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罪と罰(上) の商品レビュー

4

305件のお客様レビュー

  1. 5つ

    93

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    70

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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2020/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何となく苦手意識がある洋書だけど、こまめに名前を書き取ったら思いの外スラスラ読めた。 常に衝撃的な展開でヒヤヒヤしながら読んでいた。特にポルフィーリィとのやり取りは濃くて、読み入ってしまう。凡人と非凡人の違いとか。すごく面白かった。 全体的にとにかく“訳あり”で、何だかなぁと思うことも多かった。報われないのだ、何もかも。そしてこの胸に残る凝りは、どれだけそれが罪だとしても、ラスコに似たような思想で決行してしまう例が今でもあとを絶たないからだろう。 まだ上巻なのでこれからどうなるのかとても気になる。楽しみという表現が正しいのかはわからないけれど、今はとにかく楽しみだ。

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2020/04/19

初ドストエフスキーですが、思っていたよりは読みやすい。最大の難関はロシア人の名前です。ロシア人は本当にあんな長ったらしいフルネームで呼び合うの?

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2020/04/12

再読。一人一人の人間の名前が同一人物なのに呼称がたくさん出てくる。コレがロシア文学なのか…いつ読んでも、難しい…しかし面白い。 もう罰は始まってるのか…。

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2020/03/30

色々な小説に、この「罪と罰」は出てきます。 歴史的な文学なので、私に理解できるか不安でしたが、最近読んだ「グラスホッパー」にも、「人間の顔は食べづらい」にも出てきて、これから色々な本を読むにつれ、この有名な文学を読んでいたらより楽しめるのではないかと思いました。 「人の命を左右す...

色々な小説に、この「罪と罰」は出てきます。 歴史的な文学なので、私に理解できるか不安でしたが、最近読んだ「グラスホッパー」にも、「人間の顔は食べづらい」にも出てきて、これから色々な本を読むにつれ、この有名な文学を読んでいたらより楽しめるのではないかと思いました。 「人の命を左右する人の話」によく「罪と罰」が出てくるような。 金のために金貸しの老婆とその妹を斧で惨殺した、主人公ラスコーリニコフの心の中の葛藤の話。 ラスコーリニコフはとにかく気持ちが錯乱する人で、分裂症か、解離性障害か、と思えば、頭がとてもいいので、冷静に分析している時もあります。 殺人後の後悔、正当化、開き直り、怯え、疑い。 途中自白するような事をしてみたり、どうにも理解できない言動をします。 私の頭の中の映像としては、舞台を観に行っているような感覚で読み進めていました。 あと、愛称?が複数あるので、名前をメモしないと、とても誰が誰だかわかりません。 こんなにメモしながら読んだのは「12人の死にたい子どもたち」以来でした。(名前のみで。) 今のところ、構えていたより筋が理解できているので、下巻、続けて読みます。 内容とは関係ないのですが、「罪と罰上下巻」を古本屋で購入したのですが、元の持ち主が、所々の単語に鉛筆で四角枠を囲っていて、(全体で5箇所程ですが)その単語になんの意味があるのだろうと、推理小説好きな私は、内容云々とは別の意味で気になって気になって、ここに書くまでに至りました。 この文学自体が有名なだけに、なんだか意味ありげな感覚に囚われております。 下巻にもあるのかな、、、笑

Posted byブクログ

2020/03/21

罪を背負わざるを得なかったと言えるのか。 「人命は地球よりも重い」「ぬちどぅたから」疫病が蔓延し、教育が停滞している今日もそうだけど、人の命は何と測れるのか、何と比較されるのか、はたまたされないのか。 主人公の苦悩がありありと描かれているが、具体的に何に苦しんでいるかは描かれて...

罪を背負わざるを得なかったと言えるのか。 「人命は地球よりも重い」「ぬちどぅたから」疫病が蔓延し、教育が停滞している今日もそうだけど、人の命は何と測れるのか、何と比較されるのか、はたまたされないのか。 主人公の苦悩がありありと描かれているが、具体的に何に苦しんでいるかは描かれていない。自分がやったことの重みをどう考えればいいのかに悩みうなされていると思う。

Posted byブクログ

2020/03/13

まずエンタメとして話が普通に面白い。主人公の心理がかなり生々しく描かれていてその臨場感が別格。凄くサスペンスさせられた。それに加えてテーマがしっかりと深く読み応え抜群。 一番好きなのはインテリどもの論議。頭良すぎだろって感じで意味はわからないのにずっと読んでいたくなる。

