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用心棒日月抄 の商品レビュー

4.3

108件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

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用心棒日月抄シリーズ1作目

用心棒日月抄シリーズ1作目。短編連作の様式で、赤穂浪士討ち入りまでの経過を背景に浪人青江又八郎の活躍を描く。個人的に、このシリーズ中最も好きな作品。

長束

この本のおかげで、藤…

この本のおかげで、藤沢周平にはまりました。シリーズ4巻一気読みがオススメです。

文庫OFF

藤沢作品の中でも私の…

藤沢作品の中でも私のお気に入りの用心棒シリーズの1冊。主人公は全米大ヒットドラマ「24」のジャック・バウワーに通じるところがあります。登場人物もキャラが個性的で面白い。時代小説ファンならずともおススメです☆☆☆

文庫OFF

なんといっても主人公…

なんといっても主人公の青江又八郎が格好良過ぎます。さらっと書かれた描写の中に、主人公の心情が痛いほど分かり、作者の文章のうまさがうかがい知れます。

文庫OFF

2024/04/01

これはおもしろい。短編ものとしてもおもしろかったが、次第に赤穂浪士と吉良の対立という一筋の話が見えてき始め、又八郎の国元のお家騒動も展開を見せていくので、徐々にページを捲る手がはやまっていった。キャラクターもそれぞれがたっていたのが、さらに良い。 さて、二つの大きな筋の話が完結し...

これはおもしろい。短編ものとしてもおもしろかったが、次第に赤穂浪士と吉良の対立という一筋の話が見えてき始め、又八郎の国元のお家騒動も展開を見せていくので、徐々にページを捲る手がはやまっていった。キャラクターもそれぞれがたっていたのが、さらに良い。 さて、二つの大きな筋の話が完結したあと、さらにどう話を展開させるのか、次作が楽しみ。

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2024/02/17

1981(昭和56)年発行、2002(平成14)年改版、新潮社の新潮文庫。10編。非常に面白い。用心棒としていろいろなところのいろいろな話がある。民衆の世話物、そして武家物として読める。そして赤穂浪人とのからみ。からみが有ることは知っていたが、まさか吉良屋敷に入るとは知らなかった...

1981(昭和56)年発行、2002(平成14)年改版、新潮社の新潮文庫。10編。非常に面白い。用心棒としていろいろなところのいろいろな話がある。民衆の世話物、そして武家物として読める。そして赤穂浪人とのからみ。からみが有ることは知っていたが、まさか吉良屋敷に入るとは知らなかった。この話では脱藩した藩の権力闘争は完全にバックグラウンド。特に佐知がこの作品では最後の最後だけとは知らなかった。 何度か映像化されているが、私は「腕におぼえあり」のみ知っている。村上弘明、渡辺徹、坂上二郎、とイメージ通りである。黒木瞳が少し違うような気がするが、解釈の違い程度でしょう。 収録作:『犬を飼う女』、『娘が消えた』、『梶川の姪』、『夜鷹斬り』、『夜の老中』、『内儀の腕』、『代稽古』、『内蔵助の宿』、『吉良邸の前日』、『最後の用心棒』、解説:「解説」尾崎秀樹(昭和56年2月、文芸評論家)、備考:昭和53年8月新潮社より刊行、

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2023/12/12

拙者、還暦直前でございますが、この歳になって生まれてはじめて藤沢周平さんの作品を手に取りました。そしていま最初の作品、「用心棒日月抄・犬を飼う女」を読み終わったところです。 率直にいって『もっと早くに出会いたかった!』 この作品はもちろん、今後も藤沢周平さんの作品を読み進めよ...

拙者、還暦直前でございますが、この歳になって生まれてはじめて藤沢周平さんの作品を手に取りました。そしていま最初の作品、「用心棒日月抄・犬を飼う女」を読み終わったところです。 率直にいって『もっと早くに出会いたかった!』 この作品はもちろん、今後も藤沢周平さんの作品を読み進めようと思います。(2023/12/12)

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2023/07/21

コロナ禍で、仕事と子育てだけの日々が続くなか、 現実逃避がしたく、昔の日本を味わいたいと思い、この本を読むようになりました。 江戸の生活や季節が細やかに表現されて、読むだけでその時代に行ける感じがし、とても満足です。 4作シリーズになっており、繰り返し読んでは、江戸に逃避した...

コロナ禍で、仕事と子育てだけの日々が続くなか、 現実逃避がしたく、昔の日本を味わいたいと思い、この本を読むようになりました。 江戸の生活や季節が細やかに表現されて、読むだけでその時代に行ける感じがし、とても満足です。 4作シリーズになっており、繰り返し読んでは、江戸に逃避した気分を味わっています。

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2023/03/02

クマさんにお勧め頂いた本作 読み始める前にシリーズ物と知り早まったかなと思いました 早まってなかったです! 連作短編という形態がテレビ時代劇感にあふれていて好きなやつでした そして縦軸に日本人に馴染み深い赤穂浪士のもってくる仕掛けがエグい そして関わりの程度がちょうどいい深さ...

クマさんにお勧め頂いた本作 読み始める前にシリーズ物と知り早まったかなと思いました 早まってなかったです! 連作短編という形態がテレビ時代劇感にあふれていて好きなやつでした そして縦軸に日本人に馴染み深い赤穂浪士のもってくる仕掛けがエグい そして関わりの程度がちょうどいい深さなんよね 赤穂浪士の物語を壊さない程度の踏み込み具合、うまいなぁ~うまい! なんかね、全てにおいてちょうどいいんよね 主人公青江又八郎の剣の腕とか、登場人物とか、江戸の町の悲喜こもごもとか、なんかこうちょうどいいんよね やりすぎ感がないのよ 分かって頂けるだろうか、分かって頂きたいこのちょうどよさを

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2022/08/13

久々の藤沢周平作品。 私の時代小説好きのきっかけは「蝉しぐれ」です。 今作は、とある事件から脱藩することとなり、江戸で用心棒ぐらしをする浪人、又八郎の連作短編集。繋がっていないように見えて、赤穂浪士討ち入りの動きも見えてくるという構成。 用心棒の又八郎、めっぽう強くて惚れぼ...

久々の藤沢周平作品。 私の時代小説好きのきっかけは「蝉しぐれ」です。 今作は、とある事件から脱藩することとなり、江戸で用心棒ぐらしをする浪人、又八郎の連作短編集。繋がっていないように見えて、赤穂浪士討ち入りの動きも見えてくるという構成。 用心棒の又八郎、めっぽう強くて惚れぼれする。 藤沢周平さんの描く武士たち、とにかくかっこいいんです。おちゃめな用心棒なかまの細谷との掛け合いもおもしろい。 隠し剣シリーズを読み直したいよなあと思いながら最後まで読み進めてきたけど、なんとまあ、このシリーズも続きあるじゃん……

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