他人の顔 の商品レビュー
主人公の気持ちがよく…
主人公の気持ちがよく分かる!有り得ない話ながら、もしもこんな事が起こったら、ボクも同じ行動を取っただろう!
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男は他人の顔を使っ…
男は他人の顔を使って何を取り戻そうとしたのか?傷を負った者が背負う哀しさと卑屈さにジリジリと神経を逆撫でされるような感覚に陥ります。それにしても傷を負った者とその周囲の者の受け取り方というのは、全く違うものなんだなぁ、と改めて実感。
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顔は通路。 覆面は他人との関係を、素顔のとき以上に普遍的なものに高めてくれるのではあるまいか… 顔なんかで人は判断されない と思いつつも、おまえのことを考える時にいつも浮かぶのは顔。その表情。 匿名性と、その実存と、それもまた本人に過ぎないと言う事実。 夫婦には仮面が必要…...
顔は通路。 覆面は他人との関係を、素顔のとき以上に普遍的なものに高めてくれるのではあるまいか… 顔なんかで人は判断されない と思いつつも、おまえのことを考える時にいつも浮かぶのは顔。その表情。 匿名性と、その実存と、それもまた本人に過ぎないと言う事実。 夫婦には仮面が必要…? 主題はとてもおもしろく好きなものだったけど、読むのに時間かかったなぁぁ
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仮面をつくるところまでは面白く読んでたけど、いざ動き出してからの思想というか言い訳というかで「ちょっとまて」と思って中断。 もう少し精神的余裕のある時に再読しますすみません。
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思弁的かつ実践的な葛藤が描かれていて難しかった。手記という体裁(読者=妻にたいし“おまえ”)で、欄外の注や末尾の追記など小説という枷からも外していくような印象をもった。顔認証やVR(顔を覆うデバイス)も登場した現在、主人公の仮面に対する懸念も現実味をおびてきた。
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最初の方と終盤は特に面白く読めたが、主人公の手記のていなので、ずっとくどくどとひとり語りを聞かされている感じで中盤は結構つらかった。 『箱男』よりはとっつきやすかった気もするけど、それでも面白さをちゃんと理解するのはまだ私には早かったのかもしれない。
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人はみな他人の顔を求めるものだと思う。 SNSで友人を作るのが当たり前になっている現代は、出版された時代と比べてもかなり「自分とは別の顔」が普及した世の中になっている。 のみならず、コスプレやメタバース、ゲームのアバターなど「自分以外の自分」で自己表現ができる機会は多い。 化粧や...
人はみな他人の顔を求めるものだと思う。 SNSで友人を作るのが当たり前になっている現代は、出版された時代と比べてもかなり「自分とは別の顔」が普及した世の中になっている。 のみならず、コスプレやメタバース、ゲームのアバターなど「自分以外の自分」で自己表現ができる機会は多い。 化粧や整形の普及もあって、顔がもたらすアイコン的特性自体も強くなったかなとも思う。 本書の主人公は、他人の感情などまるで見ていない。妻・同僚の感情や思いやりに無頓着で、被害者意識で利己的な屁理屈と哲学をこねながら延々と同じ場所をぐるぐる回っている。結果として仮面と自己の同一性は歪み、現実との通気口となるはずの仮面は現実逃避の道具となってしまう。 現実の抑圧を発散するためにSNSで認証欲求を満たすのも大概にしておけと、60年前には既に警告されていたのかもしれない。 他者の存在なくして自己はあり得ない。他者の存在を無視した仮面もまた空疎なものに成り果ててしまう。
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中野スイートレイン で ベースの吉野さんとサックスませひろこさんと馬場さんが演奏した曲 映画の挿入歌ということで 原作を読んでみた。 想像以上に面白い作品 私は奥さんは一目で見抜いていたと思った。 附箋 ・思考を一時中断させようと思うときには、刺戟的なジャズ、跳躍のバネを与えたい...
中野スイートレイン で ベースの吉野さんとサックスませひろこさんと馬場さんが演奏した曲 映画の挿入歌ということで 原作を読んでみた。 想像以上に面白い作品 私は奥さんは一目で見抜いていたと思った。 附箋 ・思考を一時中断させようと思うときには、刺戟的なジャズ、跳躍のバネを与えたいときには、思弁的なバルトーク、自在感を得たいときには、ベートーベンの弦楽四重奏曲、一点に集中させたいときには、螺旋運動的なモーツァルト、そしてバッハは、なによりも精神の均衡を必要とするときである。←これも結局聴き手本人の気持ちの持ちようなのかもしれない ・姉の髢 →「髪を結ったり垂らしたりする場合に地毛の足りない部分を補うための添え髪・義髪のこと。 この主人公 何をしでかしたのだろうか まさか人を殺めたりしないよね
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現代(令和)におけるVtuberとかにも応用できる、予見してるなぁとか思った。 自分の行動の動機や選びとる選択、何に起因し何に向けてるのか、日々の自分を内省せざるをえなかった。
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ヤマザキマリさんが阿部公房を紹介してたのでよんだ。 本当は砂の女を読む予定だったけどなかったので。 文学的な文章は慣れてないので読みづらかったけど、とりあえず読み切ってよかった。 人の本質は顔だけじゃないという本人だけれど、顔に対してのコンプレックスや偏見を一番感じとっているのが...
ヤマザキマリさんが阿部公房を紹介してたのでよんだ。 本当は砂の女を読む予定だったけどなかったので。 文学的な文章は慣れてないので読みづらかったけど、とりあえず読み切ってよかった。 人の本質は顔だけじゃないという本人だけれど、顔に対してのコンプレックスや偏見を一番感じとっているのが自分でもがいているのが読んでいて痛々しい。 もし自分だったら、、こんなくどくどと言い訳せず 整形技術も上がっている時代なので整形するだろう。 ただ、仮面を作っている過程が具体的でなおかつゾワゾワするような感覚になった。 また読んでもっと深く理解したいと思った
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