グレート・ギャツビー(華麗なるギャツビー) の商品レビュー
愛情に身を焦がし破滅した男の生き様に圧倒される。 ディズィを巡る2人の男の一触即発の緊張感がたまらず、ページをめくる手が止まらなかった。
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ニックはニューヨークの証券会社に就職してイーストエッグに家を借りた。隣には豪邸があり、夜な夜な派手なパーティーを開いていた。ある日ニックは館の主、ギャッツビーからパーティーへの招待を受ける。ギャッツビーはニックの従姉妹ディズィのかつての恋人で、既に結婚している彼女を取り戻そうとパ...
ニックはニューヨークの証券会社に就職してイーストエッグに家を借りた。隣には豪邸があり、夜な夜な派手なパーティーを開いていた。ある日ニックは館の主、ギャッツビーからパーティーへの招待を受ける。ギャッツビーはニックの従姉妹ディズィのかつての恋人で、既に結婚している彼女を取り戻そうとパーティーを開いていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 学生の頃読んでいるはずなのに…全然覚えていなくて…先日レオ様の映画を見たので原作に再度挑戦してみました。 これは『ライ麦畑でつかまえて』と並んでアメリカの青春小説の金字塔らしいのですが…ライ麦畑には夢中になれたけど、こちらには同調出来なかった。たぶん若い時に読めば共感出来る所もあったのでしょうが…でも忘れちゃってる位だから私とは相性が合わなかったのでしょう。 ギャッツビー個人に関しては 「お前はアホか!」 とハリセンチョップで頭を叩いてあげたいけど、ストーリーは意外と面白かった。 ディズィの夫のトムには愛人がいる。愛人にも夫がいる。そしてディズィはギャッツビーに再会してときめいている。とは言ってもトムもディズィも離婚する気などない。だけどギャッツビーにはそれがわからない。 失ったものは取り戻せない、ニックが諭しても解せない。夫婦は愛情だけで繋がってわけじゃない。ギャッツビーのディズィへの思いも愛情というよりも執着のようで共感は出来ない。 この話は表向きは恋愛がテーマのようだけど、それ以上にギャッツビーの経済的コンプレックスが大きくフューチャーされている。金持ちになれば彼女が戻ってくる…なんて考えること自体…あまいな
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映画、宝塚、共に視聴済み。 前知識があったからなんとなくわかったが、何が起こったのか分かりずらい箇所があった。 一途な想いから、ラストは悲しきギャツビー。 パーティにはどこからともなくたくさんの人達が来るのに、葬式には1人しか来ない。父も来てくれたのは幸い。 改めて映画等をまた見...
映画、宝塚、共に視聴済み。 前知識があったからなんとなくわかったが、何が起こったのか分かりずらい箇所があった。 一途な想いから、ラストは悲しきギャツビー。 パーティにはどこからともなくたくさんの人達が来るのに、葬式には1人しか来ない。父も来てくれたのは幸い。 改めて映画等をまた見直したくなった。 また、村上春樹訳をいずれ読んでみたい。
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100ページくらいまではよくわからず苦痛。役者が揃って物語が動き始めてからは引き込まれたが、終盤の人物の動きがピンと来なかった。 30歳で「歳を取りすぎた」というのはつらい
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英語読めないからダメだけど きっと流れるように美しい文書で 書かれてるんじゃないかなと思った 当時のアメリカの世相の知識とか そういうものがあれば もっとイメージしやすかったかもしれない 海外の作品はそういう意味でも難しい 主人公の立ち位置や雰囲気が 村上春樹の小説に出てくるタイ...
