星を継ぐもの の商品レビュー

ジェイムズ・P.ホーガン(著者),池央耿(訳者)

2009/10/04

月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。五万年以上前に死んでいたのだ。
題名はいろんな作品で使われています。Zガンダムの劇場版のサブタイトルとか。
ミステリ色が強く、光線銃でバキューン！大冒険！というような話ではありません。科学によって謎を解明していき、謎が謎を呼ぶ。
この作品のすばらしいところは、30年前の作品にもかかわらず、現代の科学技術からさほどかけ離れていないところです。10年後には本当にありえそうな世界観。文章構成などもすばらしい作品です。
SFが苦手な方もぜひ読んでみてください！とくにミステリ好きの方にオススメします！

2009/10/04

むつかしい科学技術系の部分が多くて文系の自分にはなかなか大変だったのですが、読み終えた時の感じは悪くなかったです。
ガニメデアンシリーズ一巻目である本作ではまだまだ謎が多いので、そろそろ二巻目にあたる「ガニメデの優しい巨人」に手をつけたいなぁ。

2009/10/04

彼氏に借りた本。
海外ＳＦっすー
面白かったんだけどね、ばたばたしてて、途切れ途切れに読んでたたらだんだんわけわかんなくなり。
集中して読めればよかったんだけど・・・
これからも色んな本が読みたいです。

2009/10/04

謎解き＋SFなんてもう無敵じゃないですか。

ダンチェッカーの最後の言葉が印象的で忘れられません。

2009/10/07

初ジェイムズ・P・ホーガン。
アーサー・C・クラーク亡き今、
新たなハードSFを開拓するべく選んだ一冊。

SFでありながらミステリ、
という帯キャッチコピーには若干踊らされた気がするものの
最後の最後に「なるほど」という展開が待っていて、
このコピーに納得。
特に人類進化のミッシング・リンクを
うまく説明したくだりが素晴らしい。

多少ご都合主義的な展開が気にはなるかもしれないが、
充分読み応えがあると思う。

2009/10/04

■出版社/著者からの内容紹介
【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。

■感想
一時期どうしてもSFが読みたくて、それで買って、ありえんくらい面白かった。

分類としては古典SFというところだろうか。
最近よくある薀蓄とか思想とか宗教とか、そういうものはあまり含まれていない。
そして「幼年期の終わり」を踏襲。踏襲というか、影響を受けている？　「人類進化テーマ」「ファーストコンタクトテーマ」、このふたつ。
冒頭はいったいなんだったんだろう…と思って読み進めていくと、最後はどかーんと解決。謎がときかけはじめてから最後までがホントにどきどきした。

主に学会？ディベート場？のようなところでの専門家同士の話がメインだけれど、こんなにざっくばらんに研究成果が発表できるなら気持ちいいだろうなあと思った。

続編なくてもよかったんじゃ、とも。

2009/10/04

読み進むごとに、次の謎はどんな風に解明されるのだろうかと気になって仕方が無くなる。そのおかげかSFものをあまり読んだことのない私でもスムーズに読むことが出来ました。

2009/10/07

月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作

2009/10/04

理系ならたぶん好きになれると思う小説。
主人公格の二人が博士号もちというのも個人的にポイント高い。

2009/10/04

これはお勧め。
科学的推理が多く、あーでもない、こーでもないと主人公を取り巻く環境が試行錯誤する様子がとてもよく書けてます。
最終的に結論を作って、落ち着かせたのもすごい！
かなりの傑作です。