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美しい星 の商品レビュー

3.8

175件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2009/10/07

三島由紀夫は本当に天才だったんだなって思える作品。SF小説に対して抱いていた私の先入観を見事に覆してくれた。主人公は宇宙人。だけど、私にはSFを超え、純文学をも超えたものとして感じられた。

Posted byブクログ

2009/10/04

SFがはやったからとか、UFOブームだったとか、そういうのは隠れ蓑で、冷戦の時代に生きた三島由紀夫の、彼なりの危機意識の表現。たった一度、ボタンを押すだけで地球を何個も破壊することができるようなものの存在を知りながら、なぜ、人はこうしていつもどおりの平凡な毎日を送れるのだろう。筆...

SFがはやったからとか、UFOブームだったとか、そういうのは隠れ蓑で、冷戦の時代に生きた三島由紀夫の、彼なりの危機意識の表現。たった一度、ボタンを押すだけで地球を何個も破壊することができるようなものの存在を知りながら、なぜ、人はこうしていつもどおりの平凡な毎日を送れるのだろう。筆者のように、宇宙的な視点へ転換するのは、ごく当たり前の反応に思えてならない。しかし、筆者のような反応のほうが奇異に映る世の中です。重一郎の言う、「凡庸に、いやが上にも、凡庸に振舞うのだ」という言葉は、筆者が自身にいつも言い聞かせていた言葉なのでしょう。

Posted byブクログ

2009/10/04

「偶然とは、人間どもの理解をこえた高い必然が、ふだんは厚いマントに身を隠しているのに、ちらとその素肌の一部をのぞかせてしまった現象なのだ。」三島ワールドは凄い!2007/7

Posted byブクログ

2009/10/04

もんのすごい電波小説、と思いきや時々するっと通り抜ける冷たい風のような人間的な醜さや業の描写がリアルな現実世界を思い出させてくれました。読みやすさ云々より他の価値を持っているような気がします。

Posted byブクログ

2009/10/04

三島はUFOを信じていたんだって。昭和の文豪が書いたSF、なかなか珍しい。ストーリーは結構バカっぽくありつつ、文章表現は異常なほどに美しい。荘厳ささえ感じる。全てのことが因果応報、主人公達の思想もおもしろいです。

Posted byブクログ

2009/10/04

わたしの思う「三島」の美しく情景を飾る言葉は少ない。 かなりすっきり読みやすいけど この着飾った文章がすきなわたしには物足りない。 けれど三島由紀夫の秩序と神話的要素はしっかりと刻まれていている。

Posted byブクログ

2009/10/04

インドの寝台列車で読んだ本。三島由紀夫が時代の流れに警鐘をカンカン鳴らしてるんがひしひし伝わってきた。彼には時代の流れの先に何を見てんやろなぁ。う〜ん、気になる。

Posted byブクログ

2009/10/04

天下の三島作品へトライ! 一番とっつきやすい作品でした。 お話もキレイで、でも、最後ずーん、みたいな。 年を重ねてから、また改めて読みたいなあ。 出直してきます。 がんばれ、私。

Posted byブクログ

2011/07/27

三島由紀夫の書いたSF。 自らを宇宙出身と考える一家のお話。 でも内容は三島っぽい。その辺のズレが面白いと言えば面白いが、どうしても無理があるというか滑稽に感じてしまって余り感じ入ることは出来ず。

Posted byブクログ

2009/10/04

3月29日  三島君は円盤にやたら興味を示したらしい。チエはまだ見たこともないけれど、宇宙人はいると思う

Posted byブクログ