白痴 の商品レビュー

坂口安吾【著】

2009/10/04

男一人称よりも、女一人称の話が好き。作者が男ということで主人公の裏に作者の影がちらちらしてるみたいに感じてしまったからか。家に米やら味噌やら釜やら入らせたくないってのは新鮮だった。女の人に幻想がくっついてる。なんだかんだ言って結局女に夢を見続ける超越的ロマンチシズムを感じた。

2009/10/04

荒い手つきで艶のある文章を書くなぁ、と思いました。
作者の書く「女」という生き物が、トラウマになるほど好きです。

2009/10/04

ひたすら人生をずるずる引きずっているようなのに、どうして綺麗かなあ。私は青鬼の褌を洗う女になりたいですよ。

2009/10/04

短編集．戦争の影が多く現れている．「青鬼の褌を洗う女」が一番好きだったかな．「母の上京」もよかった．[2006.10.26.]

2009/10/04

読んだ。本当に面白かった。
でも、読んであとはかなり疲れた。体力のいる作品だと思ったけど、また読み返したい。

2009/10/04

文章は乱暴な書き方だったりするんですけど、でもその世界は美しいんです。一気に読むのが勿体無くって、少しずつ少しずつ読んでました。映画の『白地』（手塚眞監督）も映像が綺麗でお勧めです。

2009/10/04

男女間の肉欲と愛情。肉欲無しの恋愛はあるのか・・。肉欲とは愛情の一つ？うーん、それを信じたいね。男女間でその比率の差はあると思うけど。考えさせられる本でした。

2009/10/04

これはダメだった。ダメ人間をダメ人間らしく書き尽くす腕には感服するけれど、底に見え隠れする男尊女卑に辟易。自分のダメさをさも認めているフリをして、でもオンナよりはマシだけどね、と優位性を一生懸命主張。悲しくなりました。

2009/10/04

堕落者のつぶやきであるが、やたら難解で読んでいて疲れる。戦争文学じゃないが、戦争のおかげでますます逃避感が強まっている。まあたまにはこういうのを読むのも良いのでは。おすすめはしないが。

2009/10/04

失礼を覚悟で書くけど、どうして自分が知的障害（自分の場合は児の方）に惹かれるのか解った気がする。この本を紹介してくれた人に感謝。きっと自分からは選ばなかっただろう本だから