ながい坂(下巻) の商品レビュー
2007年11月18日読了。以下、過去の日記から抜粋。 これはですね、父親に薦められたんですよ。 新潮文庫の初版ものですよ。 父親の時代に新刊だったんですね(オビに「新刊」ってさ)。 父親に本を薦められることがたまにありますが、 今回はやたらご執心のようでして、 帰省すると「も...
2007年11月18日読了。以下、過去の日記から抜粋。 これはですね、父親に薦められたんですよ。 新潮文庫の初版ものですよ。 父親の時代に新刊だったんですね(オビに「新刊」ってさ)。 父親に本を薦められることがたまにありますが、 今回はやたらご執心のようでして、 帰省すると「もう読んだか?」と催促が・・・ さすがに逃げ切れないと思いましたので、 なんとか頑張って読み終わりました。 久々に読み応えを感じました!! 平侍出身の一人の男性が少年時代から 努力に努力を重ねて生きていく時代小説です。 いつの時代でも変わらない「働く男」が描かれています。 ラストも渋いんですよ。 「長い坂」=人生。 主人公が最後にそこに気づくんですが、 普通だったらもう老年で気づいたりしますよね。 でも、彼はまだまだこの坂を上っていくんです。 そして、そのことにもう迷いはないんですよ。 格好いいなぁ。ステキだぜ!周五郎先生。
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かなり地味な小説ですが、この真面目な主人公の頑張りに心打たれるものがありました。がんばれば、いつか〜・・・。苦しい重荷を背負って、自分を立て直しながら前進していく姿。私もがんばらないと!
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"ここは坂だったのか" 三浦主水正がたどるながい坂とは。人生、気がつかずに通り過ぎていくものの多さを気が付かせてくれる作品。
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