星を継ぐもの の商品レビュー
何回読んでもおもしろく、まわりくどい。でも説明がしつこいから推論が納得できるのかもしれない。しかしハントもダンチェッカーも、修飾が多い明瞭簡潔ではない言葉を話すので、科学者っぽくないというか、まあそういう人もいるだろうけど2人とも、しかも仮説の提言とか論証の場面でそれってどうなの...
何回読んでもおもしろく、まわりくどい。でも説明がしつこいから推論が納得できるのかもしれない。しかしハントもダンチェッカーも、修飾が多い明瞭簡潔ではない言葉を話すので、科学者っぽくないというか、まあそういう人もいるだろうけど2人とも、しかも仮説の提言とか論証の場面でそれってどうなのよ。ニューヨークタイムズの社説とか評論記事とか、レベッカソルニットの文体にちょっと似ている気がする。英米だか欧州だかのインテリ層はそういう文章を好むのか?
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2028年、月面で宇宙服の遺体が発見される。チャーリーと名付けられた人類に似たルナリアンは、5万年前に死亡していた。謎解きが始まる、SF・科学ミステリ。 どんな宇宙でも、普遍の決まりがある。生物学の進化論。加減乗除や円周率などの数学、光の速度、重力などの物理学。生物の生態学や言語学も普遍性があるのか。未知の生物に対して、様々な仮説が検討されることは興味が尽きない。特に、文字も文法もわからない手記の解読には、ただ頷く限りです。 最後に導き出される仮説は、人類誕生の謎まで解決するようなを含めて納得したくなります。前向きに最後のチャンスに賭ける。これが、生きるためのDNAかも、と。それが一番大事なのかもしれないと。同時に、彼らの軌跡は地球人の未来も暗示している。そして想う。将来地球を失った第二のルナリアンは、また宇宙に飛び出すのだろうか、と。
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私にとっては初のSF? よく理解できない表現もあり、少々読むのに手こずりましたが、完読。 主人公が月に滞在するシーンがありますが、夜空にぽっかり浮かぶ月を見て、今あそこに調査団がいるかもしれないなどと思いを馳せておりました。 そして何よりこの作品が43年前に書かれた作品である...
私にとっては初のSF? よく理解できない表現もあり、少々読むのに手こずりましたが、完読。 主人公が月に滞在するシーンがありますが、夜空にぽっかり浮かぶ月を見て、今あそこに調査団がいるかもしれないなどと思いを馳せておりました。 そして何よりこの作品が43年前に書かれた作品であるのがスゴイ。まるで未来を予知しているかのようです♪ 最後はなかなか浪漫のある終わり方でした^_^
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難しかった、、、 チャーリーの考察をする際に、 サメとイルカの起源は別だけど、最終的に似たような姿を持つようになったって話が興味深かった 説があっちこっちいくから困惑してしまった ただ、フィクションとは思えない もしかしたら本当に私たちの祖先は、宇宙から降ってきたのかもしれない また読むともっと理解が深まりそうなので、伸び代分星4つ
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『月面で発見された5万年前に息絶えたその生命は誰なのか?』 読者の想像を掻き立てる心地よいリズム。 地球温暖化や資源枯渇など今私たちが抱える世界問題にも通じるテーマが深淵にまぶされており、愛される続ける理由が良くわかります。 是非、ハント博士はエディ・レッドメインさんに、ダンチェ...
『月面で発見された5万年前に息絶えたその生命は誰なのか?』 読者の想像を掻き立てる心地よいリズム。 地球温暖化や資源枯渇など今私たちが抱える世界問題にも通じるテーマが深淵にまぶされており、愛される続ける理由が良くわかります。 是非、ハント博士はエディ・レッドメインさんに、ダンチェッカー博士はヴェネディクト・カンバーバッチさんに、ダブル主演で映画化してほしいですw
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どこでこの本の存在を知ったか忘れちゃった。前に買っていて、やっと読み終えた。感想書いてた気がするのに消えちゃってた。。月に取り残された2人が誰なのか。パラダイムシフトみたいな自分達の信じていた背景が、宇宙の真実によって変わっていくのが、先が読めなくて面白かった。最後の終わり方がよ...
どこでこの本の存在を知ったか忘れちゃった。前に買っていて、やっと読み終えた。感想書いてた気がするのに消えちゃってた。。月に取り残された2人が誰なのか。パラダイムシフトみたいな自分達の信じていた背景が、宇宙の真実によって変わっていくのが、先が読めなくて面白かった。最後の終わり方がよく分からなかったけど、面白かった。
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月で発見された遥か昔の人骨を契機にしたSFミステリー。和訳であること、専門用語が多用されることで読みづらくはあるが、それを凌駕する謎解決のワクワク感。ラストのエピローグまで最高。 「我々の伝統には、敗北という概念はない。今日は恒星を、明日は銀河系外星雲を。宇宙のいかなる力も我々を...
月で発見された遥か昔の人骨を契機にしたSFミステリー。和訳であること、専門用語が多用されることで読みづらくはあるが、それを凌駕する謎解決のワクワク感。ラストのエピローグまで最高。 「我々の伝統には、敗北という概念はない。今日は恒星を、明日は銀河系外星雲を。宇宙のいかなる力も我々を止めることはできないのだ。」というセリフには人類として奮い立たされる。
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SFの大古典だけあって、SFのエッセンスやストラクチャーみたいなのが楽しめた。ただ、本作を参照したであろう作品を読んできたから、フレッシュさはあまり感じられなかった。リアルタイムで読めた人達が羨ましい。 言語解析でもっと掘り下げた作品読みたいな。テッドチャンのメッセージかな
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SFの古典。これはおもしろい。読めてよかった。 月面で宇宙服を着た死体が発見される。地球上のどの組織にも属さず、やがて5万年前に亡くなっていたことが明らかになって... 調査によって新事実が明らかになるが、その度に新設が出てきて謎が謎を呼ぶような展開。 壮大なスケールで描かれ、ミ...
SFの古典。これはおもしろい。読めてよかった。 月面で宇宙服を着た死体が発見される。地球上のどの組織にも属さず、やがて5万年前に亡くなっていたことが明らかになって... 調査によって新事実が明らかになるが、その度に新設が出てきて謎が謎を呼ぶような展開。 壮大なスケールで描かれ、ミステリー的な要素もあって目が離せない。
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最初に読んでから再読を重ねて約40年 手元の本は3代目 初代はもうボロボロだけど 何度読んでも面白い、再読数はもうわからない。 途中から読んでもすぐ読める。 発表された当時の科学的な謎を扱うSF 当時は夢中になって読んだ。 友人とも議論した 地球の自転周期 ミッシングリンク ...
最初に読んでから再読を重ねて約40年 手元の本は3代目 初代はもうボロボロだけど 何度読んでも面白い、再読数はもうわからない。 途中から読んでもすぐ読める。 発表された当時の科学的な謎を扱うSF 当時は夢中になって読んだ。 友人とも議論した 地球の自転周期 ミッシングリンク 月の不整合問題 この辺りのくだりとっても面白い。 翻訳者の池央耿先生の翻訳がまた素晴らしい 単なる翻訳だけではなく日本人向けに思考に直しているからとっても読みやすい。 漫画(劇画といった方がいいか)は星野之宣先生が書いています。
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