1,800円以上の注文で送料無料

鋼鉄都市 の商品レビュー

4.2

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/05/07

ロボットと警官の話ということで ロボットの話かと思ったけど 宇宙人との関係のSNS色と ミステリー色も強く面白かったです。 聖書のところがよく知らないので 理解しづらいけど 宗教色が出るのは、外国文学に 必要な知識なんだなーとあらためてかんじた 1番心に残ったのは、 ロボットが...

ロボットと警官の話ということで ロボットの話かと思ったけど 宇宙人との関係のSNS色と ミステリー色も強く面白かったです。 聖書のところがよく知らないので 理解しづらいけど 宗教色が出るのは、外国文学に 必要な知識なんだなーとあらためてかんじた 1番心に残ったのは、 ロボットが人間に近い存在となった時 人間たる所以とは? その部分を心に留め置き もし、この話のような、これに近い未来が来たとしても 人間が人間で生きる価値をしっかりもって 生きていきたいと感じました。 しかし、話の中で、人口増加して、食糧不足の 果てのイースト加工品を食べたり エネルギーの不足で統制化された社会は、 今後あり得ることなんじゃないかと。 こんな昔に先を見通してたってことに なってほしくないなー

Posted byブクログ

2023/11/27

「警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ、ベイリは乗り出すが……〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの...

「警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ、ベイリは乗り出すが……〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの金字塔!」 「人間の刑事とロボットのダニール・オリヴォーが犯人を追う、ミステリー仕立てのSF。人間とロボットの会話が楽しく、そして考えさせられる作品。」

Posted byブクログ

2023/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いいものを薦めれば薦めるほど過去にこだわって意固地になってしまう。であれば撤退し、少数の賛成派を励ますことによって内から盛り上げ、自分たちで作り上げたと思わせるように仕向ける。政治の大切さ。

Posted byブクログ

2023/11/06

SFの古典的な作品 それだけに当時の人が思い描いていた未来像というのが見れて面白い メインテーマはロボットと人間の共存や遺伝子選択、アンチエイジング、ロボットとの共存を実現した「宇宙人」と、鋼鉄の都市に閉じこもって懐古的な思考の「地球人」と、その間で起こるロボット関連の事件が主と...

SFの古典的な作品 それだけに当時の人が思い描いていた未来像というのが見れて面白い メインテーマはロボットと人間の共存や遺伝子選択、アンチエイジング、ロボットとの共存を実現した「宇宙人」と、鋼鉄の都市に閉じこもって懐古的な思考の「地球人」と、その間で起こるロボット関連の事件が主となる AIや自動運転などが実用化しようとしている今見てもなかなか色あせないテーマと感じる また手塚治虫をはじめとした人たちが、どういう発想をもとに物語をアレンジしていたかの元が垣間見れる気がする 一方で通信技術などは当時の人の発想を完全に超えたところまですでに発達しているなど、古く見える部分に着目するのも面白かった

Posted byブクログ

2023/10/20

「ロボットは人を殺さない」は絶対か? アイザック・アシモフの代名詞とも言える「ロボット三原則」の問題を、退廃した「地球人」の住む「鋼鉄都市」で繰り広げる。 少し前に読んだ『はだかの太陽』は、この続編。 小説はパソコンも携帯もない時代に書かれた。今、経営者や企業コンサルタントは...

「ロボットは人を殺さない」は絶対か? アイザック・アシモフの代名詞とも言える「ロボット三原則」の問題を、退廃した「地球人」の住む「鋼鉄都市」で繰り広げる。 少し前に読んだ『はだかの太陽』は、この続編。 小説はパソコンも携帯もない時代に書かれた。今、経営者や企業コンサルタントは「効率は人を幸せにする」として、無人化やオンライン化を進める。 他方で「移民問題」などにある民族間の軋轢の根底には、「労働コストの効率化」などからくる経済的理由が潜んでいる。 アシモフはR・ダニールに「正義とは法」と言わせ、ベイリには「法の上には時として寛容がある」と言わせた。 地球人や宇宙人の問題は、他人事ではない。

Posted byブクログ

2023/10/05

 閉塞感あふれる階級社会、人の上に立つ宇宙人に、宇宙人がバラまいたロボットが人の仕事を奪い、誰もがロボットを嫌い一部の人々は反ロボットを主義を掲げる。そんな陰鬱とした世界で起こる宇宙人の殺人事件!主人公の推理が突然放たれた銃弾のように突拍子もなく大胆不敵で面白い!主人公はかなり怒...