英語読めないからダメだけど きっと流れるように美しい文書で 書かれてるんじゃないかなと思った 当時のアメリカの世相の知識とか そういうものがあれば もっとイメージしやすかったかもしれない 海外の作品はそういう意味でも難しい 主人公の立ち位置や雰囲気が 村上春樹の小説に出てくるタイプに 似てる気がする 村上春樹の翻訳バージョンの グレートギャツビーもいつか読んでみたい 2022年新潮文庫の100冊のうちの1冊
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村上春樹が激推ししている一冊ということで手に取った。 英語の小説を日本語に訳したものなので、世界観がそのまま伝わってきたわけではないが… 前半は正直誰が誰?どういう展開? とついていけない部分が多くて読むことを放棄しそうになったけれど、後半は怒涛の展開で面白かった。
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第一次世界大戦後の頃の狂騒な時代のアメリカがよくわかる。 成り上がり者。金持ちと貧乏。西部のモラルと東部のモラルと言う違う意識の存在。アメリカンドリーム。。。 全ては主人公ニックの言葉にこの物語は集約されている気がする。 『ー今にして思えば、この話は、けっきょく、西部の物語で...
第一次世界大戦後の頃の狂騒な時代のアメリカがよくわかる。 成り上がり者。金持ちと貧乏。西部のモラルと東部のモラルと言う違う意識の存在。アメリカンドリーム。。。 全ては主人公ニックの言葉にこの物語は集約されている気がする。 『ー今にして思えば、この話は、けっきょく、西部の物語であったートムもギャツビーも、デイズィもジョーダンも、それからぼくも、みんな西部人である。そしてぼくたちはたぶん、ぼくたちを東部の生活になんとなく適合できなくさせる、何か共通の欠陥を持っていたのだろうと思うー…ギャツビーは、その緑色の光を信じ、ぼくらの進む前を先へ先へと後退してゆく狂躁的な未来を演じていたー…こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでいく。』 デイズィの罪を被って殺されたギャツビーの死後、その真実は埋もれたままで時が過ぎている。デイズィがどういう気持ちで生きているのかわからないまま物語は終わっているが、歪んだ富裕層に対する著者の批判も込められているのでは、とも思う。
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1922年第一次世界大戦後 狂騒の20年代アメリカ 絢爛豪華な邸宅で夜ごと盛大なパーティを開く謎めいた男、それがギャッツビー。彼の資金力の影には 黒い噂が流れていた。 若かりし頃、全くストーリーに入れきれず挫折。 たぶん、グレートの意味を間違えていた事と、翻訳の流れが掴めなかっ...
1922年第一次世界大戦後 狂騒の20年代アメリカ 絢爛豪華な邸宅で夜ごと盛大なパーティを開く謎めいた男、それがギャッツビー。彼の資金力の影には 黒い噂が流れていた。 若かりし頃、全くストーリーに入れきれず挫折。 たぶん、グレートの意味を間違えていた事と、翻訳の流れが掴めなかった事が敗因。 村上春樹氏が人生で巡り合った重要な一冊とし 宝塚月組で、この夏上演決定してるし オリラジのperfect human のMVはオマージュらしいし 何回か映画化もされてるし 英語で書かれた20世紀最高の小説 第二位らしい やっぱり 読めないとちょっと悔しい。 幼児期から自身の成功を夢見ていたギャッツビー。 家出、戦争、失恋。資金調達の為這い上がる。 過去の恋を手に入れる為だけの、虚栄だらけの邸宅、パーティ。元恋人さえも彼の虚構の一部。 過去を取り戻せない現実を受け入れない。 華やかなパーティの片隅に佇む哀愁。元恋人の家を見つめる寂寥感。それらと狂乱めいたパーティとの対比。そして全ての喪失。 アメリカは世界恐慌の時代となり ギャッツビーの栄華と共に狂騒は終焉する。 おーっ、なんか掴めた気がしてきた。 映画見ちゃお。
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・「ひとを批判したい気持ちが起きた場合には、この世の中の人がみんなお前と同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思い出してみるのだ。」
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20数ページ読んで、状況把握出来なかったので読むことを諦めました。 筋肉隆々の男が登場したことだけは、確かだと思う。 村上春樹著「ノルウェイの森」からdigったから理解したいけど、まだそのタイミングでは無いと思い、本棚の奥の奥の奥にしまって熟成させよう
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