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河童・或阿呆の一生 の商品レビュー

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131件のお客様レビュー

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芥川の創作小説の中で…

芥川の創作小説の中で一番すきなのが河童。不思議な世界観と、河童と人間を比べることで人間の本質が浮き彫りにされている一冊。それでいて読みやすく面白い。子どもから大人まで楽しめる。海外にも訳されている本であるから日本人なら絶対に読むべき!!

文庫OFF

教科書でも読んだ河童…

教科書でも読んだ河童は、芥川の入門書として最適。

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自伝的小説「或阿呆の…

自伝的小説「或阿呆の一生」は芥川ファンなら必読。

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病んでます。。とって…

病んでます。。とっても病んでますねぇ。わたしは大好きですよ、こういう芥川の部分。芥川の命日はこの作品にちなんで河童忌といわれています、読んでない方は今すぐ読むべき。

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河童はおもしろかった…

河童はおもしろかったけど芥川さんの自殺の原因のようなことも書かれていて怖かった。

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芥川晩年の作品集。諸…

芥川晩年の作品集。諸篇に込められた深い孤独と絶望は、現代に生きる私達にも共有されているのではないでしょうか。

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芥川作品の中でも読み…

芥川作品の中でも読みやすい作品でどんどんページを進められます。

文庫OFF

まったく理解不能な内…

まったく理解不能な内容です。とても疲れました。

文庫OFF

2024/05/10

「芥川最晩年の諸作は死を覚悟し、予感しつつ書かれた病的な精神の風景画であり、芸術的完成への欲求と人を戦慄させる鬼気が漲っている。出産、恋愛、芸術、宗教など、自らの最も痛切な問題を珍しく饒舌に語る「河童」、自己の生涯の事件と心情を印象的に綴る「或阿呆の一生」、人生の暗澹さを描いて憂...

「芥川最晩年の諸作は死を覚悟し、予感しつつ書かれた病的な精神の風景画であり、芸術的完成への欲求と人を戦慄させる鬼気が漲っている。出産、恋愛、芸術、宗教など、自らの最も痛切な問題を珍しく饒舌に語る「河童」、自己の生涯の事件と心情を印象的に綴る「或阿呆の一生」、人生の暗澹さを描いて憂鬱な気魄に満ちた「玄鶴山房」、激しい強迫観念と神経の戦慄に満ちた「歯車」など6編。」 大導寺信輔の半生 玄鶴山房 蜃気楼 河童 或阿呆の一生 歯車 注解 三好行雄 解説 吉田精一 「歴史ものなら『羅生門』『地獄変』『藪の中』 童話風なら『蜘蛛の糸』『杜子春』『魔術』 作文のお手本みたいな味わいの『蜜柑』『トロッコ』『沼地』 ウィットを感じるなら『煙草と悪魔』『首が落ちた話』『戯作三昧』『鼠小僧次郎吉』『尾生の信』 艶っぽいのは『お富の貞操』『葱』『好色』『世之助の話し』 上質のユーモア『糸女覚書』 古典的、男女関係の機微『秋』 ひと理屈こねたい『侏儒の言葉』『河童』『或阿呆の一生』 キリスト教に関心があるなら『西方の人』 雑記なら『澄江堂雑記』 芥川は、よくお勉強をして書いた作家であり、わかりやすい、型があって読みやすい本。「深みが足りない」「頭でこさえた小説で実人生の哀歓をとらえていない」などと評価されることもあるが、私は若い頃に芥川にめぐりあい、ほとんど全作品を読んでしまうほど楽しんだことをとても良かったと考えている。」 (『短篇小説を読もう』阿刀田高 岩波ジュニア新書 2005)

Posted byブクログ

2024/03/31

「大導寺信輔の半生」(だいどうじしんすけ) 大正十四 年一月 芥川の自書自伝ということ とても、とても興味深いです 本所、牛乳、貧困、学校、本、友だち、、 「玄鶴山房」(げんかくさんぼう) 昭和二年 一、二月 読み進めるうちにぞわぞわぞくぞく、、山房内の物理的には狭い空間での出...

「大導寺信輔の半生」(だいどうじしんすけ) 大正十四 年一月 芥川の自書自伝ということ とても、とても興味深いです 本所、牛乳、貧困、学校、本、友だち、、 「玄鶴山房」(げんかくさんぼう) 昭和二年 一、二月 読み進めるうちにぞわぞわぞくぞく、、山房内の物理的には狭い空間での出来事。しかし内部の人間の仄暗い思いがどこまでも這うように広がっていくかんじがする。 解説によると、これは“念には念を入れた、まったく用意周到な、細工のこまかい、小説である”と。 「蜃気楼」 昭和二年 三月 文庫解説より“芥川がもっとも自信をもった作品であり、(中略)全篇無気味な美しさから成立っている。” 「河童」 昭和二年 三月 kappa memo 医者 チャック 漁師 バッグ 最初に見かけた 硝子会社の社長 ゲエル 資本家 学生 ラップ 詩人 トック 超人倶楽部 哲学者 マッグ 超人倶楽部 作曲家 クラバック 超人倶楽部 裁判官 ペップ 政治家 ロッペ クオラックス党 新聞社社長 クイクイ プウ・フウ新聞 音楽家 ロック 元郵便配達員 グルック 万年筆を盗んだ 長老 これは何度読んでも傑作。大好き 「或阿呆の一生」 昭和二年 十月(死後発表) ほぼ遺書なんだろうけどもう死の淵にもう両足を突っ込んでいるであろう闇 「歯車」 昭和二年 十月(死後発表) 未読、、、また別の機会に読む

Posted byブクログ