コインロッカー・ベイビーズ(下) の商品レビュー
「必要とされている人間なんてどこにもいない」 この言葉に安堵した。 1パーセントの希望より、100パーセントの絶望を欲する時がある。 日本文学の価値観を変えてしまった作家が、辿り着いた最後の一文。 この一文のために、上下巻を読む価値は十分にある。
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村上龍のかなり濃い世界観。コインロッカーベイビーズ。怒涛の後編。 『僕はずっと必要とされなかった、だから、他人を必要としない人間になろうと思ったんだ』
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一言で言うと、人生そんなにうまく行かない。そして、人生いつでもやり直しがきくのではないかと思い返される一冊。多少読みにくい。 ボク的には、長くとれた休み中に日向ぼっこでもしながら夢の世界に入り込みたい、そんな一冊
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圧倒的なパワーで引っ張る文章と展開を読んでいると、展開だの構成だのという言葉で傑作を分析していくのは無意味に感じられる。
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次に、僕は、これを読んでどう思ったのか。 これを読んだ感想は、二通りある。 一つは、僕が真面目で、社会的な意見としての感想だ。 「狂っている。ただそれだけだ。」 もう一つは、ものすごいパワーを感じたと言いたい。 時々、街で自転車を走らせてると。(車ではない!w) ...
次に、僕は、これを読んでどう思ったのか。 これを読んだ感想は、二通りある。 一つは、僕が真面目で、社会的な意見としての感想だ。 「狂っている。ただそれだけだ。」 もう一つは、ものすごいパワーを感じたと言いたい。 時々、街で自転車を走らせてると。(車ではない!w) 叫びたくなる。 ハウスミュージックでテンションを上げながら、 肉体の限界まで身体を動かしながら。 大声で叫びたくなる。(寧ろ、叫んでいるけどw) その時の感覚に似ている。 何もかも吹き飛ばしたい気持ちが大きくなる時、 僕は、DJプレイをしたいと思う。 やっぱり僕はもっと強くならないといけない。 間違ったものをすべて壊してしまいたい!とさえ思う。 この本は、社会的な人たちには決してオススメできない。 莫大で、 黒くて、 ものすごい破壊力のある エネルギーに触れたいなら話は別だが・・
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下巻。 引き続き目が離せない内容。 主人公二人の接点にハラハラしつつ、わにを飼う少女アネモネが魅力的です。 ラストシーンは好きです。
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中学生のとき、初めて読んだ龍さまの作品。かなり影響受けたっぽい。 若い時に読んだほうがいい。 大人になって読み返しても、その時ほどの感動がないんだよなぁ。
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村上龍の書く小説には、現実感と既視感を読み手に流し込むような力がある 彼自身の知識や体験の深さからなんでしょうかね
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上巻読んだらとりあえず気になったから読んだ(笑)あまりリアルに想像しない様に心がけて読んだ、出ないと食欲失せそうだったし夢に出てきそうだったし・・・。インパクトある小説だった。
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人は、ある年代の時に読まなければならない本があると思う。まさしく、コインロッカー・ベイビーズは、高校生の時に読まなければならない本だろう。あの憤懣やるかたない気分とダチュラ…。傑作だ。
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