すことがどれほど危険か…心に響きます。 「数は少なくても、目の澄んだ人はいる。自分たちは化学者でも、技術屋でもなく、生物学者であることを忘れない人がいる。」
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環境問題なんかに興味ある人はほぼ知っている有名な著書。高校生のときに出会い、結構衝撃的だった。地球に人間は必要ないんだろうなと感じれる作品。 ただし、40年くらい前のものなので鵜呑みにしないように。
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言わずと知れた名著であり、環境問題に携わる人や興味のある人などには必須といわれる本です。 単に、本当に単純に事実が書かれてあるだけです。 でも恐ろしいほどに怖い。 そして読んでいて思ったことは、レイチェル・カーソンはあくまで持続可能な開発を目指しているということ。 決...
言わずと知れた名著であり、環境問題に携わる人や興味のある人などには必須といわれる本です。 単に、本当に単純に事実が書かれてあるだけです。 でも恐ろしいほどに怖い。 そして読んでいて思ったことは、レイチェル・カーソンはあくまで持続可能な開発を目指しているということ。 決して完全に化学薬品を否定しているわけではないです。 つまりは使い方の問題。 もっというと化学というか科学というか文明というか・・・、それと自然との共存の仕方の問題なのだなと私は感じました。 こういう視点は非常にすばらしいと思います。
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1974年。自然保護などを伝える作品。温暖化が叫ばれているが、作品が発表された1962年、今から50年ほど前に予期されていた。対応が遅いというよりも、経済優先の政策がいけないのだろう。これから再び注目される本。
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1962年に出版された、化学物質汚染を警告した名著。冒頭の寓話が素晴らしい。40年前の知識なので注意が必要だが、本書の精神は現代にも通ずる。書いた事が星5に値する。【0512古】
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世界に環境問題を知らしめたロングセラー。化学薬品が生態系に及ぼす弊害について書かれている。但し、同じことを繰り返し主張しているので、読んでいて少々くどく感じた。50頁も読めば全体の概要は掴めると思う。人類はもっと賢明にならねば・・・と思った次第。
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どうやら世界は壊れているようだ。 そして、人間がひたすら壊しているようだ。 我々に出来ることは何なのか?何をするべきなのか? そんなことに答えてくれる名著。
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もうかなり昔から,環境問題を訴えいた.すごい,その調査もさながら,こうやって今での環境問題の書として廃れない.これを読むと,環境のこと考えずにはいられなくなる.
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