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峠 改版(上) の商品レビュー

4.2

139件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

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2012/04/29

社会人になりたての頃、たまたま研修の移動バスで隣になった同期と話してみたら、卒論のテーマが司馬遼太郎だったという。 彼に、一番のおすすめは何かと聞いたら、峠だ、というのでその日のうちに最寄のブックオフへ行ったら置いてあったので、読んだ。 上中下でかなり長く、どんどん状況は転がっ...

社会人になりたての頃、たまたま研修の移動バスで隣になった同期と話してみたら、卒論のテーマが司馬遼太郎だったという。 彼に、一番のおすすめは何かと聞いたら、峠だ、というのでその日のうちに最寄のブックオフへ行ったら置いてあったので、読んだ。 上中下でかなり長く、どんどん状況は転がっていくが、とりあえず最初のうちはからっとしていて、豪快で、愉快で、明るくて、情熱的で、前向きな雰囲気で、なんだか「考え、学ぶことを、いつまで経ってもあきらめない」ことを応援されたように感じた。 僕は、人間は生きて何かをし続けることがすべてだ、ということをこの作品から学んだ。 最後はちょい悲劇的になってくるけど、ほんの150年前の日本の実際の歴史だからね。 ちなみに上記の彼とは以来ほとんど顔を合わすこともなく、もちろん司馬遼太郎がどうこうという話もするべくもない。

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2012/04/03

本当に本当に久しぶりの司馬遼太郎作品。 継之助の遊歴を通して、 その思考、思想、ひととなりをうまく周知させている。

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2012/03/04

幕末、思想は先進的ながらも、精神は武士であった河合継之助。 彼が小藩に生まれたことも、大きく運命に関わってくる。 脱藩した坂本龍馬とは対称的だが、勝るとも劣らない隠れた英雄だろう。「竜馬がゆく」と双璧をなすと言える小説。 こんな面白い人物も幕末にはいたのだな。

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2012/01/09

維新のとき、長岡藩で官軍と戦った人、ということしか知らなかった。 名前しか知らなかった人をこういう形で深く知ることは面白い。 同時に、記号のように覚えていた『河井継之助』という名前に、やけに愛着が湧く。 しかし司馬遼太郎の作品はどれも、導入部分の辛辣さが最高だと思う。 「この人...

維新のとき、長岡藩で官軍と戦った人、ということしか知らなかった。 名前しか知らなかった人をこういう形で深く知ることは面白い。 同時に、記号のように覚えていた『河井継之助』という名前に、やけに愛着が湧く。 しかし司馬遼太郎の作品はどれも、導入部分の辛辣さが最高だと思う。 「この人がどんだけ変だったか」という事をひたすら綴っているように見えて、笑いごとではないのに笑えてしまって仕方ない。

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2012/01/07

司馬遼太郎による、長岡藩の河井継之助の物語。上巻は、継之助が活躍し始める前の鬱々としていた時期を描いており、相変わらずの司馬さんの女性描画が多い。人間、力を持て余すとこういうことになる、ということが言いたいのか。 桜田門外の変が起こってから、幕府も世間も動揺する中で、継之助が長岡...

司馬遼太郎による、長岡藩の河井継之助の物語。上巻は、継之助が活躍し始める前の鬱々としていた時期を描いており、相変わらずの司馬さんの女性描画が多い。人間、力を持て余すとこういうことになる、ということが言いたいのか。 桜田門外の変が起こってから、幕府も世間も動揺する中で、継之助が長岡藩の真ん中に近づいていく、というところまで。ここだけで500ページ超えているので、離反する読者もいるかもね。中巻は結構いけるけど。

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2011/12/19

【MM279 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2009 2010/1/27】 【第6位】『峠(上)(中)(下)』(司馬遼太郎著、新潮文庫、2003年)      http://tinyurl.com/y9sasfb  (コメント)司馬遼太郎の幕末史小説の中...

【MM279 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2009 2010/1/27】 【第6位】『峠(上)(中)(下)』(司馬遼太郎著、新潮文庫、2003年)      http://tinyurl.com/y9sasfb  (コメント)司馬遼太郎の幕末史小説の中でも隠れた名作として名高い作品。戊辰戦争で激戦地となった長岡藩出身の河井継之助を主人公に、新政府軍に追い詰められる長岡藩の様子とともに、その生涯を追っています。明治維新の陰に、このような悲劇があることを忘れてはいけません。ちなみにここ数年は幕末維新の歴史小説を読んでいましたが、その延長線上で、天皇制について       も少し関連の書籍を読んでみました。   参考:『竜馬がゆく』http://tinyurl.com/y66dce →マイライブラリ・アウォード!2006【第1位】      『翔ぶが如く』http://tinyurl.com/3dt4ry →マイライブラリ・アウォード!2007【第8位】      『天皇家誕生の謎』http://tinyurl.com/ycg87yp      『ジミーの誕生日』http://tinyurl.com/y8cfhrm

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2011/12/18

幕末維新が舞台だが、通でないと知らないような河井継之助が主人公。 謙信公の再来と言われた人物らしい。

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2011/11/14

図書館で借りて読んだ本、実は司馬遼太郎はあまり好きではない。 幕末 長岡藩の家老河井継之助の人生を書いた本

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2011/11/13

司馬文学の中でも有名な本。幕末の奇才の行動記だが、経営の書としても読める。「竜馬がゆく」でもそうだがストーリー展開が小気味よく、すらすらと読めてしまう。次の巻にすぐ手を出してしまう飽きさせない内容。

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2011/10/21

河井継之助の歴史小説。 幕末は好きだけど、なぜか敗者(幕府側)に心引かれる。 やっていることは無茶苦茶だけど、無茶苦茶かっこいい。 そんな男、最近はいないよね。 いても、友達になってくれなさそうかね。

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