幸福な朝食 の商品レビュー
女は怖い。 普通でも怖いのに、狂うともっと怖い。 女性の思考回路は、女性相手でも理解に苦しむところがあるので、男性にはまるで理解できないものだろうと思う。 今現在、真実だと信じたい事柄があったとしたら、過去を遡って事実を捏造することが当然のようにできてしまう女性という存在は、扱い...
女は怖い。 普通でも怖いのに、狂うともっと怖い。 女性の思考回路は、女性相手でも理解に苦しむところがあるので、男性にはまるで理解できないものだろうと思う。 今現在、真実だと信じたい事柄があったとしたら、過去を遡って事実を捏造することが当然のようにできてしまう女性という存在は、扱いにくいだろうと思う。 女性の中では、過去と現在が直結していないことなんてザラにある。 その時、その時に信じたいことが現実であり、真実なので、事実がどうであるかなんて関係ないのだ。 こうと決めたら、第三者が簡単に口出しできるものじゃない。 これがまた、賢そうに見えて、理性を失いそうにないように見える女性に多いから始末が悪い。 男性の皆様、簡単に女性を手玉に取れると思ったら大間違い。 理論的な思考で女性を言いくるめるなんて不可能と思った方がいいですよ。
Posted by
学生の時から女優を目指していた志穂子。たが、その夢は先にデビューを果たしたマリ子という女優によって打ち砕かれる。 そんな日々や昔の友人との出来事等から、いつしか志穂子の心は病んでいく。 途中から、とてつもない恐怖に包まれ始めた。 2013.2.9
Posted by
主人公・志穂子は華やかな芸能界を夢見て上京したが、大人気美人女優マリコと瓜二つな顔のせいで、女優としては全く芽が出ず、地味な人形使いになった。 とても寂しく不幸な生活を送っているが、孤独と嫉妬の中で、段々と狂気の世界に入っていき…。 徐々に狂っていく描写が怖かった。読後感が暗すぎ...
主人公・志穂子は華やかな芸能界を夢見て上京したが、大人気美人女優マリコと瓜二つな顔のせいで、女優としては全く芽が出ず、地味な人形使いになった。 とても寂しく不幸な生活を送っているが、孤独と嫉妬の中で、段々と狂気の世界に入っていき…。 徐々に狂っていく描写が怖かった。読後感が暗すぎてスッキリしなかった。
Posted by
乃南アサの、背筋がゾクリとするこの感じはデビュー作からも色濃く出ていた。 ミステリー調なのがあまり肌にあわないが、人間の孤独と嫉妬心。挫折感、狂気を人形という媒介を経て映し出している。 幸福そうなのと 幸福 孤独 どれがいいものかなんてわかりっこない
Posted by
おそらく意図的ではないであろう、ちょっとした文法上の間違いなどが気になる向きには気になるが、全体的に読みやすく、構成もしっかりしている。 きっと女性にしか描けないであろう、女の深奥を垣間見ることができる。 非常に上質な、紛れもない傑作だと思うが、あまりに陰惨で暗欝なこの小説世界に...
おそらく意図的ではないであろう、ちょっとした文法上の間違いなどが気になる向きには気になるが、全体的に読みやすく、構成もしっかりしている。 きっと女性にしか描けないであろう、女の深奥を垣間見ることができる。 非常に上質な、紛れもない傑作だと思うが、あまりに陰惨で暗欝なこの小説世界にダメージを受けてしまい、星1つ減。
Posted by
男はアホだし、女もネジがはずれちゃったような登場人物たち。 幸か不幸か人気大物女優と瓜二つの顔を持つ、人形使いのお話。 じんわりじんわり崩壊していくところが目に見えて感じられて、かなり不気味だった。
Posted by
う~ん・・・ 良くも悪くもですな。 超美人の主人公がそっくりさんのせいで芸能界にデビューできず、でもあきらめきれず独身で一応芸能界にとどまってたらある日突然「お母さんになりたい!!」みたいな。 そしてもちろん妄想妊娠。はい、チーン・・・ 主人公、「男なんて要らない!」「家族なんて...
う~ん・・・ 良くも悪くもですな。 超美人の主人公がそっくりさんのせいで芸能界にデビューできず、でもあきらめきれず独身で一応芸能界にとどまってたらある日突然「お母さんになりたい!!」みたいな。 そしてもちろん妄想妊娠。はい、チーン・・・ 主人公、「男なんて要らない!」「家族なんて邪魔!」系だったのに・・・ まあ、頻繁に孤独が寂しい、孤独がつらい系のことももらしてたけど。今思えば。 ただ、読んでるときはそこまでシリアスに伝わってこなかったな・・・自分が無視してたのかな? エンディングも、実は昔のルームメートを流産させて殺してた事実が明らかになるけど、そもそも過去のことはそこまでメインの謎じゃなかったし・・・なんで今更感があります。 それから有名女優がそっくりの主人公を見て怖れ慄くシーンも「で?」感があります。 そこまで自分の外見にこだわる人への感情移入は難しかったです。 主人公が人形遣いってのも何か伏線だと思いますが、わかりませんでした。 消化不良感があります、読み終わって。
Posted by
読もうと思いつつ、後回しになっていた乃南アサさん。勝手にハードボイルドな文章を書く人だと思い込んでいたら、全然違った(笑)女性の狂気をこんなに巧く書くとは… とにかく怖い話でした。静かに壊れていく世界。淡々と物語が進んで行くので、何処で狂ったのかがわからない。それがまた怖い。
Posted by
瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」と勘違いして購入w 間違えちゃったけど、おもしろかったので結果オーライ☆
Posted by
志穂子がマリ子の出現によって人生を狂わされていく、その過程が怖かった。志穂子の心の中のトラウマに、本人が気づかずに捕らわれていく。 今にもこどもが出てきそうな部屋の描写や、台所の床いっぱいに刻んだキャベツ・・・細部まで気持ち悪かった。
Posted by