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リア王 の商品レビュー

3.8

93件のお客様レビュー

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皆さんは黒澤明監督、…

皆さんは黒澤明監督、仲代達矢主演の邦画『乱』をご存知でしょうか?お気づきの方は多くないかもしれませんが、この映画は『リア王』を元にして作られています。勿論、原作は『乱』のように激しい戦闘シーンはありませんが美しい物語の進め方を是非とも楽しんでください。そういえば以前、西田敏行主演...

皆さんは黒澤明監督、仲代達矢主演の邦画『乱』をご存知でしょうか?お気づきの方は多くないかもしれませんが、この映画は『リア王』を元にして作られています。勿論、原作は『乱』のように激しい戦闘シーンはありませんが美しい物語の進め方を是非とも楽しんでください。そういえば以前、西田敏行主演のドラマにもなりましたね。

文庫OFF

大変面白くて、英語版…

大変面白くて、英語版でも読みました。いつまでも輝く名作です。

文庫OFF

「お前達のうち、誰が…

「お前達のうち、誰が一番この父の事を思うておるか、それが知りたい、最大の贈物はその者に与えられよう」悲劇です。愚かさや、怒り、疑いにより王家が完全崩壊。戯曲で、セリフが大げさで複雑、よく理解できない部分もある。迫力があります。

文庫OFF

2024/09/01

同性のグループに異性が入ると、ろくな事にならない。オタサーの姫みたいだな…。 黒澤明監督の映画「乱」見る前に物語の元になっている本作を読んでみようと思った。物語の大筋は理解できたが、読書レベル?が低いのか読みにくく、理解できないシーンが所々あった。本書読了後に内容補完のために漫...

同性のグループに異性が入ると、ろくな事にならない。オタサーの姫みたいだな…。 黒澤明監督の映画「乱」見る前に物語の元になっている本作を読んでみようと思った。物語の大筋は理解できたが、読書レベル?が低いのか読みにくく、理解できないシーンが所々あった。本書読了後に内容補完のために漫画も読んだ。 取り出した眼球を「腐った牡蠣のようだ」と例えているのが好き。一生使う機会無いと思うけどこの台詞使ってみたい。

Posted byブクログ

2024/08/15

この作品はリア王を含め幾人もの人間が悲惨な運命を辿ります。その悲惨さは目を覆いたくなるようなものがあり、彼らの悲痛な叫びには思わず圧倒されてしまいます。 ですがこの作品は単に悲劇的な厭世的な物語というわけではありません。苦痛の中にこそ人間の偉大さや測り知れぬ神秘があるのだと述べら...

この作品はリア王を含め幾人もの人間が悲惨な運命を辿ります。その悲惨さは目を覆いたくなるようなものがあり、彼らの悲痛な叫びには思わず圧倒されてしまいます。 ですがこの作品は単に悲劇的な厭世的な物語というわけではありません。苦痛の中にこそ人間の偉大さや測り知れぬ神秘があるのだと述べられています。 苦悩の中に救いがある。これはドストエフスキーにも通ずるものが感じられます。 単に苦悩が絶望になるのではなく、そこにこそ人間の奥深さがあることに目を向けたという点でもこの悲劇作品の偉大たる所以があるように私には思えました。

Posted byブクログ

2024/08/21

先日読んだ「ゴリオ爺さん」がリア王を意識して書かれたものに違いないとあったので気になって読んでみた。こちらは文章から場面を想像するのに苦労した。特に唐突に道化が出てきて、理解が難しい台詞を言うのに戸惑った。登場する人の感情がずっと嵐のように激しいので読んだあとぐったりしてしまった...

先日読んだ「ゴリオ爺さん」がリア王を意識して書かれたものに違いないとあったので気になって読んでみた。こちらは文章から場面を想像するのに苦労した。特に唐突に道化が出てきて、理解が難しい台詞を言うのに戸惑った。登場する人の感情がずっと嵐のように激しいので読んだあとぐったりしてしまった。

Posted byブクログ

2024/03/05

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1764773374541066660?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted byブクログ

2024/03/02

 四大悲劇の一つで、主人公リア王とその娘たちの闘争が展開される。三人姉妹の長女ゴネリルと次女リーガンは、リア王の権力と財産を得たことで、物語は急展開する。ここから、貴族たちの血みどろの争いが繰り広げられる。物語が進むにつれて、次々と登場人物が無残に死んでいく様は、人間の業の深さを...

 四大悲劇の一つで、主人公リア王とその娘たちの闘争が展開される。三人姉妹の長女ゴネリルと次女リーガンは、リア王の権力と財産を得たことで、物語は急展開する。ここから、貴族たちの血みどろの争いが繰り広げられる。物語が進むにつれて、次々と登場人物が無残に死んでいく様は、人間の業の深さをよく表している。たとえ身近な人々であったとしても、あるものを手に入れるために、自分の敵となる者を徐々に排除していくのを見ると、人間はここまで惨い存在になってしまうことがわかる。解説にあるように、本作で用いられる動詞は、苦痛を感じさせるようなものが多く、読んでいくうちに、読者側も実際にダメージを受けるような表現が散見される。

Posted byブクログ

2024/02/24

シェイクスピアが生まれた地で、シェイクスピアが吸った空気を味わいたくて留学行きたいって言い出したんだけどさぁ。向こうの演劇文化に生で触れられたらどんなに楽しいかなあるというのを英語学習のモチベにしています、あーあ英語は本当にできません&シェイクスピアの翻訳なら福田さんがずば抜けて...

シェイクスピアが生まれた地で、シェイクスピアが吸った空気を味わいたくて留学行きたいって言い出したんだけどさぁ。向こうの演劇文化に生で触れられたらどんなに楽しいかなあるというのを英語学習のモチベにしています、あーあ英語は本当にできません&シェイクスピアの翻訳なら福田さんがずば抜けて好き、って言ってきたけど翻訳翻訳って原語で楽しめる方が絶対に幸せなのにねぇ私~ リア王がまじ好きです、でも翻訳で楽しんでるうちは好きとか言っていいのかなという気持ちになってきたので、英語頑張りますやっぱり。 悲しいことがあったら思い浮かべる言葉の一つに「不運ばんざい!運の女神に見放され、この世の最低の境遇に落ちたなら、あともう残るのは希望だけ、不安の種も何もない!」があります、ダークな時は救いになるヨ。

Posted byブクログ

2023/12/12

分配される領土のことだけを考え、得るものを得たら父リアを見捨てる上の二姉妹、父を尊敬するがゆえに自分の正直な気持ちを言ったばかりに父から激怒され勘当までされたのに最後まで見捨てなかった末娘。 人ってバカというか、大事に思ってくれる人の気持ちは見えなくて、見えるのは自分の承認欲求...

分配される領土のことだけを考え、得るものを得たら父リアを見捨てる上の二姉妹、父を尊敬するがゆえに自分の正直な気持ちを言ったばかりに父から激怒され勘当までされたのに最後まで見捨てなかった末娘。 人ってバカというか、大事に思ってくれる人の気持ちは見えなくて、見えるのは自分の承認欲求を満たしてくれるものだけ。って、リア本人だけでなく、大事に思っていた末娘や忠臣や、周りの人にも救いがない。 で、リアは何者だったのだろう。一番大事な人をないがしろにして、口が上手いやつを高く評価し、ほんとうに助けてくれる人がしていることには気づかず、自分の悲劇しか考えない。いまの社会もほぼ同じことが起こっていると思うんだけど、それが400年以上前に書かれているというのは、やっぱりシェイクスピアが天才なのか、人間が変わってないのか、現実見せつけられ感が痛すぎる。

Posted byブクログ