泳ぐのに、安全でも適切でもありません の商品レビュー

江國香織(著者)

2022/02/11

短編の主人公の女性たちが、私にはとても動物的に感じた。本能のままに…というか。

こんな生き方を素直な生き方というのか？私にはとても真似できそうにないし、したくない人たちだった。
主人公誰一人にも共感出来なかったという真逆の感動短編集だった笑

2022/02/08

「うんとお腹をすかせてきてね」が大好き。
愛する人と愛し合うとき、変に涙が出そうになって、不思議なくらい空腹を感じるあの気持ちが完全に言語化されていて胸が苦しくなった。

2022/01/06

安全でも適切でもない恋愛にのめり込む.
でも不幸ではない女の人達のお話.
彼女達にとって恋愛は食事と同じで美味しくても不味くても それが生きる事.
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ブランデーシュガーが気になってしょうがない.
思わずネットで検索したけど売ってるところないなー！！

2021/12/21

うんとお腹をすかせてきてね、はなんとか読める。

他の女性たちには理解できないことが多すぎる。
わからない、その上、しんどい。というのが、今のわたしに感じること。

2021/12/04

これはきっとしあわせの話なんだと思った。客観的にはちょっと不恰好な日常を、彼女らは周りと比べたり、誰かのせいにしたりしない。それがなんだかとっても潔くてよかった。恋愛ってそうなんだな〜キラキラした感情だけじゃなくて、怒りやかなしみが常に共存してる。それを上回る、悔しいけれど上回ってしまう好意があるからこそ、ちょっとの不条理を飲み込んで、あるいは気づかないふりをして、ある程度の潔さをもって隣にいるんだ。恋（愛）するときの気持ちを綺麗に丁寧に表現してくれていて、ああこれって言葉にするとこんな感じだ〜って何度も思えて、気づけて、嬉しかったな〜

2021/10/25

やっぱり女性視点の物語はあんまり得意じゃないかもしれないと思った。
でもこれが女のリアルなのかもしれないとも思った。
1作目以外のどの話を見ていても愛に溺れて自分がダメになっていくか周りがダメになっていくかで苦しかった。
だけどそれでも読んで良かったと思う。

2021/10/17

主人公の、恋人以外の言葉は全然理解できなくて興味もない感じ、わかるなぁ。

まったくだめな恋愛をしてるんだけど、結局圧倒的に素晴らしいのよね。わかる。

その人がいることによって人生がぱっと花開くの何度も経験してる。誰かに頼って生きる意味を見いだすのがとても悲しいことだってわかってるけど、1番に求めてるのはそれだし、ぴったりハマったときにはもう抜け出せないのよね。

2021/09/17

p30「女は、いい男にダイエットをだいなしにされるためにダイエットをするのだ。」
p221「瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい。」

2021/09/12

ほとんど不倫の話
実際に近くにこういう人たちがいたら「クズだなあ」「だらしないなあ」と思ってしまいそうな人たちがたくさん
だけど、いかんせん江國さんの言葉が好きだから読んじゃう
寝る前に1話読みたい

2021/08/12

江國香織作品は重くて深い異性愛の話で苦手だな〜って思っていたけど、短編集だと読みやすかった。個人的には＂うんとお腹をすかせてきてね＂と＂サマーブランケット＂が好きだったな。どちらも男に依存しない人物像なのが好みだった。