シドニー! コアラ純情篇 の商品レビュー
シドニー・オリンピッ…
シドニー・オリンピックのルポ的エッセイ。オジーたちの愛すべき騒がしさ。ビールと白ワインの美味しさ。スポーツマンでもある著者によるオリンピック・ウォッチングは、なかなか説得力のある視点であり、また小説家ならではの深い洞察力とあいまって、めったに読めないオリンピックモノとなっている。
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著者の走ることへの独…
著者の走ることへの独特の思い入れは常々気になっています。このレポート(?)でもそれは発揮されています。
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村上春樹によるオリン…
村上春樹によるオリンピック・リポート。独特のクールな目線で五輪の商業主義を眺めながら、一方でマラソン・ランナーの視点で情熱的にアスリートの息遣いを感じさせてくれる。オーストラリア紀行文としても面白い。
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名目はオリンピック観…
名目はオリンピック観戦記なんだけれど、それ以外の内容もけっこう含まれていて、自分にはそこがおもしろかった。オーストラリアの歴史についても触れられていたりして、意外と勉強になった一冊だった。
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来月シドニーに行くので読み始めました。しかもパリ五輪で盛り上がってる時に。有森さんの一人称と、取材者としての犬伏の様子と、その後急に村上radio調のシドニー日誌にすっかり引き込まれてしまいました。スポーツも、新しい土地、文化、その歴史も楽しむ。自分のスタイルで。時にはうんざりし...
来月シドニーに行くので読み始めました。しかもパリ五輪で盛り上がってる時に。有森さんの一人称と、取材者としての犬伏の様子と、その後急に村上radio調のシドニー日誌にすっかり引き込まれてしまいました。スポーツも、新しい土地、文化、その歴史も楽しむ。自分のスタイルで。時にはうんざりしながら、でも時々ほっこりさせられながら、一緒に四半世紀近く前のオリンピックを楽しませてもらいました。そこにはオリンピックだからいう特別感は必要としないのかもしれない。走ることも、食べるのも、書くのもみるのも自分のペースで。自分の視点で。そんな村上さんがやはり素敵です。
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シドニーオリンピックのルポとオーストラリア現地の見聞録。 オリンピックもオーストラリアも私の関心分野ではなかったのですが村上春樹さんのエッセイなので読み始めました。冒頭の有森裕子選手のアトランタの話でいきなり涙腺を直撃されました。(不意打ちずるい) オーストラリアという国がいかに...
シドニーオリンピックのルポとオーストラリア現地の見聞録。 オリンピックもオーストラリアも私の関心分野ではなかったのですが村上春樹さんのエッセイなので読み始めました。冒頭の有森裕子選手のアトランタの話でいきなり涙腺を直撃されました。(不意打ちずるい) オーストラリアという国がいかに特殊な歴史と環境で成り立った国であるのかがいろいろと伝わってきました。村上春樹さん独特のツッコミに思わず笑ってしまうところも。 シドニーオリンピックは振り返ると随分昔の話になってしまいましたが、そういえば韓国と北朝鮮が同時入場なんてしたのがシドニーだったのですね。忘れてました。 オリンピックの開会式についての感想の部分「お金がかかっていて、壮大で、いかにも意味がありそうで、時間が長すぎて、基本的に退屈だった」という件のところは、そのまんま記憶に新しいこの前の東京オリンピックの開会式にも通じてしまうのではないかなぁ?と思ってしまいました。オリンピックの考えるべきところですよね。 コアラは無闇に抱っこしちゃ可哀想だな、とも思いました。 ワラビー熱血篇も読みたいと思います。
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大作家のシドニーオリンピックを取材している間のルポというかエッセー。タレントが書くエッセーとは違い、さすがに作家が書くエッセーは文章が上手い。その文章に作家の個性とか考えが色付けされる。小説とはまた違う村上春樹ワールドを堪能できる。こんな文章を書きたいなと思う。無理だけど。 これ...
大作家のシドニーオリンピックを取材している間のルポというかエッセー。タレントが書くエッセーとは違い、さすがに作家が書くエッセーは文章が上手い。その文章に作家の個性とか考えが色付けされる。小説とはまた違う村上春樹ワールドを堪能できる。こんな文章を書きたいなと思う。無理だけど。 これをきっかけに作家のエッセーが読みたくなった。
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シドニーオリンピック時の旅行記。 オリンピックの様子だけでなく、オーストラリア論を自然体にテンポよく語り続ける本作品は中毒性があります。村上氏のツッコミがたまりません。続編も期待大です
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シドニーオリンピックを観戦して、ずっとオリンピックというものを批判しまくっている本です。 私のような「オリンピック大批判論者」には非常にオススメ出来る本です。 また私と対極にいる「オリンピック礼賛論者」にも物の見方を広めるために、読むことをお勧めします。
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村上春樹のシドニーオリンピック体験記。本人がつまらないと言っている開会式など旅行記を交えたナナメ目線のエッセイ。この人にかかるとつまんないものでも面白くなる
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