ヴィヨンの妻 の商品レビュー
駄目夫を持つ女の苦悩…
駄目夫を持つ女の苦悩を描いた作品です。この妻が不憫で、ちょっぴりもの悲しいお話です。
文庫OFF
晩年の短編集。表題作…
晩年の短編集。表題作の「ヴィヨンの妻」を含め、ほとんどの作品が、家庭を顧みない夫、そして家庭の価値、幸福とは何かを、太宰なりの日々の生活を描くことによって問うているように思う。
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自分が買ったのは昭和54年の異なる短編集でした。 ヴィヨンの妻はじめ、第二次世界大戦前後の時代背景描写が良い。物資は薄いけど人が濃いというか、、 ヴィヨンは、ダメ男を守る健気な嫁の話だけど、最終的に女性の器の大きさを感じる素敵な話でした。 しかし、、この時代の男はろくなのい...
自分が買ったのは昭和54年の異なる短編集でした。 ヴィヨンの妻はじめ、第二次世界大戦前後の時代背景描写が良い。物資は薄いけど人が濃いというか、、 ヴィヨンは、ダメ男を守る健気な嫁の話だけど、最終的に女性の器の大きさを感じる素敵な話でした。 しかし、、この時代の男はろくなのいないな笑
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重い 重すぎる 面白いけどやっぱり暗いし、短編だから1作1作が重くて読み終わる頃には頭が痛くなる おすすめはできないかも
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初読、2026年2月。表題作が特に印象的だった。キリキリと切迫していながら「傑作意識」に変に囚われていない、初期とも中期とも違う読み心地で一気に読んだ。
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現代とはまるで違った価値観、経済状況での生活であり、今の自分の悩みや不安はどれだけ贅沢なものなのかを痛感した。これからのことはとりあえず生きて、生きながらゆっくり考えようと思う。
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家庭を中心とした話が多く収録されている短編集。親友交歓と家庭の幸福と桜桃が面白かった。 全て太宰の晩年作品なこともあり、作中の登場人物が事あるごとに死にたい死にたいって言っている。この気持ちは太宰の本心だったのか、虚構だったのか。 親友交歓では、修治がこれまで軽蔑していた状況...
家庭を中心とした話が多く収録されている短編集。親友交歓と家庭の幸福と桜桃が面白かった。 全て太宰の晩年作品なこともあり、作中の登場人物が事あるごとに死にたい死にたいって言っている。この気持ちは太宰の本心だったのか、虚構だったのか。 親友交歓では、修治がこれまで軽蔑していた状況に実際自分が立ってみると、自分もそうするにほかならず、考え方が180度変わるところが人間らしさが出ていてよかった。 家庭の幸福には、家庭の幸福は諸悪の本っていう言葉が登場していて、言わんとしていることが何となく分かってしまうから憎たらしい。 家庭の幸福に全力を尽くすのは一見キラキラで良いことに見えるけど、その中にも利己的な部分は必ず存在して、他人の利益や感情を蔑ろにしている側面もあるということを描いているような気がした。 家庭の幸福を誰よりも願いながら誰よりも腐った生活をしていた太宰から家庭の幸福は諸悪の本とか言われても、僻みにしか聞こえないが…。 家庭を幸せに出来ていない自分を何よりも嫌っていたのかもしれないけど。 桜桃は、子供より家庭より自分が一番大切だと思っちゃってる責任感皆無クズ男の話。 自分はあらゆる家事育児を放棄しているうえに仕事もろくにせず女と酒に溺れているくせに、全ての事を担っている奥さんのことを見下していて、辛いのはおまえだけじゃない!俺も辛い!子供の事は俺も考えてる!と奥さんに言ってしまう所が、ほんとうに無理だった。 太宰もこんなかんじだったのかなと想像してしまった。奥さんと向き合いたくないから他の女のところに行くのも無理。 とんでもない自己愛が垣間見えて、こんな親にはなりたくないと思いましたとさ。 (これもどこまでが事実でどこまでが虚構なのやら…) 短編集だと作品によって好みが違うから、総合評価をつけるのが難しい
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まじでどうしようもねえ〜って感じなのに一気に読んじゃった。晩年の短編が収められているからか、全体的に陰鬱とした暗いものが漂っているけれど、でもやっぱり面白いんだよなあ。なにがどうしてこんなにぐいぐい読ませられるのか、自分でもわからないけれど。はっきり言ってしまえばとても自己中心的...
まじでどうしようもねえ〜って感じなのに一気に読んじゃった。晩年の短編が収められているからか、全体的に陰鬱とした暗いものが漂っているけれど、でもやっぱり面白いんだよなあ。なにがどうしてこんなにぐいぐい読ませられるのか、自分でもわからないけれど。はっきり言ってしまえばとても自己中心的だし、別に感情移入するわけでもないのに…面白いとしか言えないのが悲しい。語彙力求む。 特に「おさん」すきだったかな。
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相変わらず陰鬱で独特の空気感があった。夫は妻に働かせたお金で酒を飲むどうしようもない男だが、妻はそれが幸せだと言う。何が幸せか本人にかわからない。 店の大将の、「お金は自分の手の中に握るまで、どうなるかわからないよ?」ってセリフが面白かった。 実際その通りだと思うし、含み益みたい...
相変わらず陰鬱で独特の空気感があった。夫は妻に働かせたお金で酒を飲むどうしようもない男だが、妻はそれが幸せだと言う。何が幸せか本人にかわからない。 店の大将の、「お金は自分の手の中に握るまで、どうなるかわからないよ?」ってセリフが面白かった。 実際その通りだと思うし、含み益みたいだなとも思った。
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昭和21年から23年にかけて発表された八編が収録。 「ヴィヨンの妻」は、太宰の妻からの目線で描かれています。苦労が滲み出ているものの、懸命に生きていると感じさせる小説です。しかし太宰は自分の都合の良いように解釈しているようですが‥。この小説の最後に、妻のセリフで「人非人でもいい...
昭和21年から23年にかけて発表された八編が収録。 「ヴィヨンの妻」は、太宰の妻からの目線で描かれています。苦労が滲み出ているものの、懸命に生きていると感じさせる小説です。しかし太宰は自分の都合の良いように解釈しているようですが‥。この小説の最後に、妻のセリフで「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きてさえすればいいのよ」は、何だか切なくなりました。 こちらとは対照的に、「おさん」では妻と太宰の本音がぶつかり合っているような小説が書かれています 社会に馴染めず、孤独な太宰治は聖書の引用と共に小説にしがみついて生きている‥そんな惹きつけられる力強い文章に魅力を感じます。
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