用心棒日月抄 の商品レビュー
用心棒日月抄シリーズ1作目
用心棒日月抄シリーズ1作目。短編連作の様式で、赤穂浪士討ち入りまでの経過を背景に浪人青江又八郎の活躍を描く。個人的に、このシリーズ中最も好きな作品。
長束
この本のおかげで、藤…
この本のおかげで、藤沢周平にはまりました。シリーズ4巻一気読みがオススメです。
文庫OFF
藤沢作品の中でも私の…
藤沢作品の中でも私のお気に入りの用心棒シリーズの1冊。主人公は全米大ヒットドラマ「24」のジャック・バウワーに通じるところがあります。登場人物もキャラが個性的で面白い。時代小説ファンならずともおススメです☆☆☆
文庫OFF
なんといっても主人公…
なんといっても主人公の青江又八郎が格好良過ぎます。さらっと書かれた描写の中に、主人公の心情が痛いほど分かり、作者の文章のうまさがうかがい知れます。
文庫OFF
主の暗殺のたくらみを耳にしたことから許嫁の父を切って脱藩、江戸に出て用心棒をしながら国元からの刺客にも対峙する。用心棒の仕事を通じ、浅野家の吉良襲撃も知ることになる。国元に戻ることはできるのか?
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5〜6度目の読了。新潮文庫で4巻まで続く用心棒シリーズの第1巻であるが、主君の仇討を果たそうとする赤穂浪士達の動きとリンクして、主人公青江と細谷の用心棒稼業が、哀しくも微笑ましく描かれている。作者の真骨頂を示した傑作である。
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忠臣蔵の事件を少なからず絡ませた話で、時代劇ドラマを見ているようでした。 最初は、又八郎が強すぎて、何だかな感じの出だしでした 忠臣蔵の事件が、単純な仇討ではないところも描かれているので、自分としては疑問に思っていたところがスッキリ腑に落ちたので、良かったです。 吉蔵と細谷さんも...
忠臣蔵の事件を少なからず絡ませた話で、時代劇ドラマを見ているようでした。 最初は、又八郎が強すぎて、何だかな感じの出だしでした 忠臣蔵の事件が、単純な仇討ではないところも描かれているので、自分としては疑問に思っていたところがスッキリ腑に落ちたので、良かったです。 吉蔵と細谷さんも魅力的で存在感があります。 シリーズになっているので、次も楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初めての藤沢周平作品だったけど、読みやすく面白かった。 各話に美しい女性が現れ、どの女性も又八郎のことを憎からず思っているのはちょっと面白かった。男性が考える理想のモテ方を主人公がしていた。 その又八郎の男ぶりの良さが、信頼のおける主人公へグレードアップさせている。 特に、普段若い男性と話す機会がなく、又八郎と話すときにはしゃいでいる若い女の子の描写などは、世慣れた男性の視点だなと思ったし、女性の目線から見ても、あるわ…という感じで又八郎の小慣れた視点はやはりモテを感じる。 彼の生活の仕方も、仕事は一所懸命やる、でも余裕があるときはダラダラもする、懐が寂しいときは寝るしかしないなど、一貫して態度がさっぱりしており、そこにも好感がもてる。 剣術もすげーし女にモテるし誠実だし、非の打ち所がありませんってところは王道っぽいキャラクター作りだけど、一方で作者や時代の好みも反映されてる感じもあり、時代小説ってロマンを盛り込む枠組みとして有効なんだなあと感じた。 あと初めて侍が主人公の小説を読んで新鮮で面白かったのは、殺陣の描写。意外とすぐスパッと人を斬るし、斬られるし、殺す。時代劇の殺陣って派手に見せるために長尺なことが多いけど、この小説ではほんの一瞬の出来事として描かれている。あとは、刀を抜いて相手と向き合ったときの描写が面白かった。強者と対峙したときのその強さの言語化ってこんなふうにするんだ、と新鮮だった。 「鈍く光る一本の剣の陰に、塚原の五体はほとんど隠れるばかりに圧縮されてみえる。その姿勢が、すさまじい弾力を秘めていることは明らかだった(p.298)」 でも相手の描写がどんなに強そうでも、又八郎が負けることは絶対にあり得ないと途中からわかったので、ハラハラすることはあんまりなかった。 逆に相手から又八郎はどんなふうに見えてるんだろう。 そのうち続編も読みたい。細谷とのコンビけっこう好き。
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私はこの作品が凄く気に入った。その時代に生きた人の息遣いを感じた。 江戸時代の人情と助け合いの良さをうまく表現していると思う。 とある事情を抱える浪人が悪事を懲らしめ、依頼人を助ける用心棒の勧善懲悪もの。 その用心棒を中立の立場で、忠臣蔵での各陣営の動きを絡ませたのが面白い。 ...
私はこの作品が凄く気に入った。その時代に生きた人の息遣いを感じた。 江戸時代の人情と助け合いの良さをうまく表現していると思う。 とある事情を抱える浪人が悪事を懲らしめ、依頼人を助ける用心棒の勧善懲悪もの。 その用心棒を中立の立場で、忠臣蔵での各陣営の動きを絡ませたのが面白い。 個人的には立ち合い(決闘)のシーンが分かりやすく、読んでてよかったと思った。 時代小説を読みなれていないと、役職と各人の名前や用語は取っつき辛いけれども 短編集に近いので、主要人物の名前を押さえておけば大丈夫だと思う。 500ページを超えるが、割とサクサク読めたので、是非お勧めしたい。
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久しぶりの藤沢作品。藩の家老の不正を知り、それに加担していた許嫁の父を斬って脱藩した主人公。江戸でひっそり用心棒稼業で食い繋ぎ、藩から送られてくる刺客を倒してなんとか生き延びる。口入屋から紹介される仕事をこなしながら、浅野家と吉良家の争いに少しずつ巻き込まれ、ひょんなことから吉良...
久しぶりの藤沢作品。藩の家老の不正を知り、それに加担していた許嫁の父を斬って脱藩した主人公。江戸でひっそり用心棒稼業で食い繋ぎ、藩から送られてくる刺客を倒してなんとか生き延びる。口入屋から紹介される仕事をこなしながら、浅野家と吉良家の争いに少しずつ巻き込まれ、ひょんなことから吉良方の用心棒となってしまい、いよいよ討ち入り前日となる。江戸の生活、武士や浪人の生活、人相などがとてもリアルに描かれている。続編もあるようなので楽しみ。
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