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鹿男あをによし の商品レビュー

3.9

554件のお客様レビュー

  1. 5つ

    134

  2. 4つ

    235

  3. 3つ

    132

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    3

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2012/01/15

ドラマ放送時に見たけど、内容を忘れていたので、読んで場面を思い出しながらって感じだった。独特の世界観が何ともいえず不思議。後半になるにつれて止まらなくなった。

Posted byブクログ

2012/01/09

これも、ファンタジー小説の部類にはいるのかな。 半分過ぎるくらいまでは、鹿が喋ったりするノリについていけなくて「つまらんなぁ」と思いながら休み休み読んでました。でも、半分過ぎてから段々この世界観にはまっていって、後半は一気に読んでしまいました。読後はすごくほのぼのする、あったか...

これも、ファンタジー小説の部類にはいるのかな。 半分過ぎるくらいまでは、鹿が喋ったりするノリについていけなくて「つまらんなぁ」と思いながら休み休み読んでました。でも、半分過ぎてから段々この世界観にはまっていって、後半は一気に読んでしまいました。読後はすごくほのぼのする、あったかい話でした。 ただ、あえていえば、最後の終わり方が個人的には腑に落ちない。もうちょっと違う風にできなかったのかなぁと。でも、面白い話には変わりありません。 とりあえず、奈良に行ってみたくなる小説。 とりあえず、鹿にポッキーをあげたくなる小説。 とりあえず、マイシカに乗ってみたくなる小説。

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2012/01/05

■この作家さん、初です。ドラマ化されてたのは知ってたのでちょっと期待してよみました。テンポいいし、ドラマだとこれくらいの量でちょうどいいのかな?別のでも奈良出てきたからなんか奈良いきたくなってきた。歴史も懐かしく勉強したくなるね。ドラマちょっと見たくなったw

Posted byブクログ

2011/12/28

前作《鴨川ホルモー》も面白かったがこちらは鹿がしゃべるからではなく興味をそそられるネタが多かった。見果てぬ夢、幻の邪馬台国の女王、卑弥呼! 海獣葡萄鏡に三角縁神獣鏡! 舞台も青丹よし奈良の都とくれば楽しくないはずかない。春日大社に鹿島の神さまが鹿に乗って渡った春日大社の縁起に地震...

前作《鴨川ホルモー》も面白かったがこちらは鹿がしゃべるからではなく興味をそそられるネタが多かった。見果てぬ夢、幻の邪馬台国の女王、卑弥呼! 海獣葡萄鏡に三角縁神獣鏡! 舞台も青丹よし奈良の都とくれば楽しくないはずかない。春日大社に鹿島の神さまが鹿に乗って渡った春日大社の縁起に地震の元凶、大なまずの鎮めを絡め、そのお役目の引き継ぎを担うのがとある三つの女子高の剣道部の持ち回りって……。面白い。古代史がらみってだけでもほんとに楽しくなってしまう。あ、そういえば芭蕉が東大寺を訪れて“びいと鳴く尻声かなし夜の鹿”と詠んだ碑が奈良公園のどこかにあると書かれていたが読後、何度か探したものの見つけられずじまいになっていることを思い出した。奈良の観光マップ的にも読めてお得な作品。

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2012/07/01

下らない話のようで、妙に面白い。俺はいったい万城目学の作風が好きなのか、嫌いなのか今一つわからない。不思議な作家だ。奈良の鹿と京都の狐と大阪の鼠とある歴史上有名な人にまつわる話です。九州出身者としては納得いきませんな(笑

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2011/12/23

面白かった。60年に一度の神無月に"目"を次の場所へ遷す…そしてその"目"の力を借りて鹿、狐、鼠がなまずの動きを鎮める。そして使い番と運び番。この設定も面白くて良かった。そして所々自然と笑ってしまった。 でもけっこうあっさり終わったなーと...

面白かった。60年に一度の神無月に"目"を次の場所へ遷す…そしてその"目"の力を借りて鹿、狐、鼠がなまずの動きを鎮める。そして使い番と運び番。この設定も面白くて良かった。そして所々自然と笑ってしまった。 でもけっこうあっさり終わったなーという気がする。 この人の他の本も読んでみたいと思いました!

Posted byブクログ

2011/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルから訳のわからない感が漂っており、今度はどんな展開が待っているのかドキドキしながら読み始めた。 期待通り面白く読み応えがあった。関西圏域は著者のホームグラウンドなのか…「鴨川ホルモー」に続き描写が細やかである。 物語の展開、表現など実に気持ちよく、今年終盤においてのマキメ作品との出会いは、イチ読者として幸せに思う。

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2012/06/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろい! 序盤は、先生が研究室でも担任クラスでも扱いが不憫すぎてイライラジレジレしてなかなか読み勧められなかったけれど、剣道部顧問になったあたりから物語の中にぐいぐい引き込まれるようだった。 前半の種をまき布石を散らすための停滞感と、後半の怒涛の展開が作者らしい。もうちょっと前半もうきうきしていると楽しいんだけど。 えぇーっ!と目を剝くような壮大な設定でありながら、小さなスケールで主人公達が大慌ての大奮闘をするのが良い。思わずぷっと笑いがこみ上げるような挿話が流石。最後の芭蕉ネタにはなるほどの納得を感じました。 大きな流れだけでなく、物語の中の波も庶民的でとっても普通なのに、緊張感の中の唐突な平穏さだとか、コミカルな話だとか、そういえば確かにそれが普通だよね!と思わされるような挿話がスキ。 鹿が喋りだすところを思い浮かべるとどうしようもなく笑えた。いかにもありそうで、納得させられそうな設定を史実や実在する地名、物品、遺跡に絡めてくるところは感動する。 ドラマも是非見てみたい。特にしゃべる鹿を。 個人的にはいつも舞台が近畿圏で、実在の地名ばかりなのも親近感が沸いて嬉しいです。 ただ鹿と狐と鼠に頼みごとをした人物だとか、狐や鼠の使い番が誰だとか、堀田も恐らく使い番の類だとか、当然のような驚きのない展開が少し寂しい。あっと驚く展開でなく、物語進行の中での面白さがメインなのだろうが、もうちょっと予想外さがほしいと思った。

Posted byブクログ

2011/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鹿の使い番と運び番のキャストが なぜあの二人だったか分かる気がします。 ラストこんなドラマだっけか? もっとあっさり過ぎちゃったような。

Posted byブクログ

2011/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011.11.大学の研修室でトラブルがあり、教授の紹介で女子高に2学期だけ理科の教師として赴任することになる.初日に遅刻してきたのは堀田という生徒だった.奈良公園で雌鹿に運び屋に選ばれたと話しかけられる.サンカクがなかなか手に入らずとうとう鹿化が始まってしまう.剣道の試合に勝てばサンカクが手に入ると分かった時、剣道部に堀田が入部して来て、その堀田の活躍で優勝するも、そのサンカクは違うものだった.実は、教頭のリチャードが隠し持っていたのだ.鹿と狐と鼠が1,800年前から卑弥呼の依頼でなまずを押さえ大地震を防いでいた.その儀式にサンカクが必要だった.最後には、鹿化も治り大団円.なんだかんだくだらないような気もするが、古墳や昔からの言い伝えと絡められて面白い.

Posted byブクログ