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シドニー! コアラ純情篇 の商品レビュー

3.7

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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2022/06/04

20年前のオリンピックの記録なんて読んでも読まなくてもいいんだけど、旅行記として気楽に読めて面白かった。しょうもないツッコミとかにクスッと笑える。オーストラリアはイギリスの流刑地だったなんて知らなかった。

Posted byブクログ

2022/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長年、村上春樹さんのファンですが、自分がスポーツは観るのもやるのもあまり興味ないせいか、ずっと避けてました。 2000年(もうかなり前ですね)のシドニー五輪観戦記。ご自身もランナーでフルマラソンを何度も経験されているので、やはり陸上、マラソン競技に紙幅を割いていますね。実際に自分でコースを見て走ってレース展開を予想したり…。前編「コアラ純情編」は巻頭の有森裕子氏(シドニー五輪には出場していませんが)に寄せた一篇はまるで小説のよう。心を揺さぶられます。観戦記であり旅行記。オーストラリアの歴史や時事ネタが織り込まれ、楽しく読めます。

Posted byブクログ

2019/06/09

村上春樹のシドニーオリンピックエッセイ。 昔読んで退屈だった記憶があるんだけど、シドニー旅行のガイドにした、という人が(ネットに)いたので、買ってみた。 久しぶりに読んだら違うかも。とも思ったし。 でもやっぱり大半は退屈だったかな。 その理由はシンプルで、自分がオリンピックやス...

村上春樹のシドニーオリンピックエッセイ。 昔読んで退屈だった記憶があるんだけど、シドニー旅行のガイドにした、という人が(ネットに)いたので、買ってみた。 久しぶりに読んだら違うかも。とも思ったし。 でもやっぱり大半は退屈だったかな。 その理由はシンプルで、自分がオリンピックやスポーツに興味がないから。 オリンピックやスポーツに関係ないところは楽しく、いつもの村上春樹のエッセイらしく、読みました。 私がいつか再読したいと思えるか、や夢中になって読んだ、という点においては、本当は★2なんだと思うけれど、それじゃああまりにフェアじゃないかなー、というところで★3に。 スポーツ以外の部分は面白く読んだし。 そもそもの目的のガイドになりえるか? 微妙だけど、少し参考にしたい。 ワラビー編も一応読む。

Posted byブクログ

2017/06/18

村上春樹によるシドニーオリンピックのレポート録ですが、肝心のレポートよりもオーストラリアでの滞在にまつわるアレコレが面白く単純に旅行記として楽しめます。 読むとオーストラリアに行ってみたくなる!そんな本です。

Posted byブクログ

2016/08/28

村上春樹はだいたい読んだけど、もっとも気の抜けた文章ではないだろうか もちろんよい意味で。 エッセイより主張とか薄い。極限に。ほんとただの日記。 冒頭の有森裕子の話のあたりだけが異様な質感をもつ。名文だと思う。なんだこの妙なバランスの本。 ちぐはぐ。

Posted byブクログ

2016/03/26

村上春樹のエッセイはかなり好きだけどその中でもスポーツからんだ話は一段と読んでいて気分がいいことに気付いてきた。 思った以上にオリンピックのレポートをしている。 こんな感じで見れたら楽しそうだけど、現実、東京五輪じゃ(チケットの入手的に)そうのんびりは見れないよなあ・・・

Posted byブクログ

2015/09/26

懐かしい当時の思い出!ブリスベン、こじんまりした野球のスタジアムの雰囲気、スタジアムの小さなQちゃん。。。退屈な開会式も、コンドミニアムでみんなで見たのは楽しかった!

Posted byブクログ

2015/06/18

以前は単行本でも出ればすぐ買って読んでいましたが、場所をとりすぎるので、文庫になるのを待って読むことに変えました。ということで久々の村上春樹。アテネオリンピックが始まるころこの本は文庫として登場しました。村上春樹のシドニーオリンピック観戦記です。もちろん、オリンピックに興味があっ...

以前は単行本でも出ればすぐ買って読んでいましたが、場所をとりすぎるので、文庫になるのを待って読むことに変えました。ということで久々の村上春樹。アテネオリンピックが始まるころこの本は文庫として登場しました。村上春樹のシドニーオリンピック観戦記です。もちろん、オリンピックに興味があったわけではなく、村上春樹だから読みました。1冊目、オーストラリアの歴史やアボリジニの差別の話、神経質なコアラのことなどいろいろなエピソードも出てきてまあおもしろいところもあるのだけど、別に読まなくても良かったかなあなどと思いながら(村上の本としてはめずらしい)主に電車の中などで読んでいました。2冊目に入っても同じ。ただ最後のところに来て犬伏孝行、有森裕子へのインタビューに入ったところで様子が変わりました。別にこの2人のランナーについて興味があったわけでもありません。それでも2人のエピソードには心に響くものがありました。そして、僕はそこに今まで読んできた本の中で、おそらく最も心に残る1ページを見出したのです。受験生のみんなには配って朗読もしました。全文は紹介できませんが、抜粋して紹介します。・・・僕らはみんな自分の弱さを抱えて生きている。その弱さを消し去ることはできない。それは僕らの一部となっているからだ。それを押し隠すことはできるが、そんなことをしても何の役にも立たない。僕らにできることはその弱さをすすんで認め、正面から向き合い、自分の側に引き入れることだけだ。弱さに足を引っ張られることなく、逆に踏み台に組み立てなおして、自分をより高い場所へと持ち上げていくことだけだ。そうすることによって僕らは結果的に人間としての深みを得ることができる。・・・「人間としての深み」とは何だろう。たぶんそれは、自分のこと、パートナーのこと、家族のこと、友だちのこと、世の中のこと、世界のこと、いろいろなことに思いをめぐらし、ときには挫折をし、悩み、考え抜いた先に得ることができるものなのかも知れない。「深みのある人間」と呼ばれてみたいものですね。

Posted byブクログ

2015/01/31

村上春樹によるシドニーオリンピックの観戦記。毎日様々な種目を観戦しながら、その日のうちに原稿を執筆するというスタイルで書かれているからか、非常に勢いがある印象を受ける。 冒頭の有森裕子のマラソン中の思考を再現した文章は、村上春樹流の文体のリズムがマッチしており、ここだけでも価値...

村上春樹によるシドニーオリンピックの観戦記。毎日様々な種目を観戦しながら、その日のうちに原稿を執筆するというスタイルで書かれているからか、非常に勢いがある印象を受ける。 冒頭の有森裕子のマラソン中の思考を再現した文章は、村上春樹流の文体のリズムがマッチしており、ここだけでも価値がある。

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2013/09/23

本書は、村上春樹による2000年シドニーオリンピックの観戦記+シドニー、ブリスベイン紀行。オーストラリアのおおらかな風土のもと、村上は随分と肩から力も抜けてリラックスしている。そのせいで、随所に村上ギャグが散りばめられている。ほとんど1ページに1度くらいの頻度で(いくらなんでも、...

本書は、村上春樹による2000年シドニーオリンピックの観戦記+シドニー、ブリスベイン紀行。オーストラリアのおおらかな風土のもと、村上は随分と肩から力も抜けてリラックスしている。そのせいで、随所に村上ギャグが散りばめられている。ほとんど1ページに1度くらいの頻度で(いくらなんでも、それは大げさか)。

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