 閉塞感あふれる階級社会、人の上に立つ宇宙人に、宇宙人がバラまいたロボットが人の仕事を奪い、誰もがロボットを嫌い一部の人々は反ロボットを主義を掲げる。そんな陰鬱とした世界で起こる宇宙人の殺人事件!主人公の推理が突然放たれた銃弾のように突拍子もなく大胆不敵で面白い!主人公はかなり怒りっぽい性格だがソレにつられず常に冷静なロボットが相棒なのはいい塩梅だった  主人公の推理は本当に面白いのだが、その推理がはじまる100ページぐらいまでは主人公がいかに思慮が足りない上に怒りっぽい人物か、嫌な部分を延々と見せられて辟易する  だがそこを乗り越えれば大胆推理、街にうろつく地下組織、犯人の罠、最後の逆転劇とジェットコースターのように物語が進む。最初はツライが一度手に取ったなら最初の推理がはじまるまで頑張って読んでほしいと思える一品

Posted byブクログ

2023/09/24

SFミステリである。元祖かはわからないけどこの時代では珍しかったんではないだろうか。有名なロボット3原則が絡んでいてSFならではのロジックになっているのが見事。ストーリーがすっきりしていて読みやすい分容疑者が少なく、犯人は大体想像ついてしまうのが残念。

Posted byブクログ

2023/06/01

推理小説としても面白い!ちょっと読むつもりが夜通し読んでしまった。大きな目的達成のためには感情は邪魔だとばかり、裏切り者が持ち駒になるドライさは清々しささえ…。「宇宙帝国における我々宇宙人の生命は、危険を賭すには長過ぎ、なげうってしまうには、あまりに快すぎる」人口過密の地球は脳天...

推理小説としても面白い!ちょっと読むつもりが夜通し読んでしまった。大きな目的達成のためには感情は邪魔だとばかり、裏切り者が持ち駒になるドライさは清々しささえ…。「宇宙帝国における我々宇宙人の生命は、危険を賭すには長過ぎ、なげうってしまうには、あまりに快すぎる」人口過密の地球は脳天気で危機的、人口過疎の宇宙は安定しすぎて頽廃、退化する、だからお互いこうしようという意見のぶつかりあいが印象に残った。地球的人口抑制制限(出生数の制限)が野蛮だという宇宙人の意見は、誰かが言い出しそうだなぁ。

Posted byブクログ

2022/12/28

人間とロボットのバディ物。 SFミステリーで読みやすいものの、なかなか主人公が本気を出さなくてもどかしかった。 アシモフのロボット三原則は有名だから流石に知ってるけど、フランケンシュタイン症候群は初耳、面白い。 現代ならAIに対する恐怖をターミネーター症候群と呼んでも良...

人間とロボットのバディ物。 SFミステリーで読みやすいものの、なかなか主人公が本気を出さなくてもどかしかった。 アシモフのロボット三原則は有名だから流石に知ってるけど、フランケンシュタイン症候群は初耳、面白い。 現代ならAIに対する恐怖をターミネーター症候群と呼んでも良いかもしれない。

Posted byブクログ

2022/12/04

初めてのアシモフ。AIやシンギュラリティなどの文脈では小説に限らず引き合いに出されることも多い「ロボット三原則」を軸に作られたSFミステリ。未来の地球を舞台に、人間の刑事とロボットの助手ペアのキャラ、ガッツリした読み応え、ミステリとしての作りも申し分のない名作。

Posted byブクログ