孤高の人(上) の商品レビュー
日頃、寂しく感じるこ…
日頃、寂しく感じることがあるのは誰でも同じと思うが、”一人で生きる、自分の道を追求する。人目を気にしない”生き方に感動しました。誰もが憧れるが、出来ない生き方では。
文庫OFF
今年のネンイチニッタは、日本の登山史に名を残す登山家・加藤文太郎(1905年―1936年)の生涯を描いた長編小説。 「単独行の加藤文太郎」と呼ばれ、登山家であると同時に、造船技師として堅実に働き続けた〈社会人登山家〉でした。 新田次郎作品はいくつか読んできましたが、本作は初読。...
今年のネンイチニッタは、日本の登山史に名を残す登山家・加藤文太郎(1905年―1936年)の生涯を描いた長編小説。 「単独行の加藤文太郎」と呼ばれ、登山家であると同時に、造船技師として堅実に働き続けた〈社会人登山家〉でした。 新田次郎作品はいくつか読んできましたが、本作は初読。 改めて感じるのは、新田次郎が「偉人」を描くとき 劇的な誇張を避け、日々の生活や仕事、習慣を丹念に積み上げます。 一人の人間の生活史を読んでいる感覚です。 上巻では、加藤文太郎がどのように登山に向き合い、自らを律した生活をしてきたかが描かれます。将来ヒマラヤを目指すため、節約と節制を徹底し、身なりや道具には無頓着。 寡黙で朴訥、愚直とも言える男性像が、私の中で出来上がっていきました。 ところが、上巻読了後に実際の加藤文太郎の写真を見て、そのイメージが多少揺らぎます。 思っていたよりも、どこか洗練された、 「案外おしゃれな」印象を受けたんですね。 小説の人物像と、史料として残る写真とのズレ。 その違和感も楽しむように下巻へいきます。
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どんなに過酷な環境であっても単独行を貫く主人公の描写が多くあるなか、なぜ冒頭のような結末になってしまったのかが気になりすぎる終わり方だった。
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モルゲンロート観てみたい。 「山岳小説」で検索してヒットして面白そうだと思った本を片っ端から買っていて、積読していた。 大正~昭和の初めのお話で、時代小説が苦手で一回途中まで読んで断念していたけど、最近忍たまにハマっているので、昔の時代の物語も楽しめるようになってきて、読み切れた。(忍たまは戦国時代。ありがとう忍たま) 途中まで読んでいたとき、乾し小魚をぼりぼり食べている描写を読んで、影響されてわたしも乾し小魚をスーパーに買いに行った。再読時、その出来事を忘れていて、また乾し小魚をぼりぼり食べている描写を読んで、また影響されて乾し小魚を食べたくなった。そして…(無限ループ?) 北八ヶ岳への旅行に持って行った。実際にハイキングした帰りの電車で読んで、自分が想像できる山の解像度が上がっていて嬉しかったという思い出。 元々は、人間の極限状態が描かれていて面白いという点で山岳小説が好きだったけど、山登り(ハイキング程度のもの)を好きになって、実際に山に行ってから読むと、さらに山を深く知れたような気がして相乗効果がある。 八ヶ岳も出てきて嬉しかった。 地下足袋の加藤文太郎を周りの人はほうっておかないけど、本人にしたらほうっておいておくれ!という感じ。
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主人公、加藤文太郎は実在の人物のようだ。 「そこに山があるから」 ヒマラヤ征服を夢とする彼の自問自答。その答えが正解なのか、信じれるものは自分のみと単独行で葛藤する。 途中、第一章前を読み返しおおよその結末を想像できた。孤高の人がなぜ? きっと文太郎はそんな浅はかな想像は超え...
主人公、加藤文太郎は実在の人物のようだ。 「そこに山があるから」 ヒマラヤ征服を夢とする彼の自問自答。その答えが正解なのか、信じれるものは自分のみと単独行で葛藤する。 途中、第一章前を読み返しおおよその結末を想像できた。孤高の人がなぜ? きっと文太郎はそんな浅はかな想像は超えてくるに違いない。 では下巻で。
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加藤文太郎の単独登山物語。 冬山登山の描写は臨場感溢れる。 後半も楽しみだが、冒頭で文太郎が若くして亡くなるって書いてあるのがマイナス点かなぁ。
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単独行動の加藤文太郎、前半生といった感じ。大正から昭和にかけ、当時の装備と常識では考えられないような事をやってのけた。山の事は分からないけど、今でも随分常識とかけ離れた事なんじゃないだろうか。
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楽しく読ませていただいたのだが 残念すぎる結末が 冒頭から分かる内容なので 分かっていながらも後味が悪いです やっぱハッピーエンドって素晴らしいです
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神戸アルプスから始まり、冬の北アルプスにつながる。 山の描写は楽しめるが、日常生活部分は一般人の私生活を覗き見るようで微妙。 主人公が伝説化され、心理的距離感がもっとあれば気持ちよく読めたかも。 神戸アルプス縦走は面白そう。
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実在の人物、単独行の加藤文太郎の物語。登山に魅せられて、自己研鑽し、冬山の登坂、縦走に他の追随を許さないまでになる。周到な下調べ、訓練は凄味を感じるが、一方で密かに恋心を懐くところが微笑ましい。2025.1.11
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