道ありき 青春編 の商品レビュー
三浦綾子文学記念館の案内人さんにおすすめされた本。自分の内面をここまでオープンにすることに驚き。自らの経験が三浦文学に入っているということがよくわかった。
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本好きの友人から勧められた本。道ありきから、塩狩峠、最後に氷点にいけと、順番まで指定されたが、その通りに読みどハマりした。三浦綾子さんを好きになった原点。
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ノンフィクションは口には合わなかった私ですが(沢木耕太郎は全然ダメでした)、三浦綾子の道ありきはなぜか読めました。女性の目線から見た「風立ちぬ」のようで面白かった。それにキリスト教という要素が入ってきて、塩狩峠という作品の背景理解が進んだ。三浦綾子や遠藤周作は、一体どんな世界を見...
ノンフィクションは口には合わなかった私ですが(沢木耕太郎は全然ダメでした)、三浦綾子の道ありきはなぜか読めました。女性の目線から見た「風立ちぬ」のようで面白かった。それにキリスト教という要素が入ってきて、塩狩峠という作品の背景理解が進んだ。三浦綾子や遠藤周作は、一体どんな世界を見ているのだろう。
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久々の三浦綾子。塩狩峠、氷点・続氷点とかなり間隔が開いてしまった。何気なく図書館で手に取ったが、これは凄く良い本だった。今年のベスト3に入るだろう。 "わたしの心の歴史"として書かれたもので、自分と誠実に向き合った証拠だと思う。初めの何とも言いようのない厭世的...
久々の三浦綾子。塩狩峠、氷点・続氷点とかなり間隔が開いてしまった。何気なく図書館で手に取ったが、これは凄く良い本だった。今年のベスト3に入るだろう。 "わたしの心の歴史"として書かれたもので、自分と誠実に向き合った証拠だと思う。初めの何とも言いようのない厭世的な不安定さ、長い闘病生活の始まり。その中で絶望の淵に立っていた綾子さんだが、前川正さんの愛情、キリスト教との出会いから、自分を支えてくれるものの存在に気付いていく。 生きるに大切なことを恵みの雨のように無償に、何度も伝えてくれた正さん。綾子さんの過去と現在と未来を、命ある限り思いやった正さん。その愛を綾子さんがしっかりと受け止められるようになったのも正さんの力だと思う。 前川正さんの愛の深さが言葉にできない…。それが文章になって読めることがただただ奇跡とさえ思う。 本当に人を愛するということは、その人が一人でいても、生きていけるようにしてあげることだ、という考えがとても新鮮だった。 クリスチャンではないわたしが、とても感動した本。いま生きることに希望を見出せない人にこそ読んでほしい。読んだら人生変わる気がする。オススメ。 171114読了。
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私はキリスト教信者でもないし これまで宗教的な本はほとんど読んでこず抵抗があったのですが、 途中からどんどん引き込まれ、一気に読めました。 人の心はうつろいやすく、ずっとこの人を愛していると一度は思っても他の人に惹かれてしまうことがあったり、そんな自分が不実に思えたり。 この本か...
私はキリスト教信者でもないし これまで宗教的な本はほとんど読んでこず抵抗があったのですが、 途中からどんどん引き込まれ、一気に読めました。 人の心はうつろいやすく、ずっとこの人を愛していると一度は思っても他の人に惹かれてしまうことがあったり、そんな自分が不実に思えたり。 この本からは、そんな人間の心に対する答えのようなものを与えてもらったと感じました。 人生において最も大切なことは人に何かを与えることではないか、そして、どんな出来事も神によって与えられたものと思い前向きに自然に乗り越えていくことについて考えさせられました。
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(09.29.2016) 毎日少しずつ読んでいたのだが、100頁から最後まで一気に読み終えてしまった。自分もクリスチャンだからかもしれないが、完全に感情移入してしまった。三浦綾子氏にとっての前川正氏や三浦光世氏がそうだったように、神様は必ず誰かを通して働かれる。ある人との交わり...
(09.29.2016) 毎日少しずつ読んでいたのだが、100頁から最後まで一気に読み終えてしまった。自分もクリスチャンだからかもしれないが、完全に感情移入してしまった。三浦綾子氏にとっての前川正氏や三浦光世氏がそうだったように、神様は必ず誰かを通して働かれる。ある人との交わりを通して自分の弱さや罪に気づき、神様に出会うのである。 三浦綾子氏の人間味溢れる文章が好きだ。神様を信じますと言いながらも、情けないことに時に心配や不安から完全に信じ切れない時がある。三浦綾子氏の本を読むと、それが人間の姿だと毎回励まされる。自分の弱さと闘いながら、自分なりの信仰生活を送っていこうとこの本を読みながら強く思った。 クリスチャンじゃない人の心にも響く本ではないかと思う。人生に絶望している人、本当の愛を知りたい人に特にオススメの一冊。
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これがキリストの自己犠牲的な愛なのか! 病院内での出来事はクリスチャンが地の塩、世の光として周囲の人々に爽やかな影響を及ぼした結果なのだろう。 作中の西村先生について書かれた「愛の鬼才」 巻末の解説者が紹介しているドストエフスキーの「死の家の記録」も読んでみたくなった。
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三浦綾子さんの自伝。13年にわたる闘病生活を中心に、苦難と共に生きる半生を綴ります。この辛く苦しいはずの物語がなぜか明るく感ぜられるのは、主人公が次から次へ素敵な男性に愛されるからだけではないでしょう(笑)。「作品は不条理で暗い罪の現実をえがきながら、いつも明るく、表現は平明で明...
三浦綾子さんの自伝。13年にわたる闘病生活を中心に、苦難と共に生きる半生を綴ります。この辛く苦しいはずの物語がなぜか明るく感ぜられるのは、主人公が次から次へ素敵な男性に愛されるからだけではないでしょう(笑)。「作品は不条理で暗い罪の現実をえがきながら、いつも明るく、表現は平明で明るい」と解説で言われている如く、どこか、辛くとも希望を失わない、哀しくとも途方に暮れない、一条の光を持つ文体。これが三浦綾子さんの大きな魅力だと思います。それは、クリスチャンの精神に繋がっているのかも知れません。
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綾子さんのように自分の事をさらけ出すことのできる人は本当に立派だなと。自らの愚かさを堂々と公言する姿は綾子さんの謙虚な姿をありありと表わしているのではと思いました。 私はクリスチャンですが、クリスチャンでない人が読んで絶対損はないと思います。 泣ける、一冊です。
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三浦綾子さんの真っ正直な自伝に感動した。 周囲のキリスト者に良い意味で感化されていき、信じること、受け入れること、感謝することの素晴らしさが次々にこちらに入ってくる。 歌を詠むこと、のれん製作など、出来ることをやる行動力は見習っていかなければならない。
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