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2019/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父親は戦争と平和おすすめだが カラマーゾフは挫折したそうで 太陽の塔は地下室の手記が念頭にあったとのこと

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2019/10/20

初めてこの本を手に取ったのは5年ほど前 マルメラードフの独白部分がとても屈折していて憂鬱になり挫折 (この頃は「ああ、これは無理!」と感じた 今となっては彼のアクも作品に生かされていることがわかるのだが…) でもドストエフスキーはやはり一度は読んでみたいとまた思い再読 ようやく...

初めてこの本を手に取ったのは5年ほど前 マルメラードフの独白部分がとても屈折していて憂鬱になり挫折 (この頃は「ああ、これは無理!」と感じた 今となっては彼のアクも作品に生かされていることがわかるのだが…) でもドストエフスキーはやはり一度は読んでみたいとまた思い再読 ようやく海外旅行の長〜いフライトを利用して…(笑) マルメラードフを何とかクリアしたら、あれ? いけそう⁉︎ おまけに内容は決して明るい話ではないのだが、なんだかおかしいのだ ん? 面白いぞ… ヒトを騙したり、搾取したり、裏切ったり… まぁとにかくひどいことがたくさん出てくるのだが… それなのに何故かそんなにジメジメしてこない そして話が展開し出すともうあとは波に乗ってどんどん読み進められる 誰もが挫折しかける登場人物の名前 愛称も多くややこしく覚えづらいが登場人物自体は多くないのでなんとか(汗) そして登場人物たちが個性的でアクが強烈なので結構わかるものだ (紙に書いておくほうがわかりやすくておすすめだ) その個性たるや憎たらしいのも、鬱陶しい奴も、イライラさせる奴もたくさんいるのだが… (その代表が主人公である) あーら不思議 だんだん愛おしくなってくる すっかりドストエフスキーの魅力にハマってしまいびっくり 勝手なイメージしていたものとあまりにも違った タイトルから読みはじめまでは もっと重くて真面目な堅い内容かと… いえいえもっととっつきやすく親しみやすい小説でびっくりしてしまった 拍子抜け 肩の力を抜いて読めることに感激! この勢いで下巻へ

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2019/10/16

読むのは今回で二回目です。一回目は人に勧められ読んだのですが、理解出来ず途中で断念してしまいました。何年か読まずにいたのですが、ふとまた読みたくなり読んでみると今回はとても楽しく読むことができました。 ラスコーリニコフが老婆を殺すシーンはとても生々しく臨場感溢れる表現で書かれてい...

読むのは今回で二回目です。一回目は人に勧められ読んだのですが、理解出来ず途中で断念してしまいました。何年か読まずにいたのですが、ふとまた読みたくなり読んでみると今回はとても楽しく読むことができました。 ラスコーリニコフが老婆を殺すシーンはとても生々しく臨場感溢れる表現で書かれていて本世界に引き込まれました。

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2019/10/13

まず、この本を今から読もうとしているあなたへアドバイスがあります。 全てを理解しようとするのは諦めて下さい。 この本の何が難しいって、まず無理やり翻訳しているから遠回しな表現の連続にうんざりしてしまうこと、そして何より登場人物が全く覚えられないことです。そもそもの名前が長いのに...

まず、この本を今から読もうとしているあなたへアドバイスがあります。 全てを理解しようとするのは諦めて下さい。 この本の何が難しいって、まず無理やり翻訳しているから遠回しな表現の連続にうんざりしてしまうこと、そして何より登場人物が全く覚えられないことです。そもそもの名前が長いのに、あだ名とかで呼び合うからもうわけわかめです。 「いま誰が誰と喋ってるの?」 この疑問が幾度となく襲ってきます。 つらなる長文の一言一句を理解しようとすると、挫折してしまいます。 でも大丈夫です。なんとなく話はわかります。きちんと読まないと自分が情けなくなると思いますが、後半になると徐々に話がわかってきますし慣れてきます。 名作と呼ばれるだけあってやはり話はおもしろいです。が、登場人物の誰一人として感情移入できないのでやはり辛くはあります。 前半を読んでいるとあれだけ読むのをやめたくなったのに、読み終わった今は「下も読んでみようかな」と思えています。

Posted byブクログ