野菊の墓 の商品レビュー
いじましいいじらしい、恋のお話。 どっちかがもう少ーしほんの少ーしだけでも積極的だったら結末は変わってたのかもね。
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大学の講義のために読んだ作品です。 この作品は一気に読んで、涙が止まらなかったのを覚えています。 胸がいっぱいになりました。 何日かこの作品が頭から離れませんでした。 時代のせいであり、誰も悪くなかった。 それでも、一途に焦がれる想いと思いやる想いが存在していて、それがとてもせ...
大学の講義のために読んだ作品です。 この作品は一気に読んで、涙が止まらなかったのを覚えています。 胸がいっぱいになりました。 何日かこの作品が頭から離れませんでした。 時代のせいであり、誰も悪くなかった。 それでも、一途に焦がれる想いと思いやる想いが存在していて、それがとてもせつなかったです。
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以前一度読んだことがあったんだけどもう一度手にとってみた。 「野菊」、ふいにグッときてしまった。 前に読んだ時はそんなことなかったのにな、こういうことってある。この違いってなんだろう? 前回から今までの数年の間に、私の何がかわったんだろう? なんだか本の感想ではないけれど、そんな...
以前一度読んだことがあったんだけどもう一度手にとってみた。 「野菊」、ふいにグッときてしまった。 前に読んだ時はそんなことなかったのにな、こういうことってある。この違いってなんだろう? 前回から今までの数年の間に、私の何がかわったんだろう? なんだか本の感想ではないけれど、そんなことを発見した一冊。
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それは「追憶」。 人の別れやその時の物悲しさが巧く描かれているが、悲しみを引きずらない様な工夫もされている。 過去を振り返った形で描かれる感情表現の仕方は読み手にも(作中の登場人物の)感情の細やかなところが少しずつ伝わってくる。
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やるせないお話でした。 古いお話は、やはり聞き・読み慣れない言葉使いのため、ちょっと世界に入り込みにくかったです。
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子供の頃に読んで、 純粋な切ない恋心に涙しました。 許されぬ恋は切なすぎる。 気になって松田聖子さん主演の 映画も見たことがあった。 夏目漱石も絶賛した作品らしいです。
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家と世間体によって 一緒になることを許されなかった2人。 民の最期は大人しいながらも 彼女に今までないくらいの決意が 秘められていたと思う。
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時代に極められる人生に絶えなきゃいけない子どもの、せいいっぱいの恋愛というか。二人で山に行ったときのやりとりが好き。
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これを読んだきっかけは、大学の某教授が、「世界の中心で愛を叫ぶ」は「野菊の墓」の現代版、という主張を聞いたからです。 確かに、という感じはしました。ただ、何でも自由を叫ばれている現代よりも、昭和初期という、周りの壁のあるこの作品の方が、「純愛」という観点から見れば上でしょう。...
これを読んだきっかけは、大学の某教授が、「世界の中心で愛を叫ぶ」は「野菊の墓」の現代版、という主張を聞いたからです。 確かに、という感じはしました。ただ、何でも自由を叫ばれている現代よりも、昭和初期という、周りの壁のあるこの作品の方が、「純愛」という観点から見れば上でしょう。障害があるほど恋は燃える、といいます。読者を惹きつけるエンターテイメント的要素としても、「世間体」、「抑圧」という壁がこの物語りで厚い壁をつくり、読者の共感を呼ぶのではないでしょうか。「純愛」は、周りを悪にするほど引き立ちます。しかし、必ずしも悪ではない周りの大人たちを見ていると、切ない気持ちになってきます。
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話の筋は要は少年が恋に落ちて死に別れなのですが、その相手が死ぬ理由が嫌いな相手のところに無理やりとつがされた心労のためというのが時代を感じさせます。 何となくセカチューより好感が持てるのは私が現代人だからでしょうか。 あぁいい時代だったのだなぁと思いました。
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