星を継ぐもの の商品レビュー
面白かった。月で発見された五万年前のものと思われる人間の遺体。地球人なのか?異星人なのか? 科学者達の仮説が色々と出てきて注意深く読まないと何が何だか分からなくなるが、最後にスッキリ。
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「宇宙服を着た5万年前の死体」をめぐる、王道SF。 謎が解明されるごとに新たな謎が深まるストーリー。 チャーリーをめぐり、ハントとダンチェッカーが打ち解けていくのがとても良かった。
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すごく有名な本なのに、あらすじも知らない状態で読めたのは幸いだった。これ、去年読んだプロジェクトヘイルメアリーに匹敵する、ネタバレ厳禁な話しではないかな?!そして?!続きがあるんだ!読みたい。 様々な状況や新しい発見から知識を総動員して、少しずつ明らかになっていく、謎解きミステリの要素も満ちていて、なんといってもロマンがあったよ。科学や理論的な思考って楽しいなぁ〜ってのを存分に味わえて。そのあたりもヘイルメアリーを読んでいた時と同じ、わくわくと感動した キーマンとなるハント博士が様々なデータを俯瞰して問題解決していくところは、今もずっと求められてるリーダー像。各ジャンルの解析チームがとても楽しそうなのが、いいなぁっておもう。中でも手帳から言語を解析する言語学チームが凄かったな。知識と分析と閃きから生まれる仮説を、知識と分析と閃きで証拠つけていくの。 書かれた時代(スターウォーズとおなじ1977年!)の雰囲気も感じられて、あの時代の最先端から未来を見た、装置やガジェットがすてきなので、読んでいる時の脳内映像が、自然にスターウォーズやスタートレックのあのちょっと古臭い画面の雰囲気になるんだよ。 70年代の近未来の夢、2028年という近未来への夢に溢れてる!!ノートパソコンみたいな通信機とか、ニュートリノ使ったMRIみたいなスキャン装置とか、スピーダーっぽいエカアーも! 世界がひとつの大きな政体になって戦争全敗!科学と宇宙探索に人類の知恵とお金をつぎこんで発展している。切に実現してほしい世界。人類がひとつになるってのは、狭いようで広い今の世の中じゃ夢物語なのかもしれないけど、希望は持ってたって減らないんだし、本がそれを与えてくれるのは嬉しいことだよ。 最後は畳みかけてきたね!まさか月が、月がやって来たの?!大興奮。ホモ・サピエンスがどこから来たのか、にまでなるなんて、想像もしてなかったよ。 ハント博士がガニメデで、外に出て木星を見るところが、すごく印象的だった。あとはダンチェッカー博士とハント博士がごはん食べるところ。話しの内容も面白いけど、ダンチェッカー博士、食べ物口に入れたまま停止して思考入っちゃうのとか、フォークに刺したジャガイモを目の前に「そんな馬鹿な」とか(笑)楽しい人だ。
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ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」読了。月で見つかった推定数万年前のミイラ、チャーリー。彼の由来を巡る様々な仮説、検証、議論はまるでSFに留まらず科学的な様相を呈して知的欲求を刺激され引き込まれた。最後のどんでん返しで明かされる人類のルーツの解釈は、昨年のノーベル賞スバンテ...
ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」読了。月で見つかった推定数万年前のミイラ、チャーリー。彼の由来を巡る様々な仮説、検証、議論はまるでSFに留まらず科学的な様相を呈して知的欲求を刺激され引き込まれた。最後のどんでん返しで明かされる人類のルーツの解釈は、昨年のノーベル賞スバンテ・ペーボ博士のネアンデルタール人の遺伝子解析の結果に切り込むようで様々な想像が膨らみ楽しめた。
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月で発見された5万年前に死んだとされる人間の死体、この死体を巡る謎を解明するSFミステリー。 これはめちゃくちゃ面白かった。前半はちょっと読み進めにくかったけど、謎が明らかになっていく後半からはノンストップで読めた。
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梟書茶房でのランダムチョイス。 普段絶対選ばないであろう海外作家のSF作品だったのでかなり読み切るのに時間がかかったが、クオリティの高さに脱帽。 「こういう可能性だってあるよね」みたいな世界を突き詰めて描いていく印象。 色々思うところもあるけど、結局のところ、最初の設定の衝撃がすごい。 科学の力でここまで文明が発達したわけだけども、それは地球の中での話なわけで。宇宙規模で考えて、「チャーリー」のような自分達より明らかに優れたであろう地球外生命体と対面した時、私たちは何を考えるだろうか。 宇宙のいかなる力も、われわれを止めることはできないのだ。
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人間の想像力ってすごいなと思わせてくれる本。 SFなのでもう少し時代が経つと何言ってんだってなるのかもしれないが、この本を面白いと思えて良かった。 素晴らしい。
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2017/08読了 星をつけられない、、わたしには難しすぎて、、最後まで頑張って目は通したけど、結局理解できひんまま終わっちゃった。やっぱりSFが苦手なんかな。あと、翻訳ものと外国の名前が出るのが苦手。。
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これぞSF、という感じのSFを読んだのはいつ以来だろう、と思ってしまうくらい読み応えのあるSFだった、面白かった。 21世紀に宇宙に進出し始めた人類が月で見つけた5万年前の死体、それが何者か、どこから来たのか、結論を簡単に固定しない科学者であるハント博士が何を見て何を考えて答えに...
これぞSF、という感じのSFを読んだのはいつ以来だろう、と思ってしまうくらい読み応えのあるSFだった、面白かった。 21世紀に宇宙に進出し始めた人類が月で見つけた5万年前の死体、それが何者か、どこから来たのか、結論を簡単に固定しない科学者であるハント博士が何を見て何を考えて答えに至るのか。ありそうな科学技術を題材に物語が進んでいき、なんだかわからないけどワクワクする感覚がなくならないまま最後まで読み終えた。 解説によるとSFはサイエンスフィクションではないらしい、そうなんだ。SFとは何かと聞かれてサイエンスフィクションのことだと答えている気がする。 221112
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時々こういう海外のSFが読みたくなる。21世紀中盤、人間は月に基地を設置し、火星や木星にまで研究者を送るようになっている。そんな月の裏側で一人の「人間」の死体が発見されるが、その死体は5万年前に死亡したものであると判明。世界中の研究者が侃侃諤諤と議論を続ける中、今度は木製の衛星ガ...
時々こういう海外のSFが読みたくなる。21世紀中盤、人間は月に基地を設置し、火星や木星にまで研究者を送るようになっている。そんな月の裏側で一人の「人間」の死体が発見されるが、その死体は5万年前に死亡したものであると判明。世界中の研究者が侃侃諤諤と議論を続ける中、今度は木製の衛星ガニメデで、超巨大宇宙船が発見され、そこには古代の生物の遺骸が残されている。この謎をどう解くのか。単純にSF小説としても楽しめるし、水平思考的な面白さもある。
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